エミヤが来た
初投稿です。Fateでエミヤが来たからノリで書いてみました。
- よーし、今日も石を溶かして英霊召喚と洒落込むか!
ぐだ男
- ドドーン!!
ぐだ男
- やれやれ、また汚れ仕事か…
エミヤ[アサシン]
- わー、強そうな人だなぁ。
ぐだ男
- はじめまして!僕の名前はぐだ男よろしく!
ぐだ男
- ああ、よろしく。
エミヤ[アサシン]
- あなたの名前は?
ぐだ男
- 名前…まあ、普通の聖杯戦争ではないみたいだから名乗っておこうか。
エミヤ[アサシン]
- 僕の名はエミヤだ。
エミヤ[アサシン]
- !
ぐだ男
- エミヤ!?
ぐだ男
- そうだが?
エミヤ[アサシン]
- ちょ、ちょっと待ってて!
ぐだ男
- おい、どこに行くんだ!?
エミヤ[アサシン]
- ウィン
ぐだ男
- おーい!エミヤーどこにいるんだー!?
ぐだ男
- どうした、マスター。
エミヤ
- 私は今アルトリアの相手で忙しいのだが。
エミヤ
- ああ、やっと見つけたってそうなの?
ぐだ男
- いえ、大丈夫ですマスター。
アルトリア
- アルトリア、ほんとに?
ぐだ男
- はい、たいした用事ではないので。
アルトリア
- (なにか飯を作れと言ってたくせに…)
エミヤ
- なにか言いましたか、エミヤ。(ニコォ
アルトリア
- いや、何でもない…
エミヤ
- ?まあいいや、こっち来てエミヤ。
ぐだ男
- で、用とは何なのだ?
エミヤ
- 実はさっき英霊を召喚したんだ。
ぐだ男
- そしたらその人自分の事を「エミヤ」って名乗ったんだよ。
ぐだ男
- !
エミヤ
- それは本当か、マスター。
エミヤ
- うん、ホントだよ。
ぐだ男
- しかもクラスがアサシンなんだ。
ぐだ男
- アサシン…確かに私にはアサシンの適正はあるが…
エミヤ
- いや、どうみてもエミヤじゃあないんだよ。
ぐだ男
- ?
エミヤ
- 言ってる意味が分からないんだが?
エミヤ
- ごめん、うまく説明出来なくて。
ぐだ男
- とりあえず、見てくれたら分かるよ!
ぐだ男
- ウィン
ぐだ男
- ほら、あの人だよ
ぐだ男
- …
エミヤ[アサシン]
- なっ…
エミヤ
- 呼び出しておきながら、いきなり僕を置き去りにするとはね。
エミヤ[アサシン]
- これはまた、とんでもないマスターに引き当てられたものだ。
エミヤ[アサシン]
- お前、名はなんと言う?
エミヤ
- …そういうのは先に名乗るのが礼儀なんじゃあないのかい?
エミヤ[アサシン]
- そ、そうだなすまない。
エミヤ
- 私の名は…、エミヤ…
エミヤ
- ほう、珍しいこともあるものだね。
エミヤ[アサシン]
- 僕の名前もエミヤっていうんだ。
エミヤ[アサシン]
- マスター!
アイリ
- あれ?アイリスフィールさんどうしたんですか?
ぐだ男
- !
エミヤ[アサシン]
- いえ、ちょっと気になること…が…。
アイリ
- アイリ…
エミヤ[アサシン]
- キリ…ツグ…?
アイリ
- !
エミヤ
- え?キリツグ?
ぐだ男
- ああ、アイリ…
エミヤ[アサシン]
- まさか、また君に会えるなんて…
エミヤ[アサシン]
- キリツグ…どうしてあなたがここに。
アイリ
- それに、なぜ英霊になってしまったの!?
アイリ
- 僕は英霊なんかじゃあない。
エミヤ[アサシン]
- 守護者としてこの召喚に応じたんだ。
エミヤ[アサシン]
- なん…だと…!?
エミヤ
- あんたも、守護者だって…?
