あの子は、花びらのようで。
結末は考えていません。誰かが読んで下さったら、続きを投稿する予定です。←適当(笑)
- 【あの子は、花びらのようで。】
- 出会いは、中学校での入学式でだった。
- ヤバ〜い!遅刻する〜
小春
- 爽やかな4月6日の朝。
- バタバタと慌てて入学式へ行く準備をする。
- 彼女の名前は、綾野小春。この日は、小春の13歳の誕生日でもあった。
- 母)早くしなさいよ〜
- う、うん!
あれっ?靴下がない〜(>_<)
小春
- 早くしなきゃ〜
小春
- 支度を終えて、やっと外に出る。
- 爽やかな風が、肌を優しく撫でていった。
- キンチョーする〜
小春
- 母)入学式、もう始まるわね。
あの列に並ぶんじゃない?
- あっ!本当だ!
いってくるね。
小春
- えーと・・・。
私は1年5組・・・。
小春
- 右から5番目の列だ!
小春
- 中学校の入学式とはいえ、他校と合併している。
小春は、かなり緊張していた。
- ドンッ!!!
- あわわ・・・。
すみません!
小春
- ・・・。
別に・・・。
蒼
- (何この反応!なんか怖い)
小春
- とにかく急がなければ!!!
- 小春は謝罪もそこそこに、右から5番目の列に名簿順で並んだ。
- !!!
小春
- 前に並んでいたその子に、小春は思わず目を見張っていた。
- その子は、本当に綺麗だった。
- パッチリとした、澄んだ瞳。
形の良い小さなくちびる。
肌はまるで、真っ白な雪にピンクの花を散らせたようにほんのりと染まっていた。
- 綺麗・・・。
小春
- 思わず、そう呟いていた。
- この時は、知らなかった。
これからを。
彼女を。