『エブリデイ!』第6話
黒野達が入学してから3週間が経ち、黒野達にも友達が出来始めたその頃、誰とにも仲良くしようとしない女子が1人。相川と桜野はその女子と仲良くなろうと突撃するが...。果たして相川と桜野は殻に閉じこもってしまった少女と友達になることは出来るのか!?(頑張れ相川と桜野(´^p^`)
- (黒野達が高校生になってから早3週間が経った)
- (3週間も経てば、クラスの緊迫した空気は解け、いつメンというものが出来始める)
- (ここで友達を作れなかった人はぼっちになるのが悲しい現実、でもそれを自分から作ろうとする人もいる、それは誰か...)
- 明日香くーん!
一緒にお昼ご飯たべようぜー!
橘 叶夢
- おぉーう
いいよー
黒野 明日香
- お腹すいたー
アスカ弁当ー
相川 菜穂
- はいはい
ほらよ
黒野 明日香
- やったー!
相川 菜穂
- 菜穂さん黒野さんに弁当作ってもらってるんですか?
桜野 椿
- そだよー!
アスカの手作り弁当美味しぃんだから!
相川 菜穂
- (な...なんですって...く...くく黒野さんの...て...てて手作り弁当!?)
新堂 愛莉
- ((((ガタッ
新堂 愛莉
- ハムッ...うまぁ...って委員長どしたの?
相川 菜穂
- 新堂が菜穂の席の前に立つ
- ...しさない...
新堂 愛莉
- ...へ?
相川 菜穂
- よこしなさい…!!!
新堂 愛莉
- ど...どしたの委員長!?
相川 菜穂
- 黒野さんの手作り弁当ですって...まさか相川さん毎日作ってもらってるんじゃないわよね!?
新堂 愛莉
- んぁ?
そだよ?
相川 菜穂
- はぁぁぁぁい!?
くろ...黒野さんの...手作り弁当を...毎日...なんて羨ましい!!
新堂 愛莉
- えぇ...(困惑
相川 菜穂
- (委員長と菜穂何話してるんだろ?ハムッ...)
黒野 明日香
- (気の毒に菜穂さん)
桜野 椿
- なら、アスカに言って委員長のも作ってもらえるようにしようか?
相川 菜穂
- ちょ...ちょっとまって...
それはそれで...恥ずかしいっていうかなんと言いますか...
新堂 愛莉
- えぇぇぇ...(困惑
相川 菜穂
- (意外とめんどくさい人だな委員長)
桜野 椿
- ....うぅ
新堂 愛莉
- じゃあ、一緒に食べる?
美味しいよ?
相川 菜穂
- いいの?
新堂 愛莉
- うん!
相川 菜穂
- しょ、しょうがないわね!
そこまで言うなら食べれあげるわ!
新堂 愛莉
- (そこまで言ってないんだけどなぁ)
相川 菜穂
- じゃあはい!
あーん!
相川 菜穂
- ...ハムッ
新堂 愛莉
- 黒野の手作り弁当のご飯が新堂の口に入った瞬間、新堂の脳裏に電撃が走った!
- (こ...これはぁ...!!!)
新堂 愛莉
- 幸せ...。。。(lll __ __)バタッ
新堂 愛莉
- ギャーッッ!!
委員長がご飯食べて倒れたぁ!!
相川 菜穂
- だが、倒れた新堂の顔は幸せで満ちてたという
- あぁ!もううるせぇな!!!
橘 叶夢
- こっちは明日香くんと一緒にご飯食べてんだよ!
どっか行け!
橘 叶夢
- その発言は勘違いを生みますよ?
桜野 椿
- なんの勘違いだよ?
橘 叶夢
- (素で言ったのか...)
桜野 椿
- だから◯...
桜野 椿
- ((((ガタッ
朝比奈 凛
- ...へ?
桜野 椿
- ◯の波動を感じる...
朝比奈 凛
- は...波動?はい?
桜野 椿
- あ、すいません
その言語に敏感に反応してしまうたちでで
朝比奈 凛
- (どーいう意味だろ、まぁ考えたくもないが)
桜野 椿
- と、とにかく!
今2人っきりで食べてんだ!
邪魔するな!
橘 叶夢
- (いやいやもうこれ確信犯でしょ)
桜野 椿
- その発言最高ですわ!!!(* ̄ii ̄)
朝比奈 凛
- そうよね!
