塔乃家の新しい家族
???「ケーキの苺を横取りは宣戦布告と受け取ります。」
- あ
トウノ(量産型)
- こんにちは
トウノ(量産型)
- ちゃんと送信できていますか?
トウノ(量産型)
- えぇ。バッチリ出来てるわ。
ベンラン
- よかったです。
トウノ(量産型)
- あら...もう運用できるようになったの?
あの子の量産モデル。
イルゼ
- 本当!?やったぁ!
トウノ
- 施設外での活動はまだよ。
ベンラン
- えー...(´・_・`)
トウノ
- でも屋外での活動も可能な状態なのよ。
お偉いさんはよほど心配性なのね。
ベンラン
- この会話のグループに貴方の上司がいるぞ...
まだ寝ているようだがな。
ウィンス
- ワタシが問題を起こした際、責任はワタシではなく製造元になるので仕方ないことなのです。
トウノ(量産型)
- 毎日、メンテナンスやテストもしているんだけどね。
ソレによる拘束時間も段々と短くなってきたのよ。
ベンラン
- 良いことじゃない?
イルゼ
- えぇ。そうなのだけど...
量産型と言ってもまだテスト運用のプロジェクトだからね。
この子まだ1人なのよ。
ベンラン
- それでこの間、休憩中に様子を見に行ってみたら...自室でボッーと座ってるだけだったのよ?
ベンラン
- うわぁ...
トウノ
- 悪いことなのですか?
エネルギー消費を抑えるためにしていました。
トウノ(量産型)
- 悪くないわよ。
ただ今後の事を考えるともう少しコミュニケーションを取れた方が良いわ。
で、コレを始めさせてみたのよ。
ベンラン
- はい。ちょっと文字打つの大変です。
トウノ(量産型)
- そうだったのね。コレからヨロシクね。
イルゼ
- はい。よろしくお願いします。
トウノ(量産型)
- お姉さんとして色々教えてあげるわ!
トウノ
- 嫌です。
トウノ(量産型)
- 何でよ!
トウノ
- ワタシのオリジナルモデルという事で色々と話は伺いました。
トウノ(量産型)
- 正直ガッカリです。
無駄な活動が多すぎます。
トウノ(量産型)
- まぁ気持ちは分かる。
ウィンス
- 別に良いじゃない...
問題を起こしてるわけじゃないんだから(´∵`)
トウノ
- でもたまに差し入れで頂く甘味のチョイスは素晴らしいです。
トウノ(量産型)
- でしょー!
じゃあ施設外での活動が出来るようになったら一緒にお店に行きましょう。
トウノ
- はい。
トウノ(量産型)
- ただし!
「お姉ちゃん」って呼んだらね(。•̀ᴗ-)
トウノ
- それは拒否します。でも行きます。
トウノ(量産型)
- 図々しいわね!
トウノ