『四神様達の地球生活』第2章・救済手段とは
前回のあらすじ！突然朱雀さんが幼体化しその調査に入る青龍さんでしたがトラブルにより、苦戦していた所を玄武に助けられなんとか目的の場所に辿り着くことが成功。前回のあらすじはこんな物ですね！では第2章！開幕です！
- 第2章…開幕
- ふぅ……着いたのは良いけど…やはりオカルトじみてるな…なぁにがいいんだか…幽霊なんかいい事何一つねぇのに……
蒼真青龍
- ふと青龍が見上げるとそこには怪奇現象調査部と書かれたボロい看板が
- あらあら…新しいお客さん？
魔女
- いかにも魔女っぽい見た目の少女が店から現れる
- …………一応確認を取るがお前の名は？
蒼真青龍
- 見ての通り魔女ですね！
魔女
- 名を聞いているんだが…
蒼真青龍
- 魔女と呼んで下さい！えげつない魔力のお兄さん！
魔女
- ……まぁ流石にそれ位は分かるか…相談したい事があるんだが良いかな？
蒼真青龍
- ……っ!!大歓迎です！！久しぶりのお客様！どうぞどうぞ！中へご案内致します!!
魔女
- 魔女を名乗る彼女は嬉しそうに目を輝かせ青龍を迎え入れる
- ………外はボロいのに中は綺麗だな…
蒼真青龍
- 執務室に入ると外観とは裏腹に綺麗に整理された部屋になっており
- えへへー♪私綺麗好きだからねっ♪
魔女
- 変わった奴も居るもんだな……さて、早速だが本題に入らせてもらおう
蒼真青龍
- はいっ!!わ…私に出来ることなら…!!
魔女
- ………同じ神である朱雀が幼体化したから戻す方法を調べて欲しい
蒼真青龍
- ……………え？
魔女
- あのー…朱雀ってあの朱雀ですか…？神獣の…？
魔女
- その通り。その朱雀が幼体化したから何とかして治す為に手伝って欲しい訳だ
蒼真青龍
- ……因みに貴方様のー…お名前はー……(震え声)
魔女
- ん？あー…青龍だ。よろしく
蒼真青龍
- 青龍と言いますと…あの有名な中庸の…
魔女
- そうだな
蒼真青龍
- 神獣の…
魔女
- みたいだな
蒼真青龍
- かの有名かつ知る人ぞ知るあの四神の１匹の…
魔女
- そうなるな
蒼真青龍
- …………
魔女
- …………
蒼真青龍
- 食ったりしません………？
魔女
- しないから早く対処法をだな
蒼真青龍
- その…誠に恐縮ながら…神様が幼体化するのが前例が無いので薬を作るのはー…
魔女
- 不可能か？
蒼真青龍
- …はいっ……すみません…
魔女
- ……そうか。ならば仕方ないな…
蒼真青龍
- 食ったりしませんよね!?
魔女
- だから食わんて…
蒼真青龍
- 対処法が無いのなら仕方ないしな。お前の方でも何とかして見つけてくれ。報酬は弾もう
蒼真青龍
- 本当ですか！？いやあの…神様から受け取るのは何か裏がありそうで…
魔女
- ……過去に何があったか知らんがそこまでじゃないぞ俺…
蒼真青龍
- 少なくとも俺は信頼に値するから信じてくれて構わないぞ？
蒼真青龍
- ふむ……な…ならこの私頑張ってみますね！
魔女
- あぁ。助かる(なんか最初とイメージ違う感じがするけどこっちが本心っぽいしキャラ作りと言ったところか…さて…魔女が知らないとなると後はどうしたものかな…)
蒼真青龍
- 超絶ウルトラ可愛い子発見だぁぁぁぁぁぁぁ!!
緑麗玄武
- 何処からか飛んでくるように窓ガラスをぶち破りダイナミックに侵入
- !?!?////
魔女
- ………(呆れ顔)
蒼真青龍
- ねぇ君どこ住み!?LINEやってる!?年齢は!?好きな食べ物は!?そもそも名前は!?あーもう！可愛すぎマジパネェ!!もう結婚しよう!!(迫真)
緑麗玄武
- あぅ…////えっと…その…わ…私は…//
魔女
- ……(こいつのナンパで照れる奴初めて見た…)
蒼真青龍
- なぁ！どうかな！悪い様にはしないぜ!?優しくするし！俺自身セーブ効かなくなったら知らねぇけどな！
緑麗玄武
- ……(そして唐突に◯ぶち込むセンスの欠片もない手法も変わらずか)
蒼真青龍
- なっ…!?私は経験者ですぅ!!//
魔女
- ヤベェよ！１番脈アリじゃね!?
緑麗玄武
- ……(チョロいだけだと思ったの不思議で堪らんわ)
蒼真青龍
- とにかく今はだめですっ！お客様の依頼を成功させてからごゆっくりお話をですね…//
魔女
- あぁ…良いのか…こいつ見境無いぞ
蒼真青龍
- はァ!?なんでお前がいんだよ!?