大好きな黒野さんと一緒に昼ごはんを食べてるのよね、あぁ...妄想が...(´^p^`)
朝比奈 凛
- (うわぁ...絶対この人あれだよ、腐なんとかだよ)
桜野 椿
- 何言ってるかよくわかんねぇけど伝わったんなら良し!
橘 叶夢
- (いやいや、お前さんもお前さんだよ)
桜野 椿
- (今日の卵焼き焼きすぎたなぁこれは←全く話聞いてない)
黒野 明日香
- やっぱり黒野さんが攻めで橘さんは受けね...いや、プレイの途中で攻守が逆転する可能性だって捨てきれないわ...あぁ...もぉ...(^q^)サイコウカヨ
朝比奈 凛
- (さっきから何ぼそぼそ言ってるんだこの人は)
桜野 椿
- ちょっと朝比奈さん!
私の黒野さんを汚さないでくれます!?
新堂 愛莉
- (おい今さらっと私のって言ったよこの人)
桜野 椿
- あら?
そんなことはしてないわよ?
朝比奈 凛
- なっ...白々しい!
新堂 愛莉
- ...ふむ、ちょっと耳を
朝比奈 凛
- え、いいけど
新堂 愛莉
- 朝比奈に耳をかす新堂
- 私が妄想してたのは...ゴニョゴニョ
朝比奈 凛
- みるみる顔が赤くなる新堂
- なっ...ななな...何言ってるのよこの◯!!!
新堂 愛莉
- そんなこと言って委員長、最後まで聞いてたじゃない
朝比奈 凛
- そ...それは..←めっちゃ妄想してた
新堂 愛莉
- あなたも...こっち側の人間なのよ(ΦωΦ)
朝比奈 凛
- ちっ...違っ!
新堂 愛莉
- ふふふ、口では否定してるけど…あなた顔ニヤけてますよ?
朝比奈 凛
- へっ!?
新堂 愛莉
- ほら、一緒に妄想しましょうよ...こっち側の人間に...ほらぁ
朝比奈 凛
- (見ては見てない世界を見たような気がする)
桜野 椿
- こ...来ないで...!
新堂 愛莉
- さぁ...さぁ...さぁ!!!!!
朝比奈 凛
- イヤァァァァァァッッッッ!!!
新堂 愛莉
- (......ご飯食べるか)
桜野 椿
- 委員長達何してるんだろ?
黒野 明日香
- 大人の階段を全力で登ってるんですよきっと、ハムッ。
桜野 椿
- どーいう意味?ハムッ
黒野 明日香
- すぐ答えを求めようとするなゆとり世代が、ハムッ。
桜野 椿
- いやお前もゆとり世代だろうが!ハムッ
黒野 明日香
- 黙れなのですよ、ハムッ。
桜野 椿
- 2人ともよく食べながら会話できるね笑
相川 菜穂
- うるさいチンパン、ハムッ。
桜野 椿
- どんな時でも私猿って言われてるような気がするんだけど!?
相川 菜穂
- 気のせいだぞ、ハムッ
黒野 明日香
- ...そっか
気のせいか!
相川 菜穂
- (やっぱり猿並みの知性だなウン)
桜野 椿
- (あ、それは誰か...)
- (いや完璧に忘れてましたよね?)
桜野 椿
- (絶対書いてるうちに前振り忘れててましたよね?)
桜野 椿
- (......←図星)
- (図星か)
桜野 椿
- (そ、それは誰か!!!)
- 櫻井さーん
一緒にお昼ご飯食べよー
女子生徒A
- え...
櫻井 葵
- あ、私も食べたいー
女子生徒B
- す...すいません...!
櫻井 葵
- 席を立ちその場から立ち去る櫻井
- あの子誰とも仲良くしようとしないよねー
女子生徒A
- ねー
ぼっちが好きなんじゃない?笑
女子生徒B
- ......
相川 菜穂
- ねぇ、つばちん
相川 菜穂
- 誰がつばちんだ。
なんか汚いからやめて下さい。
桜野 椿
- そ、そうかな?
いいと思うけどなぁつばちん
相川 菜穂
- 唾ちんみたいで嫌です。
桜野 椿
- それはばっちいね笑
相川 菜穂
- じゃあつばつば!
相川 菜穂
- 悪化してますよ( ˙-˙ )
桜野 椿
- あれ?
相川 菜穂
- はぁ、この脳みそ小学生が。
桜野 椿
- で、なんですか?
