僕の友達が犯罪者と戦うそうです。
第2話自己紹介をしよう。
- みんなの話し声が
教室1面に広がっている中
先生が手を二回叩いて
注目させた。
ラキューロ先生
- はいはい皆さん!
お話はそこまでだぴ!
今日から皆と一緒に
学ぶことになった
桜宮(さくらみや)君だぴ!
皆仲良くするんだぴ!
それでは桜宮君!
一言どうぞだぴ!
ラキューロ先生
- あ。えっと...
瑠依
- 僕は緊張して
うまく話せなくなった時
しーちゃんが頑張れと
口パクで伝えてくれて
深呼吸をして自己紹介した。
瑠依
- 白野沢中から
転校してきました。
桜宮瑠依といいます。
宜しくお願いします。
瑠依
- えっとじゃあ。
桜宮君の席は
クi...ゲフンゲフン
藤華さんと城山さんの
間の席に座るぴ!
ラキューロ先生
- くい??
もしかしてクイーンの事かな。
それにしてもこの先生
ゆるキャラのストラップ
とかでありそうな体型だな。
まぁ、しーちゃんが
応援してくれたから
自己紹介できたんだ!
あとでお礼言わないと!
僕は席に座りカバンを
おろした。
ラキューロ先生
- ん。
藍
- 藍は、教科書を
僕に差し出した。
藍
- 無かったら勉強
出来ねぇーだろ。
貸してやる。
藍
- ありがとう。でも
藍はどうするの?
瑠依
- 俺は聞いてノートに移す。
いつもの事だ。
藍
- ノートを取り出して
真剣に黒板に書いてある
文字を書き写す。
藍
- あ。るいっち。るいっち。
瑞
- しーちゃんが僕に小声で
話しかけてきた。
瑞
- なに?しーちゃん。
瑠依
- 今日給食一緒に
ご飯食べようや。
じゃないとまたあいつら
みたいな連中に絡まれたら
困るやろ?やけん。どう?
瑞
- うん。ありがとう
瑠依
- こんなに気を使ってくれて
優しいのに何でみんなが
怖がるか本当に検討が
つかなかった。
瑠依
- (やっと終わった..
少しわからないところが
あったな...
あとできいてみよ。)
瑠依
- 失礼しまーす!
生徒会書記の
宇佐美 ルナです!
桜宮君いますか?
ルナ
- 元気よく扉を開け
僕の名前を呼んだのは
今朝頭を踏んでいった
うさ耳の桃色の髪色をした
あの女の子だった。
ルナ
- あ。僕です。
瑠依
- あ!
今朝の!
今朝は本当に
申し訳ございませんでした!
お礼も含め学校案内を
させていただきます!
ルナ
- ナビのような喋り方で
僕の腕を掴み学校を
案内してくれた。
ルナ
- ここが音楽室になります!
ルナ
- ルナが説明していると
~♪~♪~
音楽室から歌が聞こえた。
ルナ
- 誰が歌ってるのかな...?
瑠依
- 僕は好奇心で扉を少し
開け覗いて見た。
瑠依
- 神様どうかどうか
声を聞かせて
ほんのちょっと
でいいから...
藍
- 透き通るような声
なのにちょっと
寂しそうな感じ
僕はもっと間近で
聞きたいと思った。
瑠依
- 綺麗...
瑠依
- !
藍
- 僕のその一言で
藍がこちらを見た。
まずい...
怒られる...?
藍
- ...。
いつから聞いていた…?
藍
- あ。ごめん。
えっとその...
瑠依
- 綺麗って...
歌の歌詞が?
それとも...
あの桜か?
藍
- ん?
怒るというよりも
疑問に思ってらっしゃる?
藍
- あ。えっと。
歌詞もだけど...
藍の歌声も...!!!
瑠依
- そっか。
藍
- 藍が少し微笑んだ。
藍
- でもこの事を
他の奴に言うなよ?
藍
- と思ってたけどやっぱり
怒ってらっしゃる。
藍
- (やっぱり怒ってたー!)
瑠依
- う、うん!ごめんなさい!
瑠依
- チャイムの音が鳴り
給食の時間だと
ルナが教えてくれた。
あの後はしーちゃんと藍とで
一緒に給食を食べて
また授業を受けた。
同じ生活を送るのだろう。
明日も楽しみだな。
そう思い鼻歌にスキップ
なんて子供じみたことを
しながら僕は家に帰った。
瑠依