エミヤ
- 「あんたも」?ああ君もそうなんだね。
エミヤ[アサシン]
- まあ、これだけの人類の危機なら守護者が2人いてもおかしくはないだろう。
エミヤ[アサシン]
- ふざけんな!
エミヤ
- !
ぐだ男
- !
アイリ
- …
エミヤ[アサシン]
- 何か僕に不満でもあるのかい?
エミヤ[アサシン]
- ああ、あるさ!
エミヤ
- あんたは最後「安心した」って言ってたじゃあないか!
エミヤ
- !
エミヤ[アサシン]
- なのに、なんで俺と同じ
エミヤ
- 守護者(掃除屋)なんかしてんだよ!
エミヤ
- 士郎、なのか?
エミヤ[アサシン]
- ははっ、こんなに立派になって
エミヤ[アサシン]
- 人の話を聞け!
エミヤ
- なんで、あんたは守護者なんかになったんだ!
エミヤ
- なんで…か。
エミヤ[アサシン]
- なんでだったかな…
エミヤ[アサシン]
- キリツグ…
アイリ
- きっと、安心したなんて言っておきながら。
エミヤ[アサシン]
- 心のどこか奥深くに、ヒーローになりたいという気持ちがあったのかな…
エミヤ[アサシン]
- いえ、あなたはきっと心の底からシロウくんの言葉で安心していたはず。
アイリ
- だけど、聖杯の呪いはそれを望まなかった、だからあなたは守護者になってしまったのよ。
アイリ
- …そうかもしれないね。
エミヤ[アサシン]
- でも、僕はなにも恨んじゃいない。
エミヤ[アサシン]
- それより、僕は嬉しいんだ。
エミヤ[アサシン]
- 嬉しい、守護者としていられるのが嬉しいと?
エミヤ
- ちがうよ、士郎。
エミヤ[アサシン]
- 確かに、守護者はとても、辛く、苦しく、哀しい。
エミヤ[アサシン]
- じゃあ、何故!?
エミヤ
- 君に会えたからさ。
エミヤ[アサシン]
- !
エミヤ
- もちろん、アイリに会えたのも最高に嬉しい。
エミヤ[アサシン]
- キリツグ。
アイリ
- もう二度と会うことのないと思っていた人に会うことが出来た。
エミヤ[アサシン]
- しかも、同時に2人も。
エミヤ[アサシン]
- じい…さん…
エミヤ
- キリツグ、シロウくん。
アイリ
- 嬉しいのはわかるわ、もちろん私も嬉しいもの。
アイリ
- けど、マスターがおいてけぼりよ。
アイリ
- ぽかーん
ぐだ男
- ああ、すまないマスター。
エミヤ[アサシン]
- これはとんだ失礼をしてしまったな。
エミヤ[アサシン]
- いや、いいよ。
ぐだ男
- 何か感動の再会っぽかったし。
ぐだ男
- ハハッ、優しいんだな君は。
エミヤ[アサシン]
- いやいや、流石にあの空気で変なこと言える人なんて…
ぐだ男
- マスター!やはりお腹が空きました!
アルトリア
- 新しく来たサーヴァントの歓迎会的な食事会をしましょう!
アルトリア
- …
ぐだ男
- …
エミヤ
- あー…
アイリ
- …
エミヤ[アサシン]
- ハァ…
エミヤ[アサシン]
- ん、なんです露骨にため息をしたのはだ…れ…
アルトリア
- キリ…ツグ…?
アルトリア
- …
エミヤ[アサシン]
- 何故あなたがここに!?
アルトリア
- それに、その格好はいったい!?
アルトリア
- あ、あのねセイ…アルトリアこれはね。
アイリ
- アイリ、士郎、マスター。
エミヤ[アサシン]
- どうだい、今からお茶でもしながらゆっくり話でも。
エミヤ[アサシン]
- え、別にいいですけど…
ぐだ男
- ああ、私も構わないが…
エミヤ
- なっ…
アルトリア
- もう、キリツグー!
アイリ
- おわり
アイリ