田中君の恋(?)煩い
田中君がなにやら悩んでいるようです※この会話ないし登場人物は全て架空のものです
- ちょっと悩みがあるんだけど、聞いてくれる?
田中
- 最近ちょっと俺おかしくてさ
田中
- 月1の頻度で会うやつなんだけど
田中
- 多分お前も知ってるやつだから大丈夫
田中
- まあ続けさせてくれ。それがさ、なんか最近やけに気難しいっつーか、心で理解しあえないっつーか......なんか壁感じるんだよな
田中
- 前からだったかもしれないけど、でもなんか最近顕著な気がして......
田中
- いやまあ、それだけならなんか気まずいなぁで済むんだよ。問題はこっからだ
田中
- なんかさ。そいつの顔見ると、落ち着かなくなるっつーか、胸が苦しくなるっつーか、なんかそう、変になるんだよ。いつもの自分じゃいられなくなるってかさ
田中
- 緊張?とはちょっと違うのかな。でもまあ月1で会うだけだし、誤作動かなって思ってたんだけど、どうやらそうでもないらしいんだよなこれが
田中
- そんで久々にそいつに会うと、嬉しいような悲しいような見たいような見たくないような俺にしてはものすごく複雑な心理状況になるしさあ
田中
- 月1って言ったけど、いきなり土壇場で会うわけじゃないんだ。そいつがご丁寧に日付まで書いてよこしてくるんだよ。だから、予定間近になって来るともう遊びに行っても頭がそいつのことばっかで、せっかくの遊園地が全く楽しくない。いやまあ動揺してんの俺だから、そいつ責めるわけじゃないけど
田中
- ねえやっぱ俺どうかしちゃったのかな
田中
- かれこれ1年間こんな状態なんだ。
田中
- ごめん今起きた
佐藤
- それはまごうことなき恋煩いだろ。早く告白して砕け散ってこいよ
佐藤
- ムリ。まずあっちの好感度0だから
田中
- そんなんわかんねえだろ?
佐藤
- つか俺も知ってるって言ってたけど、誰だよその女
佐藤
- え?
田中
- 模試だよ
田中
- え?
佐藤
- ごめん。力になれねえわ
佐藤
- 俺も煩ってた
佐藤