桜野 椿
- 今絶対すごいひどいこと言ったよね!?
相川 菜穂
- 言いましたっけ?
精神年齢3歳と言っただけですが。
桜野 椿
- もっと酷くなってるよ!!!
相川 菜穂
- ( ゚д゚)ハッ!
相川 菜穂
- じゃなくて、櫻井さん!
相川 菜穂
- 櫻井さんがどうかしたんですか?
桜野 椿
- いや、なんかいっつも1人で寂しくないのかなぁって
相川 菜穂
- それを一般的に大きなお世話と言うんですよお嬢さん。
桜野 椿
- で、でもさぁ...
周りからも結構言われてるし...
相川 菜穂
- ...ふむ。
なら突撃しに行きますか?
桜野 椿
- おっ!
いいね!
さっき教室出ていったから後追いかけよう!
相川 菜穂
- 行ってらっしゃいませ。
私はご飯を...
桜野 椿
- 桜野の後ろの襟を掴んでそのままドアまで歩く相川
- 行っくよー!!
相川 菜穂
- ギャーハナセーハナセー
桜野 椿
- 何してるんだ、あいつら?
黒野 明日香
- さぁ?
トイレじゃない?
橘 叶夢
- ま、いっか
黒野 明日香
- 場所は変わり女子トイレ中
- またやっちゃった...
櫻井 葵
- でもこれでいいの...いいのよ…
私は誰かと一緒にいたらその人を...
櫻井 葵
- たっのもー!!
相川 菜穂
- 女子トイレのドアが勢いよく開く
- きゃっ...!
だ...誰?
櫻井 葵
- よくぞ聞いてくれた!
相川 菜穂
- (...戻ってご飯食べたい)
桜野 椿
- 今をときめく蒼い惑星!
相川菜穂です!
相川 菜穂
- うわぁ...イタタタタタッッッッ
桜野 椿
- 痛いとか言わないで!?
相川 菜穂
- じゃあ、バカっぽい。
桜野 椿
- うぅ...結構イイと思ったんだけどなぁ…
相川 菜穂
- 相川...さん?
櫻井 葵
- はい!
相川です( ̄^ ̄ゞ
相川 菜穂
- あ、桜野椿です。
桜野 椿
- どもども。
桜野 椿
- 知ってるわ、自己紹介聞いたから
櫻井 葵
- 3週間前のことを覚えているだと...絶対菜穂さんより頭が良いことが今証明された。
桜野 椿
- 早いよ!
まだ1分もたってないよ!?
相川 菜穂
- それほど菜穂さんの頭の良さの基準が低いんですよ。
桜野 椿
- 椿ちゃんって清々しいほどハッキリ言うよね...まぁそこが良いんだけどさ…
相川 菜穂
- あ...あのぉ
櫻井 葵
- はい。
桜野 椿
- ん?
相川 菜穂
- 何用...ですかね?
櫻井 葵
- ( ゚д゚)ハッ!
相川 菜穂
- 私もとしたことが本題の目的を忘れていた...
相川 菜穂
- ワァサスガナホサンダァ、ウケルゥ
桜野 椿
- カタコトすぎて読むのシンドいよ!!!
相川 菜穂
- よ...読む?
櫻井 葵
- おぉ、メタイメタイ。
桜野 椿
- と、とにかく!
櫻井そん!
相川 菜穂
- ......
相川 菜穂
- (噛んだな)
桜野 椿
- (噛んだ...)
櫻井 葵
- ......櫻井さん!
相川 菜穂
- (なかったことにしやがった)
桜野 椿
- は、はい!
櫻井 葵
- 私と友達になってください!
相川 菜穂
- えっ...いや...その...すいません!!
櫻井 葵
- 振られましたね。
(゜∀゜)ザマァ
桜野 椿
- (゚д゚lll)ガーン
相川 菜穂
- てか、椿ちゃん一言多いよ!!
相川 菜穂
- テヘペロー(棒
桜野 椿
- 本当に...すいません...
櫻井 葵
- でもなんで私なんかに...
櫻井 葵
- 櫻井さんだからだよ
相川 菜穂
- え?
櫻井 葵
- 櫻井さんいっつも1人で、周りを避けて、1人になろうとしてるから
相川 菜穂
- ...
櫻井 葵
- なんか理由があるかもしれないけどさ…
1人は寂しいよ?
相川 菜穂
- 相川さん...
櫻井 葵
- 孤独の寂しさは...誰よりも知ってるからさ...
