until dawn episode1 友情①
ホラーゲーム「アンティルドーン」の文字起こしです。ネタバレなど含みますので閲覧の際はご注意ください
- episode1 友情①
- (ラジオMC)ブラックウッドで起きた痛ましい事件から
- (ラジオMC)今日でちょうど一年が経ちました
- (ラジオMC)…アニークライン保安官にお越しいただいています
- (保安官)よろしくお願いします
- (ラジオMC)…行方不明とされているハンナとベス・ワシントンについて なにか進展はありましたか?
- (保安官)二人は一年前の猛吹雪の夜
- (保安官)ロッジを飛び出したまま行方がわからなくなっています。
- (ラジオMC)犯罪…
- (保安官)まだ否定はできません
- (保安官)容疑者としてある人物の操作を行なっていますが
- (保安官)未だ消息はつかめていません
- (保安官)彼とワシントン家は因縁が深いよう…
- (保安官)…先祖の聖地であるブラックウッドで進められ
- (保安官)ロッジの建設計画に反対していました。
- (ラジオMC)山にある療養所の廃墟についてはどうですか?
- (ラジオMC)そこに潜んでいるのでは?
- (保安官)部下が敷地内を捜査しまし…姉妹があそこまで辿り着けたとは…
- (ラジオMC)あの山では悲しい事件が起こりすぎている
- (保安官)想像以上にね
- (ラジオMC)今日はありがとうございま…
- (ラジオMC)ハンナとベス・ワシントンの…
- (ラジオMC)…経ちましたが
- (ラジオMC)ご家族のロバート、メリンダ、そしてジョッシュと共に
- (ラジオMC)いち早い解決を願っています
- やぁやぁ みんな元気か?ダメだやり直しだ
ジョッシュ
- よし、やろう
ジョッシュ
- やぁ みんな元気かい?
ジョッシュ
- みんなでまた集まることができてマジでうれしいよ
ジョッシュ
- まず 最初にみんなに言いたいのは
ジョッシュ
- 冬のバカンス・イン・ブラックウッドを
ジョッシュ
- 今年も開くことができて
ジョッシュ
- 俺の興奮度はマックスだってこと!
ジョッシュ
- イェーイ
ジョッシュ
- で…きっとみんなも…気になってるだろうから
ジョッシュ
- あえてこのことは先に…言っとくけど…
ジョッシュ
- その…俺のこと心配しているんだろうし…
ジョッシュ
- それに…去年のことで
ジョッシュ
- あそこに戻るのをためらう気持ちも…
ジョッシュ
- 十分分かってるさ…
ジョッシュ
- でも…分かってほしいんだ…
ジョッシュ
- その…つまり…
ジョッシュ
- あそこに行くことが大事ってことをね
ジョッシュ
- それに…ハンナもベスも俺達がまだ仲間でいて
ジョッシュ
- 二人のこと忘れていないのを…喜ぶと思うし…
ジョッシュ
- 俺はみんなとただ楽しい休暇を過ごしたいと思っているし
ジョッシュ
- それに…一生忘れない思い出を分かち合いたいんだ
ジョッシュ
- その…妹たちのためにも
ジョッシュ
- それに…ほら…オッケー…
ジョッシュ
- じゃあみんなで思う存分ハメはずして
ジョッシュ
- それで…一生忘れない旅にしちゃおうぜ!いいな?
ジョッシュ
- よぉし!
ジョッシュ
- ブラックウッドパインズ
- 夜明けまで10時間
- <画像>
- ねぇ!
サム
- 誰かいるの?
サム
- ケーブルカー駅への道 21:02
- もう何なの?
サム
- <画像>
サム
- まったく
サム
- サムは安全重視で壁を登った
- リスが横切った
- わぁー!おいでおチビさん!
サム
- お腹すいた?
サム
- かわいい
サム
- いいじゃん
サム
- <画像>
サム
- クリス?
サム
- <画像>
サム
- ああ これなんなの
サム
- どこに行ったのかな
サム
- バッグの中じゃないよね?
サム
- さてと…中見ちゃおうかな
サム
- サムはリュックを閉じた
- 人の持ち物あさったりしちゃいけないよね…
サム
- クリス?
サム
- サム!やぁ 元気?
クリス
- <画像>
- あっ!そうだ!
クリス
- そういえばすごいもの見つけたんだ
クリス
- 何?
サム
- それは秘密 見てのお楽しみ
クリス
- 来なよ こっちだ
クリス
- ど どこ?
