カルデアバイト
FGO 妄想二次創作
- 先輩は、カルデアに就職する以前、何をしていらっしゃったんですか?
マシュ
- 普通に学生してたよ
ぐだお
- 大学生ですか?
マシュ
- いや、高卒なんだ
ぐだお
- 高校生活と言えば青春だとお聞きします。とても羨ましいです
マシュ
- うーん、まあそうなのかな
ぐだお
- 先輩は、高校卒業後すぐにカルデアへ?
マシュ
- いや高卒で就職ってオレの周りじゃ珍しくってさ
卒業して一年は、夢を追いかけるんだーっつってギターとか弾いてたなぁ
ぐだお
- 自転車屋でアルバイトしてお金をためてさ、機材を揃えて路上ライブとかしてたんだ
それで才能無いって気づいたから、ここにいるけど
ぐだお
- ほあぁ!
マシュ
- マシュ?
ぐだお
- 私もやってみたいです。アルバイト!
マシュ
- え?でもマシュ既に働いてるじゃないか
ぐだお
- 事実上そういうことになってはいますが、どちらかと言えばお手伝いという感じでして……
マシュ
- お店という商業媒体を通じてお客様へサービスを提供する……アルバイトは私の憧れです
マシュ
- いらっしゃいませとか、言ってみたいです!
マシュ
- ……よし、アルバイトしよう
ぐだお
- ええっ?
マシュ
- マシュが色々経験するのはいいことだ
ぐだお
- そんなドクターみたいなことを……
しかし、カルデア内でアルバイトなど、募集しているのでしょうか?
マシュ
- してるんだなーこれが
ぐだお
- 本当ですか!?
マシュ
- マシュは知らなくて当然だよ
ぐだお
- 求人はマスター宛てなんだ。
誰か人手を貸してくださいってね
ぐだお
- 孔明なんて司令室にでずっぱりだよ
ぐだお
- 皆さん無償で働いてるのですか?
あ、いえ嫌らしい意味ではなく……
マシュ
- ?
もちろん給料はQPという形で支払われるさ
大体時間1000QPが相場かな
ぐだお
- 今もいくつか求人が有るけど……やってみる?
ぐだお
- はい!
出来れば接客業でお願いします!
マシュ
- SHOP ザ・ヴィンチ
マシュ
- というわけで、ダ・ヴィンチちゃんのお店にやって来ました!
マシュ
- すみませーん。マシュ・キリエライト出勤しました
マシュ
- あれ、なんだマシュじゃないか
ダ・ヴィンチちゃん
- (なんだとは失礼ですね。しかしバイトたるもの、万人に笑顔で接するものと心得ていますので、笑顔を返します)
マシュ
- ニマァ
マシュ
- ど、どうしたんだいマシュ?
具合でも悪い?
ダ・ヴィンチちゃん
- 本日から、御社で働かせていただきます、マシュ・キリエライトと申します。色々と至らぬところが有ると存じますが、精一杯努力致しますので、なにとぞよろしくお願いします!
ニタ………
マシュ
- (ふふっ、挨拶は完璧ですね♪
何事も第一印象が大事と言います。昨夜猛練習したかいがありました!)
マシュ
- お、御社!?
いやえっとうんよろしくお願いいたします
(マシュ!?)
ダ・ヴィンチちゃん
- 30分後
ダ・ヴィンチちゃん
- いらっしゃいませっ
マシュ
- うん、いいねえ。いい!
いいよマシュ!
バッチリだ!
ダ・ヴィンチちゃん
- 本当ですか?
ありがとうございます!
マシュ
- それじゃあ店番お願いね♪
私は工房の方に居るから、何かあったらすぐに言うんだよー!
ダ・ヴィンチちゃん
- はいっ!
大丈夫です。お仕事の基本は報連相、心得ていますので!
マシュ
- えーと、お客様が来店される前に、お店の掃除を済ませてしまいましょう
しかし、一体どういった方が利用するのでしょう?
楽しみです!
マシュ
- 10分後
マシュ
- あの、もうやってるかな?
ヘンリー
- いらっしゃいませっ!
SHOPザ・ヴィンチ、本日も営業中です!
マシュ
- あれっ?
レオナルドじゃないんだ!
へえ、新鮮だなー。
じゃあ、この紙とインクを
ヘンリー
- ありがとうございますっ!