緑麗玄武
- 居ちゃ悪かったか？
蒼真青龍
- いや！特に無いな！それじゃあ続けてくれ！俺…待てる人間だから…いい答え待ってるぜ☆
緑麗玄武
- はぅぅぅ…///またのお越しをお待ちしております…//
魔女
- はーっはっはっはっはぁ！！オラオラオラァァァ!!今日こそ最強になれるぞｰ!!!
緑麗玄武
- そう言って彼は破った窓ガラスから飛び降り全力疾走で何処かへ走っていき
- ……聞きたいことがあるんだが何故アイツなんかに照れる？
蒼真青龍
- 実は……
魔女
- ……
蒼真青龍
- 私押しに弱くて…汗
魔女
- ……あっ…あー…そういう事…
蒼真青龍
- はい…あっ！勿論仕事には差し支えない程度にしか思ってないので悪しからず！悪い人では無いですけど、好きかと聞かれると首を軽く傾げられますね！恐らく大金を積まれても首を縦には振れない程度には！
魔女
- すっげぇ嫌ってるじゃん…少し可哀想だが面白そうだし黙ってやろう。そうしよう
蒼真青龍
- ありがとうございますっ！あっ朱雀さんの事私なりに全力でフォローに入るのでよろしくです！
魔女
- そうしてくれると助かる
蒼真青龍
- それじゃあこれにて失礼するぞ。定期的に来るからその都度情報提供してくれるとありがたい。
蒼真青龍
- はいっ！
魔女
- その頃朱雀達
- しかし困ったな…小さいとやる事が無さすぎる…
焔朱雀
- これで私の事分かってくれるとありがたい……
白月白虎
- そうだな…白の事少し理解出来て私は良かったよ。これはこれでありがたいからな。
焔朱雀
- うん…分かってくれて私も嬉しい……
白月白虎
- ……でもその見た目のままだと兄ぃと付き合う時歳の差に見えるねー…
白月白虎
- んなっ!?//なっ…ななな何を言ってるんだ!?//
焔朱雀
- だってそんな感じするんだもん………
白月白虎
- うぅ…ー…//
焔朱雀
- 照れた朱雀は可愛い子……照れない私は可愛くない子………
白月白虎
- そっそんな事は無いぞ!?//私も白みたいにもっと小さくて…肌も綺麗だったらアイツに…………
焔朱雀
- 呼んだか？
蒼真青龍
- ひゃぁぁぁぁぁぁ!?////
焔朱雀
- そんなに荒ぶる必要無いだろ……へこむぞ…
蒼真青龍
- いやあのっ…ビックリして…//すまない…//
焔朱雀
- 兄ぃおかえりっ……どう？朱雀…戻りそう？
白月白虎
- 現段階では何ともいいがたいな。
蒼真青龍
- そうか……
焔朱雀
- だが
蒼真青龍
- ……？
焔朱雀
- こうなった以上は何かしら戻す方法があるはずだ。それは間違いない。何があっても事柄には必ずしもきっかけがあるものだ。今回の件もしかりだ、突然幼体化したのは何かしらのきっかけがあってこそだ。そうでなきゃおかしい話だ。故に俺は戻すまで諦めるつもりは無いぞ
蒼真青龍
- そっ…そこまでしてくれるのか…
焔朱雀
- 当然だ。家族が悩んでるのに黙っていられるかっての
蒼真青龍
- 流石兄ぃカッコいい……
白月白虎
- そんな事は無いぞ？当然の事だからな。あっこれバニラスムージー。ちゃんと買ってきたぞ
蒼真青龍
- ほんとっ…♪ありがとう…♪えへへっ♪このドロッとした感じが変な感じで好き…♪
白月白虎
- 変わってるな…まぁ嬉しそうなのを見てる分には構わないからいいけどな。朱雀やい。ブート・ジョロキア。仕入れてきたぞ
蒼真青龍
- おっ、ありがとう。助かる
焔朱雀
- んでそんなクソ辛いの何に使うんだ？
蒼真青龍
- ………今日の夜ご飯？
焔朱雀
- 俺今日はコンビニでいいわ……
蒼真青龍
- 私もブラックサンダーでいいかなーって…玄武に食わせれば喜ぶよ…？
白月白虎
- そうか？残念だなぁ…まぁ私1人じゃ食いきれないしアイツに食わせるのが一番だなぁ
焔朱雀
- その頃玄武
- ( ﾟдﾟ)ﾊｯ!一瞬家族が俺を見捨てた気がしたけど気のせいか！気のせいだな！嫌な予感しかしないけど腹減ったし帰るか！
緑麗玄武
- 帰還後死にかける程ブート・ジョロキア料理を食わされたのは言うまでもなし
- 第2章……完