いじめなど、消えればいい
皆さんは、人をいじめたことがありますか?
- 美緒は悪質ないじめを受けていました。
上田 美緒
- 先生も、友達も、見て見ぬふりをしました。美緒は、誰にも相談できず、一人、苦しんでいました。
上田 美緒
- そんな時、美緒のもとに一通のLINEが届きました。
上田 美緒
- 苦しいですか?
死村 栞奈
- え…どなたですか?
上田 美緒
- 苦しいですか?
死村 栞奈
- え…あの…どなたですか?
上田 美緒
- 苦しいですか?
死村 栞奈
- …はい
上田 美緒
- 死にたいですか?
死村 栞奈
- はい
上田 美緒
- 貴女をいじめている子たちに死んでほしいと思いますか?
死村 栞奈
- それは、思いません。
上田 美緒
- でも、ただ、やめてほしい、それだけです。
上田 美緒
- 甘い
死村 栞奈
- 甘いんだよ
死村 栞奈
- え…ちょっと…
上田 美緒
- そんな心が腐った奴等は死ぬまでやり続ける
死村 栞奈
- いじめはヒトが絶滅しない限り終わらない
死村 栞奈
- どんなに厳しく取り締まってもヒトが生きている限り、ヒトは自分以外を見下し続ける
死村 栞奈
- 最後の自分一人になるまで、自分のおろかさに気付けはしない
死村 栞奈
- じゃあ、私たちが終わらせてあげよう
死村 栞奈
- 可哀想?そんなこと言わせない
死村 栞奈
- あいつらのためだよ、自分一人になるまで気づかないならそいつ以外は殺せばいい
死村 栞奈
- 大事な家族も友人もすべて
死村 栞奈
- 血の海の真ん中にたたせてやればいい
死村 栞奈
- もう一回聞く
死村 栞奈
- 貴女をいじめている子たちに死んでほしいと思いますか?
死村 栞奈
- 思います
上田 美緒
- 世界のため、あの子のため、私は罪を犯します。いいえ、罪ではありません。すべては
上田 美緒
- いじめを無くすため
上田 美緒
- いじめている人のすべてが悪だとは言いません。ですが、その人の心が歪んでいることは確かです。
上田 美緒
- これから、新しい学年になる人も多いかと思いますが、くれぐれもいじめには気を付けて。
上田 美緒
- いじめている人は加害者、犯人なのです。いじめは犯罪。
上田 美緒
- 私はいじめを許しません。
上田 美緒