合計で、620QPになります
マシュ
- はい、620ね。
ありがとう。頑張ってレディマシュ
ヘンリー
- は、はいっ!
ありがとうございました!
マシュ
- 来店客2人目
マシュ
- ほう?
いつもの口やかましい星見は居らぬのか
オジマンディアス
- い、いらっしゃいませっ!
マシュ
- フッ、まあいいだろう。
ではマシュとやら、小包の配送は頼めるか?
オジマンディアス
- はいっ!
ええと荷物は……これですね!
よいしょっっ重いぃぃ
量りに乗せますっ
マシュ
- ドスッ
マシュ
- あー、ええと1500QPになります!
マシュ
- ……ふむ
では代金だ、受け取れ
オジマンディアス
- ありがとうございます!
すぐお釣りを……
マシュ
- よい
釣りなどくれてやる
オジマンディアス
- え、でもこんなに!
マシュ
- オレがよいと言った!
オジマンディアス
- あ、ありがとうございましたっ!
マシュ
- ああ、それと
も少し、肩の力を抜けよ?
オジマンディアス
- は、はい
ありがとうございます
マシュ
- 来店客3人目
ダレイオス三世
- アアアアアアアアアアアッ
ダレイオス三世
- きゃぴっ!
い、いらっしゃいませ
マシュ
- ウウウウウゥ
ダレイオス三世
- お客様、な、何をお求めでしょうか?
マシュ
- イスカンダルゥウウウウ!!
ダレイオス三世
- も、申し訳ありません!
当店ではイスカンダルさんは販売致しておりません!
マシュ
- ムフゥ……
ダレイオス三世
- あ、缶コーヒーですね!
140QPです
マシュ
- はいっ、ありがとうございます!
マシュ
- 来店客4人目
マシュ
- あれ?
本当にマシュちゃんがお店やってる!
ブーティカ
- いらっしゃいませ、ブーティカさん
マシュ
- あっはっはー。
疲れるでしょーお勤めは?
ブーティカ
- はい、ですがどれも新鮮で得難い経験といいますか……
マシュ
- んもう!可愛いんだから!
ブーティカ
- ふえっ?
マシュ
- 実はね、差し入れ持ってきたんだ
ブーティカ
- はい、どうぞ!
休み時間にでも食べてね♪
ブーティカ
- あ、ありがとうございます
恐縮です
(五段重ねの重箱……完食、頑張ります!)
マシュ
- うーん。せっかくだからジャックとナーサリーにお土産でも買っていこうかな♪
マシュちゃんのオススメは?
ブーティカ
- そうですね……こちらのダ・ヴィンチ工房特製レオナルドパンはいかがでしょう?
レオナルドパン、略してレオパンは、もちもちふかふかの生地にほんのり甘味がついていて、朝食にもおやつにもなる自慢の一品です!
マシュ
- 一袋5個入りなので、お土産にするのであれば、コスト:パフォーマンスにも優れているのではないでしょうか?
マシュ
- うん、じゃあそれください♪
ブーティカ
- ありがとうございます!
250QPになります!
マシュ
- ありがとう応援してるよー♪
ブーティカ
- はいっありがとうございました!
マシュ
- 来店客5人目
マシュ
- あの、荷物は届いていますでしょうか?
清姫
- いらっしゃいませ!
清姫さん、ですね。
少々お待ちください
マシュ
- ………書籍、こちらでお間違え無いでしょうか?
マシュ
- はい『マスター生写真集2[湯煙編]』。間違いありませんわ
清姫
- では、受け取り表にサインをお願いします。
………えっ今何て?
マシュ
- はい、確かに。
では、ありがとうございました
清姫
- ちょっと待ってくださいっ!
清姫さん!清姫さぁぁあああん
マシュ
- 来店客6人目
マシュ
- いらっしゃいませっ!
ようこそSHOPザ・ヴィンチへ!
マシュ
- なんです?
こんなの、冷やかしに決まってるじゃないですか
ジャンヌオルタ
- こう見えて私は忙しいんです
ジャンヌオルタ
- そうですか。
では、是非商品をご覧になっていってくださいね!
マシュ
- しょうがないわね
ジャンヌオルタ
- 申し訳ありません。生姜は取り扱いがございません
マシュ
- ち、違うわよっ!
ジャンヌオルタ
- ふふっ冗談です
マシュ
- (どうしてみんな何かにつけて私に絡んでくるのよっ……)
ジャンヌオルタ
- マシュ、娯楽関係の商品は無いのかしら?
