すばらしきわが希望part2.mp1
これはダンガンロンパの二次創作であり、例のアレとは全く以て一ミリも関係がないのは確定的に明らか。いいね?
- ゲーム「スーパーダンガンロンパ2」やアニメ「ダンガンロンパ3」で活躍した超高校級の狛枝凪斗さん
ナレーター?
- その狂気的なキャラクターが受け、いまや人気は鰻登り
ナレーター?
- その彼も希望を信じる一人としてスケジュールの合間を縫って会合に駆けつけます
ナレーター?
- ………
ナレーター?
- ねぇ日向くん、なにこの原稿?
ナレーター?
- あー大丈夫、大丈夫だから。ほら、VTRあるんだし静かに
日向創
- いや、でもこの会合って私たちの時に無かった…と思
ナレーター?
- -VTR-
ナレーター?
- 僕は超高校級の希望を見つけて、もう8年ぐらいになると思うんだけど…その時は結構な田舎に住んでてね…
狛枝凪斗
- それで中学を卒業して、そこで希望ヶ峰学園のことを知ったんだ。
狛枝凪斗
- あのときはものすごく衝撃を受けてねぇ…「ここしかない!」って思ったんだ。
狛枝凪斗
- 当然親はいい顔はしてなかったね。それでも反対の中上京したんだ。
狛枝凪斗
- 僕も自分の幸運には自信があったから、「やったれムンムン、かましたらぁー!」って感じで入学したんだけど…
狛枝凪斗
- けど現実はそんなもんじゃなかったね…
狛枝凪斗
- 自分の思うように行動できないんだよ。緊張しちゃって。
狛枝凪斗
- もう毎日毎日、行けば行くほど僕は絶望していったんだ…
狛枝凪斗
- そうやって暗い方向暗い方向に進んでいって、一人でグチグチグチグチやってたね…
狛枝凪斗
- え?いまもそんなに変わらない?当たり前じゃないか!僕みたいなゴミクズが完全に変われる、そんな都合のいいことは世の中ないよ。
狛枝凪斗
- それでも、あのときの僕はゴミクズ以下、道端のチリにも失礼な位だったよ。
狛枝凪斗
- それでどうしようか悩んでた時に、一つ上の先輩の葉隠康比呂くんが…
狛枝凪斗
- -回想-
狛枝凪斗
- インドに行ってくるべ!スピリチュアルツアーだべ!
葉隠康比呂
- は?
狛枝凪斗
- -回想終わり-
狛枝凪斗
- って言っていたのを思い出したんだ。
狛枝凪斗
- あのときは相当気が滅入っていたんだろうね。あろうことかあの葉隠くんに連絡を取ってしまったんだよ。
狛枝凪斗
- でも彼、面白い人だったけど、そこまで積極的な人じゃなかったんだ。それが…
狛枝凪斗
- -回想-
狛枝凪斗
- もしもし、葉隠くん、元気?
狛枝凪斗
- 『もしもし!?もしもし!?おお狛枝っちか、久しぶりだなぁ!』
葉隠康比呂
- どうしたの葉隠くん?なんか前よりとても元気がいいけど…
狛枝凪斗
- 『いいところに気付いたな!実はな…』
葉隠康比呂
- うん
狛枝凪斗
- 『俺なぁ!!』
葉隠康比呂
- うん
狛枝凪斗
- 『信 心 し た ん だ !』
葉隠康比呂
- そう、切るね
狛枝凪斗
- -回想終わり-
狛枝凪斗
- うん、一ミリも驚かなかったね。いつものことだし
狛枝凪斗
- でもちょっとは悪いことしたと今では思うよ。もっと受話器持ちながら「イ"エエエエエエ」とでも叫んでおけば良かったかな…
狛枝凪斗
- まあそんなことはどうでもいいんだ、重要なことじゃない。
狛枝凪斗
- あの後葉隠くんの方からすぐかけ直して来てくれて…
狛枝凪斗
- -回想-
狛枝凪斗
- 『わ、悪い!信心したは語弊があったべ!』
葉隠康比呂
- むしろ語弊しかなかったけどね…で、本当は何が言いたかったの?
狛枝凪斗
- 『ああ…「超高校級の希望」に出会ったんだ!』
葉隠康比呂
- !?それは本当かい!?
狛枝凪斗
- -回想終わり-
狛枝凪斗
- さすがの僕も驚いたね!だって超高校級の希望といえば、僕がいままで探し続けてきたものだったから!
狛枝凪斗
- しかもそれが苗木誠くんだっていうんだから、もうダブル☆オドロキだったね。
狛枝凪斗
- 苗木誠くんといえば、あのっ!?て感じだったから…
狛枝凪斗
- その時に彼が言ってたんだ。『この希望は、自分が自分らしく前に進む為のものだ』ってね。
狛枝凪斗
- その言葉にまたもグサッ☆て来たね。すごく自分にとって衝撃的な言葉だったから。
狛枝凪斗
- まあそのあとも電話で詳しく聞いてたんだけど…
狛枝凪斗
- -回想-
狛枝凪斗
- 詳しく教えてほしいな。どういうことなんだい?
狛枝凪斗
- 希望っていうのはな、願いとして絶対全てが叶っていく!
葉隠康比呂
- それで狛枝っちが思ってるぐらい、いや、思ってるように超高校級の才能を、可能性を輝かしていく…
葉隠康比呂
- そんな考え方なんだべ!
葉隠康比呂
- へぇー…希望ってそうなのー?
狛枝凪斗
- そうなんだべ!良かったら、苗木っちと話をしてみないか?
葉隠康比呂
- -回想終わり-
狛枝凪斗
- そんな葉隠くんの誘いもあって、苗木くんたちの所にいってみたんだ。
狛枝凪斗
- そのときも、とっても希望に満ちてたねぇ…
狛枝凪斗
- -回想-
狛枝凪斗
- よく来たわね、いらっしゃい狛枝くん。
霧切響子
- いらっしゃい!歓迎しますよ!
舞園さやか
- (超高校級の才能ばかり、素晴らしいねぇ…)
狛枝凪斗
- みんな集まってくれたみたいだね!それじゃあ今回する話は…
苗木誠
- -省略-
苗木誠
- っていう感じなんだけど…
苗木誠
- …非常にためになったわ。ありがとう、苗木くん。
霧切響子
- 狛枝くん、どうでしたか?
舞園さやか
- ………
狛枝凪斗
- ?
舞園さやか
- 希望を信じたら、絶対に幸せになれますかー!(迫真)
狛枝凪斗
- !!
舞園さやか
- ……狛枝くん、みんなで頑張ればなれるよ!希望は前に進むんだ!
苗木誠
- -回想終わり-
狛枝凪斗
- そう、彼はそう言ってくれたんだ!!
狛枝凪斗
- こんな幸運にしか取り柄のない最低で最悪で劣悪でゴミクズのような僕にでも、幸せになれるって!!
狛枝凪斗
- 彼となら希望を見られる、そう確信して僕は彼を、超高校級の希望を信じることにしたんだ…
狛枝凪斗
- 続く
狛枝凪斗
- 続くってそうなのー?