夜恐怖症
実体験をもとにして考えました。特別なオチはありません。
- 夜、眠ろうと思いベッドに入る。
- とてつもない吐き気が私を襲う。
- これが毎度不眠症の原因な訳なのだが…なぜこうなるのかは不明だった。
- 強いて言えば
- 私は夜が大嫌いだった。
- 夜の静寂と何も見えない暗黒さに怯えていたのだ。目をつむるとこの世のものでない恐ろしい顔が見える。
- 布団の中は暖かいのに何故か寒気が止まらない。やっと眠ったかと思ったら悪夢を見せられる。
- それでまた目を覚ます。この繰り返しだ。時計を見ても全く時は進んでいない。
- 最近は夢と現実の見分けがつかなくなる事態にまで陥っている。眠りたいのに眠れない。体は疲れているのに眠ることが困難。
- いわば「金縛り」というやつにあっているのだと思う。そしてそれに加えて幻が見える。というのも、おそらく夢で見るはずのものを現実で見ているのだと思う。
- まあその時の私は意識が朦朧としていて記憶があってないようなものだからあまり覚えてはいないのだけれど。
- 恐ろしくて無意識に涙を流してしまうのは否定できない。
- 怖くて怖くて…誰かに一緒にいて欲しくて、でもそんな歳でもないから誰もそばにいてくれない。
- 私に出来るのは気休め程度ではあるがイヤフォンをつけて静寂を妨げること、それと部屋にいつもいるぬいぐるみを(いい歳で)抱きしめることだった。
- しかし恐怖の根本である夜がなくなったわけではないので、それでもダメな時の方が多い。
- これは「夜恐怖症」と言うべきなのだろうか…名前をつけたところでこれが解消される余地はないのだが。