小次郎と俊(体育最後)
「優子と麗華」の後日談な感じ
- 俊
小次郎
- あ、副会長
俊
- 仕事お疲れ様です
俊
- お疲れ
小次郎
- そっちはどうだ?
片付いたか?
小次郎
- はい
俊
- 結構時間はかかりましたが
俊
- それはそうだ、
体育祭で一番大変なのは
会計だからな...
小次郎
- 苦情が多くて、俺一人では
処理出来ませんでしたよ
俊
- 助けられなくて悪かった、
僕も忙しくて
小次郎
- それにしても、俊も困る時はあるんだな...
いつも飄々としてるから
苦情受付係は適任かと思ったけどな
小次郎
- 飄々そうに見えてても内心は
酷く混乱してましたからね
俊
- 悪い、失言だった
小次郎
- ところで本題に入るけど
小次郎
- 最近、会長の様子が
おかしくないか?
小次郎
- 会長?
俊
- そうですか?
俊
- ほら、いつもの調子じゃない
というか...
小次郎
- 昨日なんて、あの会長が
仕事を休んでどこかに
出掛けていったし
小次郎
- ああ
俊
- 恐らく会長のお友達と
何処かへ行ったのかと
俊
- 会長の!!?友達!????
小次郎
- いたのか!!!!?
小次郎
- 副会長...
俊
- はっ·····
小次郎
- この間、十和の会計の人と
話してる会長を見ました
俊
- 普段よりも親しげな感じ
だったように伺えましたが
俊
- かっ、会計って
優子さんじゃないか!!?
小次郎
- どうしてあの二人が
小次郎
- 知り合いですか?
俊
- お二人は2年生ですし、通じるものがあったんですかね
俊
- そういえば会長は2年だったか
小次郎
- 会長も人なんですから、
お友達と仲良くしたいと
思うのは当たり前ですよ
俊
- 今は見守りましょう
俊
- なんだかおまえ会長の
保護者みたいになってきたな
小次郎
- 保護者じゃありません、
会長の右腕です
俊
- 違うだろ、副会長である
僕が右腕だ!
小次郎
- 右腕だけは譲れません
俊