【おそ松さん】ひとりっこ。④
初心者です。キャラ崩壊あり(?)おそ松兄さんが1人っ子になってします話④です。面白みを求めるストーリーではないので自己責任でお願いします。※架空の人物あり
- このストーリーは続きものになっています。まだお読みになっていない方は、【おそ松さん】ひとりっこ。①〜③をお読みください。
- 4,
- ふざけんなよっ!お前の弟じゃないだろーが!だいたい…お前誰なんだよ…!!!
おそ松
- 誰…?決まってるじゃないか。…松野おそ松だよ。君こそ誰?
おそ松(?)
- …松野おそ松
おそ松
- 嘘だ!おそ松兄さんはひとりしかいない!!
チョロ松
- 生まれて…これほど兄弟から冷たい視線をあびたことはあるだろうか。
- 失せろ…。
一松
- 偽物…
十四松
- …。
トド松
- …お前、本当は異世界の人間なんだろ!?なら早く元の世界に帰れよ!!ここはお前のいるべき場所じゃねぇだろ!?マジ何なんだよ…
おそ松
- ……
カラ松
- …。カラ松、ここで皆とまっててくれ。お兄ちゃん、こいつと大事な話があるから。
おそ松(?)
- …わかった。
カラ松
- …ちょっと、来てほしい。
おそ松(?)
- ……。
おそ松
- きたのは、隣の空き地。
- なんだ…知ってたんだね。
おそ松(?)
- 奴は初めて不気味に嗤った。
- 俺さ、ガラでもねーしめんどくさいのやだから、こんなこと言いたくもねーけど、弟に手ェだしたら容赦しないよ?
おそ松
- だから…早く、帰れ
おそ松
- なんで?やだね。
おそ松(?)
- なんでせっかく異世界にきたのに、帰らなくちゃいけないのさ?
おそ松(?)
- …
おそ松
- なんで…なんでそこまでして帰らねーんだよ!?
おそ松
- 俺は奴を押し倒して拳を握りしめ振り上げた。奴は抵抗しなかった。むしろ楽しそうに笑っていた。
- 殺してやる、殺してやる…コロシテヤル!!
おそ松
- …いいの?
おそ松(?)
- 奴は目を細めてニヤリと笑った。
- ────だって、お前が1人っ子がいいって望んだんじゃん。
おそ松(?)
- …!!!
おそ松
- 体がガタガタ震えた。
- だ、って…あ、れは…
おそ松
- じゃあ何?冗談で兄弟に『消えろ』とか言ったの?それで自分がいいお兄ちゃんとか思ってるの?俺のほうが兄にふさわしいと思うなぁ。
おそ松(?)
- やめろ…、やめろ!!
- 異世界だと俺、1人っ子なんだよ。俺、前から兄弟欲しかったんだよねー。だからさぁ、いっそ貰っちゃおうかな、とか思ったの。それにちょうどよく、兄弟がいらないっていう異世界の自分を見つけちゃった。俺ってラッキーだよね?
おそ松(?)
- …っ
おそ松
- ここに来て俺、びっくりした。だって、お前らニートの上彼女もいないんだろ?そりゃあ驚いた。俺、兄弟いたらこんなんだったんだなーって。
おそ松(?)
- 逆にいえばさあ。お前も兄弟いなかったら、俺みたいに就職してて、彼女もできてたと思うよ?なぁ、お前は俺そのものが望みだったんだろ?ならいいじゃねーか。
おそ松(?)
- ……
おそ松
- …お互いそれなりに幸せを見つけたってことで。俺なら兄弟を幸せにしてやれるぜ?だって長男がしっかりしてないと、弟がしっかりできるわけないよな、そうだろ?おい、なんか言えよ、ああ?
おそ松(?)
- いつも見てくださっている方、ありがとうございます!今回はここまでです。また次回もよろしくお願いします!