「兄貴だから…」1
おそカラ多め。マフィア松。
- おいっ…ボス!いるか?
カラ松
- なんだよ、いるって。
おそ松
- ってかさ、二人の時はおそ松って呼べって言ってんじゃん。
おそ松
- あぁ、忘れてた。いや、違う、そんなことはどうでもいい。
カラ松
- 何怒ってんだよ。兄貴は今、忙しいの。
おそ松
- 兄貴、また十四松を囮に使ったそうだな。もうやめろといっただろう。使うなら、俺を使えと…
カラ松
- だって…お前使えんじゃん。
おそ松
- は?じゃあ、十四松は使えないから、囮に使うって言うのか?
カラ松
- ん?何早とちりしちゃってんのかな?そんなこと言ったら、十四松が可哀想だろ。なー?十四松。
おそ松
- 兄さん…
十四松
- っ…いたのか十四松。
カラ松
- お前なぁ、いちいち俺のやり方に文句つけてくるけどさぁ、それが最善策だって分かんないの?
おそ松
- だが…そしたら、十四松がっ…
カラ松
- 可哀想?そうか?だってさ、十四松だって馬鹿じゃない。どうして自分が囮に使われるかぐらい分かるさ。それをわざわざ言葉にしていったらもっと可哀想なのが分からないの?
おそ松
- もうっ…いいよ…兄さん…
十四松
- ほーら、泣いちゃった
おそ松
- …くそ兄貴…
カラ松
- 何処いくの?
おそ松
- 例え兄弟でも、勝手な動きは許さないよ?
おそ松
- 離せ、ボス
カラ松
- あーれ、何怒ってんの?いつからそんなに取っつきにくくなったっけ?
おそ松
- 兄貴もな。
カラ松
- おそ松兄さん…カラ松兄さん行っちゃったよ…
十四松
- あ?
おそ松
- いつそう呼べっていった?もうおそ松はいない。ボスと呼べ
おそ松
- なぁ、カラ松。
十四松
- お前の気持ちは分かんなくもないけど、組織にはルールってもんがいる。そうじゃないとまとまらないのが組織なんだよ。もし、お前が俺のルールを守れないと言うのなら、お前はもう俺の部下じゃない。
十四松