告白3
シリアス編 (書き直しました)
- 告白3
久也
- 久也.........様.........
衣
- 部屋の外に立ち
衣
- 久也様.........
衣
- 開けて下さい.........
衣
- 私はただ純粋に久也様のことが好きなだけなんです
衣
- 開けて
久也
- 何も取り柄もなく、つまらない男を好きになってもしょうがないだろ.........
久也
- いえ!
衣
- 私は.........
衣
- 抱き締め
衣
- 久也様.........一筋です
衣
- なんで.........
久也
- なんで俺にこだわるんだ.........
久也
- 今は言えません.........
衣
- 今は何も.........
衣
- ..................久也様に会っているから
その女の子は人間だった時.........
久也様.........ううん
久也くんに会っている
これはこれは小さな小さな女の子の話
その女の子は両親が別れ女の子は父元に引き取られた
しかし.........
生活は安定せず
女の子は毎日お父さんの虐待にあった
衣
- そんな女の子には居場所が出来た
公園の砂場で一人で遊んでる男の子
女の子は勇気を振り絞って話しかけた
衣
- 男の子は優しく手を差し伸べてくれた
私は笑顔になった
嬉しかった.........
あのときの温もり.........
手は砂でザラザラだったけど.........
衣
- しかし、楽しい時間は束の間、直ぐに終わる
また、あの地獄の時間が待っているんだろう.........
衣
- 帰る場所がないから.........そこしか.........
虐待は更にエスカレートし.........しまいにはご飯までもが.........貧相に
水と菓子パンの毎日.........酷いときは一日食べなかった時もあった
衣
- それでも女の子は.........挫けずまた幸せの時間を過ごしたい.........また、男の子会いたい!
男の子の前だけは心配かけさせたくないと.........
そんな男の子は心配そうにみる
衣
- そして、男の子は女の子にこう言った
【しょうらいはころもちゃんとけっこんしてころもちゃんをいっしょうしあわせにさせる!】
小さな小さな約束.........
でも女の子にしては心が温まる言葉だった
衣
- 女の子は嬉しかった.........
大人になったら男の子と.........暮らせる.........幸せな家庭が.........
嬉しかった.........その一言だけ
しかし女の子の夢、そして幸せな時間はここで終わってしまう
女の子は玄関のドアを開けるのと同時に.......倒れた.........
衣
- 数時間後.........女の子は亡くなった.........
後日、親の虐待により父親は逮捕された
衣
- .........
衣
- .........
衣
- .........
衣
- ...........男の子に会いたい
久也
- 近くに居たい.........
衣
- 何だっていい!
私はあの人に会いたい!
衣
- そんな彼女に一つの光が.........
彼女は手を差し伸べる
天使
- (そして、今の私が蘇った.........
神様は私を天使として蘇生させてくれた)
衣
- (でも、対称的に私の存在を最初から無かったことにする.........)
衣
- (寂しいけど仕方がないよね.........)
衣
- (でも、嫌だよ.........もう押さえきれない!)
衣
- (久也様.........久也様.........久也様...........................久也くん)
衣
- き、きついぞ
久也
- ご、ごめんなさい
衣
- そ、それと.........
久也
- はい
衣
- その、悪いが俺
久也
- .........
久也
- .........
久也
- .........
久也
- 彼女いるから.........
久也
- .........
衣
- .........
衣
- えっ
衣
- 続く
天使