ジャンヌオルタ
- こちらです!
ラインナップはボードゲームのみとなっていますが、どれも楽しめることは保証書つきであると断言します!
マシュ
- へえ、割りとジャンル狭いのね
(やった、やったわ!ほとんど知らない物ばかり!
持ってるゲームは繰り返し遊び尽くして、味のしないガムみたいになっていたもの!)
ジャンヌオルタ
- 特にこちらの『みこりい』は好評です。没落した神社の巫女となったプレイヤーが妖怪変化を打ち倒し、他のプレイヤーと神社の格を競うゲームで、最大6人まで参加可能な仕様となっており………
マシュ
- 全部買うわ!
ジャンヌオルタ
- えっ?
マシュ
- 全部買うと言っているんです。
お金?
私はお金持ちなので、大人買いくらい易いものですよ?
ジャンヌオルタ
- あ、ありがとうございます!
マシュ
- ええっと、合計で13350QPになります!
マシュ
- 少し待ってちょうだい
ジャンヌオルタ
- ゴトッ
ジャンヌオルタ
- 陶器でできた竜の貯金箱が出てきました……
マシュ
- ちょ、貯金箱じゃありません!財布ですっ!
ジャンヌオルタ
- せーの
ジャンヌオルタ
- ガチャン
ジャンヌオルタ
- ジャラジャラジャラ
ジャンヌオルタ
- 足りるかしら
ジャンヌオルタ
- お財布、再起不能と思われますが、大丈夫なのですか?
マシュ
- 財布じゃありません!ちょき……ああもうっ!
早く数えなさいよっ!
ジャンヌオルタ
- マシュ計算中
マシュ
- 50QP足りませんね
マシュ
- えっ
ジャンヌオルタ
- しかしたった50QPですし、手持ちの、あの、財布?にありませんか?
マシュ
- ええっ、でも私の全財産は今……
50でしょ、どこかにあるわよ!ちょっと待って、絶対何処かに……
ジャンヌオルタ
- ワサワサワサ
ジャンヌオルタ
- ジャンヌさん………あの、いいですよ、後日でも
マシュ
- 嫌よ!
そんな恥ずかしい真似出来ますか!
ジャンヌオルタ
- でも、ジャンヌさん……
マシュ
- 絶対、ぜぇったいあるはずなんだから………
ジャンヌオルタ
- オレが出すよ、それくらい
ぐだお
- はい、50QPだよね?
ぐだお
- あ、はい!
ありがとうございます!
マシュ
- ちょっとあんた、何の真似よ!
ジャンヌオルタ
- 泣くな、ジャンヌ
涙は君に、似合わないぜ?
ぐだお
- ばっ泣いてなんかっ!
ジャンヌオルタ
- せん………ぱい?
マシュ
- なーんてね!
冷やかしに来たよ、マシュ!
ぐだお
- ジャンヌも買ってくれてありがとう!
多分一番マシュの売上に貢献したんじゃないかな?
ぐだお
- そんな……知りませんっ!
ジャンヌオルタ
- あ、行っちゃった
何か悪いことしちゃった、オレ?
ぐだお
- でも、嬉しそうでしたよ
ジャンヌさん
マシュ
- そっか、ならいいんだ
ぐだお
- どう?
マシュ。バイトの感想は?
ぐだお
- なんといいますか、新しいことの連続で、もちろん戸惑いもありますが、よい経験だと思っています!
マシュ
- 他者の人生の一部に触れることで、他人を感じることができる……少しずつですが、これまで人類史を紡いできた人々が守ろうとしたものが何なのか、解ってきた気がするんです
マシュ
- 良かったよ。ずっと心配してたんだ。
マシュにバイトを紹介したのは正しかったのか、ひどい目にあってないかって
ぐだお
- その様子なら大丈夫そうだ
ぐだお
- ありがとうございますっ!先輩!
マシュ
- あの、ところでもうすぐ昼食休憩なのですが………先輩もご一緒にいかがでしょうか?
マシュ
- ブーティカさんからの差し入れ(重量級)もありますし!
マシュ
- もちろん!
いろいろ話を聴かせてよ、マシュ!
ぐだお
- はいっ!
ふふっ何から話しましょうか……
あ、先輩、個人情報ですのでかなりぼかしますが、その辺はご容赦くださいね♪
マシュ
- END
マシュ