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ひとり劇場

ウコン

第六天波旬
そうだ、分かっておるだろう。これが我だ。 波旬に特殊な能力など必要ない。 
時を止める?修羅を率いる?万象、宇宙の星を操り、永劫の回帰を繰り返す? 
なんだそれは?なんなのだ?なぜそんなに小賢しい。弱いから、つまらぬから、物珍しげな設定をひねり出して、頭が良いとでも思わせたいのか?せせこましい、狡すからい。 
理屈臭く概念概念、意味や現象がどうだのと、呆れて我は物も言えぬわ。 
それで貴様ら、卵を立てたような気にでもなっておるのか。 
能力の相性?馬鹿臭い。力を使う際の危険要素?阿呆か貴様ら。 
そんなものに囚われるから、超深奥に――座に届かない。 
質量の桁が違えば相性などに意味はなく、使用に危険を伴う力なぞは単なる使えぬ欠陥品だ。 
少し考えれば稚児であろうと分かることを、己の矮小さを正当化するためにみっともなく誤魔化しておる。
やりよう次第で、弱者であっても強者を斃せるとでも言うように。 
そのほうが、さも高尚な戦であるかのように演出して悦に入る。 
嘆かわしい。くだらない。なんと女々しい。男の王道とは程遠い。 
絶望が足りぬ。怒りが足りぬ。強さにかける想いが純粋に雑魚なのよ。 
貴様らのごとき、小理屈をこねる輩が横溢するようになって以来、圧倒的というものがとんと見当たらなくなってしまった。 
ゆえに波旬が生まれ、太極を握った。徹頭徹尾最強無敵。誰であろうと滅尽滅相――力、ただ力! 
この不愉快な塵めらを跡形残らず消し飛ばす力が欲しい。 
波旬の宇宙は波旬だけのものであろうがよ! 
ゆえに特殊な理など何も要らん。必要ないのだ。白けるわ! 
これをつまらんと思うなら、それはそやつがつまらんのだ。 
能無しどもが、熊を素手で撲殺する程度の膂力もない分際で、際物めいた一芸さえあれば山をも崩せると迷妄に耽りおる。 
救い難い無知蒙昧。恥を知らぬ滓の群れども。要らぬ要らぬ、実に目障り!汚らわしいのだ我に触れるな。 
なあ、分かるだろう。畸形嚢腫よ
真田広之
全然。
膳!膳!
今ならついてる和イスキー膳。

 

投稿日時:2017-06-27 20:30
投稿者:超重武者ジカタ-B
閲覧数:5

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