相川 菜穂
- (菜穂さん...)
桜野 椿
- 私は大丈夫ですから...
櫻井 葵
- ですから...私に関わらないで下さい...!
櫻井 葵
- 関わるよ
相川 菜穂
- どうして...!
櫻井 葵
- だって独りでいる時の櫻井さんの顔...めっちゃ寂しそうだもん!
そんな人ほっとけなんかできないよ!
相川 菜穂
- (おぉ、いいこと言うなぁ)
桜野 椿
- 相川さん...
櫻井 葵
- 菜穂でいいよ!
葵ちゃん!
相川 菜穂
- な...菜穂...さん
櫻井 葵
- うん!
相川 菜穂
- てな感じで私のことも気軽に椿でどうぞ。
桜野 椿
- 椿さん...
櫻井 葵
- ありがとう...ございます(;ω;)
櫻井 葵
- あわわっ!!!
相川 菜穂
- 菜穂さん泣かさないで下さいよ。
イッケナインダー
桜野 椿
- 椿ちゃんって本当にブレないよね!?
相川 菜穂
- でも...私に近づくとケガしますよ...
櫻井 葵
- ん?
なんでさ?
相川 菜穂
- ...えっと..騒がないで下さいよ?
櫻井 葵
- 騒ぐ?
桜野 椿
- 櫻井は、すぐ近くの掃除道具入れのロッカーを掴む
- えいっ
櫻井 葵
- バキッ!
- 櫻井がロッカーから手を離すとロッカーに櫻井が掴んだ手跡がくっきりついている
- …( ゚д゚)
相川 菜穂
- ( ˙-˙ )
桜野 椿
- えぇ...と...こういう訳で...
櫻井 葵
- (...ほら...引かれてる...子供のころから私だけ以上に握力が強くて周りから避けられて...いつからか私の方から避けてた...やっぱり私に友達なんて...)
櫻井 葵
- す...すごいじゃん!!
相川 菜穂
- え...?
櫻井 葵
- これは素晴らしい。
ぜひ黒野さんを1発殴ってほしいですね。
桜野 椿
- え...え?
櫻井 葵
- 引いてないの?
櫻井 葵
- 引く?
そんなの微塵も思ってないよ!
相川 菜穂
- そんな愚かなことは思ってませんよ。
桜野 椿
- 逆にもっと葵ちゃんと仲良くなりたいって思った!
相川 菜穂
- 上に同じく。
桜野 椿
- 菜穂さん...椿そん...いいの?
こんな私でも友達になって...くれるの?
櫻井 葵
- 何言ってるの!
もう友達だよ!
相川 菜穂
- そうだそうだー(便乗
桜野 椿
- ありがとう...ありがとう...(´;ω;`)
櫻井 葵
- あちょちょ!
泣かないで泣かないで!
相川 菜穂
- ごめんね...嬉しくて...嬉しくてぇ(´;Д;`)
櫻井 葵
- もぉ
相川 菜穂
- 相川が櫻井を優しく抱きしめる
- 辛かったね...でももう大丈夫だよ
私達がいるから
相川 菜穂
- 菜穂さん...
櫻井 葵
- もう独りじゃないから(。・ω・。)
相川 菜穂
- 。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァ
櫻井 葵
- ちょちょちょ(;・∀・)
相川 菜穂
- よしよし。
桜野 椿
- 櫻井の頭を撫でる桜野
- 椿さん...
櫻井 葵
- とんだ泣き虫さんです。
桜野 椿
- でも嫌いじゃないですよ。
桜野 椿
- ('ω')....✌('ω')スッ
桜野 椿
- じゃあ、教室帰ろっか!
葵ちゃん!
相川 菜穂
- はい!
櫻井 葵
- (にしても...子猫の時といい、さっきの言葉といい)
桜野 椿
- ((((孤独の寂しさは...誰よりも知ってるからさ...)))
相川 菜穂
- (昔何かあったのかな…)
桜野 椿
- (でも...その言葉...胸が痛くなるほどわかりますけどね...)
桜野 椿
- 何してるの?
行くよ!椿ちゃん!
相川 菜穂
- はいはい、わかってますよチンパンが。
桜野 椿
- あぁ!
また猿扱いしたでしょ!
相川 菜穂
- ふふふ♪
櫻井 葵
- 3人はただ無邪気に笑って教室に帰ったそうな
- (まぁ私は無表情でしたけどね)
桜野 椿