サム
- こっちこっち 驚くなかれ
クリス
- ジャジャーン!
クリス
- どう?すごい?
クリス
- すっごく
サム
- なんだよ!かっこいいって思わない?
クリス
- えーっと「かっこいい」だなんて思えないんだけど
サム
- なんでそもそもここに?
サム
- 何が?
クリス
- なんで射撃場がスキー場のふもとにあるわけ?
サム
- あー…君ジョッシュの親父さんに会ったことない?
クリス
- あるけど?
サム
- 自称凄腕ハンターさ 君もどう?
クリス
- ううん 譲るよ ハンターさん
サム
- ケーブルカー駅 21:11
- よし いくぞ
クリス
- すごい いい腕してる
サム
- 今の最高!マジカッコいい
クリス
- 今のは初心者のまぐれってやつなんじゃないの?
サム
- いや そうじゃないんだな
クリス
- まあ あの大きさと距離だったら
サム
- 誰だって当てられるんじゃないの
サム
- ナイスショット
サム
- ほらみろ 命中だ
クリス
- ねえ ハンターさん 来たよ
サム
- 待ってよ いいとこなのに
クリス
- ほらクリス ケーブルカー
サム
- まさか…
クリス
- 一年経ってからまたここに戻ってくるなんてね
クリス
- うん…ここに着いた瞬間全部…
サム
- おかしいなぁ ドアに鍵が
サム
- あぁ それは人が入らないように
クリス
- ジョッシュがそうしろって
クリス
- ジョッシュが?人って誰?
サム
- わ わからないけど
クリス
- 前に駅で寝てた人がいたって言ってた
クリス
- 気持ち悪…
サム
- どうぞ
クリス
- 優しいんだね
サム
- ここに家を建てるなんて馬鹿げてる
クリス
- どんな金持ちでもね
クリス
- <画像>
クリス
- 金持ち?山買っただけじゃん
サム
- あー もう着いてるって思ったんだけどなぁ
サム
- 待つしかないね
クリス
- 射撃場で暇を潰したくなる気持ちがなんかわかってきた
サム
- あとどれくらいだと思う?
サム
- 大きな山だからね
クリス
- うん
サム
- 昼間は景色も最高だけど夜はまるで…
サム
- 眠れる巨人みたい
サム
- 本にするの?
クリス
- えっ?
サム
- 君の詩だよ
クリス
- 「ブラックウッド山の眠れる巨人」
クリス
- うるさいなぁ
サム
- やっと来た 乗ろ?
サム
- ここでひと眠りでもするつもりだったけど
クリス
- まぁいいか
クリス
- ダンスパーティを思い出すね
クリス
- 出発!
サム
- よし 冒険だ
クリス
- あぁ 来てよかったのかな
サム
- えっ?
クリス
- ほらみんなで…命日に集まること
サム
- でもまあジョッシュはすごく…
サム
- 喜んでるみたいだけど
サム
- あぁ まあ…確かにね
クリス
- あんなに嬉しそうなジョッシュはほんとに久しぶりだよ
クリス
- そう よかった!
サム
- 彼って読めないから…心配だったんだ
サム
- まあ僕は いいアイディアだと思う
クリス
- みんなもそう思ってくれてるといいけど
サム
- みんな来たじゃん
クリス
- あーだよね!よかった
サム
- そうだ…もう 事件のこと話すのやめて楽しもう
クリス
- そうだね そうしよう
サム
- 僕とジョッシュの出会いは?
クリス
- はぁ?
サム
- よし 三年の時
クリス
- ジョッシュの席は後ろの方 僕は前
クリス
- お互い存在も知らなかった
クリス
- でもジョッシュの隣のやつが前の女子のスポーツブラのゴムを引っ張ったから
クリス
- そいつが席を移動させたんだ 僕の席にね
クリス
- あそ で?
サム
- 僕は後ろに移動した!
クリス
- ジョッシュの隣に!衝撃的だろ?
クリス
- 友情が芽生え 今に至る
クリス
- ほんと衝撃的
サム
- あの時もし ジーニー・シモンズに三年早く思春期が来てなくて
クリス
- あの日スポーツブラが丸見えのシャツを着ていなかったら…
クリス
- どうなってたか
クリス
- 君は一人でこのケーブルカーに乗ってたかも
クリス
- そして 違う人と喋ってたかもしれないってわけ
クリス
- どう?バタフライエフェクト
クリス