大壮「シャツの話」
※腐注意 アイドリッシュセブン2×5 初投稿
- 大壮
- シャツの話
- たっだいま~
二階堂大和
- あれ?誰もいないー?
二階堂大和
- たしか、ソウが休みだから家事してるはずなんだけど。
(大和)
- まぁ、いっか。
(大和)
- 他のヤツは仕事だしな~
(大和)
- オレ達も人気になったもんだ
(大和)
- ガチャ
- あれ?ソウ?
二階堂大和
- んぅ~
逢坂壮五
- 寝てんじゃん
二階堂大和
- やっぱ疲れてんだな。ソウは無意識に溜め込むタイプだし。
(大和)
- やま……さん
逢坂壮五
- お?
二階堂大和
- 寝言ってかわいいな
(大和)
- お兄さんはここだよ~?
二階堂大和
- ハッ……あっ、大和さん!
逢坂壮五
- あ、えっと…おかえりなさい?
逢坂壮五
- おう、ただいま。
二階堂大和
- あの、なんでここに?
逢坂壮五
- なんでって…ここお兄さんの部屋なんだけど?
二階堂大和
- あっ、え?!あっ!!!
逢坂壮五
- そうだ!大和さんの洗濯物しまいに来て、ついでにまた洗うシャツ取りに来て、ちょーっと出来心でニオイ嗅いじゃったりして、いいニオイで……
(壮五)
- うわっ!
逢坂壮五
- 壮五は慌てて顔を隠した。
- 何があったかは知らないけど、そのソウが顔面に付けてるやつお兄さんのシャツね。しかも、使用済み。
二階堂大和
- あっ!!すいません!ごめんなさい!許してください!
逢坂壮五
- いやオレは怒ってないよ?ただ、ソウは大丈夫かなーと思ってね。
二階堂大和
- しかも、寝てた時も顔面に付いてたけどだいじょぶ?くさくない?
二階堂大和
- あっ、いや、とてもいいニオイで!全然くさくなんかなくて、むしろ心地いいというか……!
逢坂壮五
- ソウパニクりすぎ笑
二階堂大和
- あっ、いや……もう、しゃべりません。
逢坂壮五
- あ、開き直った。
二階堂大和
- つまり、ソウはお兄さんのニオイが大好きすぎて眠くなっちゃうくらい、お兄さんが大好きだと。
二階堂大和
- なっ、なんでそうなるんですか!
逢坂壮五
- だってそうじゃない?しかもお兄さんのシャツ抱きしめて寝てるとか、、誘ってるとしか思えないんですけど…?
二階堂大和
- 別に間違ってはないですけど……
逢坂壮五
- おっ、ソウって変なとこ男らしいよな笑
二階堂大和
- そこも好きなんだけど
二階堂大和
- 大和は壮五の耳に口付けた
- ッ!
逢坂壮五
- どう?ドキドキした?笑
二階堂大和
- もう!からかわないで下さい!
逢坂壮五
- からかってないよ?本気だよ?
二階堂大和
- オレはソウにドキドキして欲しくてやったの。
二階堂大和
- 壮五の顔が真っ赤になる。
- 大和が自分のベッドに寝転んだ。
- おいで?生身の方がオレのニオイするんじゃない?
二階堂大和
- そういうことじゃないんですけど(ボソッ)
逢坂壮五
- んっ?なんか言った?
二階堂大和
- なんでもないです。
逢坂壮五
- ……じゃあ、おじゃまします
逢坂壮五
- はーい
二階堂大和
- どうよ?
二階堂大和
- 別にです。
逢坂壮五
- やばい、やばい。なんだこの展開、仕事終わりの大和さんと寝るなんて理想すぎてやばい。頭が回らない。
(壮五)
- それに、少し汗をかいた大和さんのニオイがして、余計に僕の頭が……
(壮五)
- ……ウ?ソウ?
二階堂大和
- へっ?
逢坂壮五
- 大丈夫か?なんかぼーっとしてるけど
二階堂大和
- あ、はい!大丈夫です!
逢坂壮五
- 全然大丈夫じゃないけど。
(壮五)
- なんか、顔も赤いし、熱あんじゃねーか?
二階堂大和
- いや、大丈夫です!
逢坂壮五
- 顔赤いのはお前のせいだよ!
(壮五)
- 大和が壮五のおでこに触れる。
- ヒッ
逢坂壮五
- あっつ!これ、まじで熱あるぞ?
二階堂大和
- えっ、そんなこと無いと……
逢坂壮五
- そんなはず……ないんだけど
(壮五)
- ちょっとはかってみろよ
二階堂大和
- はい。
逢坂壮五
- ……
- 38.5です。
逢坂壮五
- え、けっこー高いじゃん!寝てなさい
二階堂大和
- でも、ここ大和さんの……
逢坂壮五
- いいからいいから、早くねて!
二階堂大和
- 熱でちょっと火照った顔もエロいなーなんて。黙れオレ!
(大和)
- ……はい。
逢坂壮五
- 全然寝れないよー!大和さんのベッドとかいろいろ考えちゃってやばいよ!
(壮五)
- ちょっとタオル濡らしてくるわ。寝てろよ?
二階堂大和
- すいません。
逢坂壮五
- 病人は黙ってればいーの
二階堂大和
- ……はい。
逢坂壮五
- でも、やっぱ寝れないよ!
(壮五)
- あ、やば。頭痛くなってきた。痛い痛い。
(壮五)
- 壮五が頭を抑える。目から涙がこぼれた。
- いっ……
逢坂壮五
- 大和さんに心配かけたくないし、早く収まってくれ…!
(壮五)
- ガチャ
- どうー?
二階堂大和
- ソウ?!
二階堂大和
- 大丈夫か?!
二階堂大和
- 壮五の頭痛はおさまらない。
- っ!……いっ!……
逢坂壮五
- ソウ?無理すんな、息はしっかり吐けよ。
二階堂大和
- 大和は背中を優しくなでる。
- ……っ!……ハァハァ
逢坂壮五
- ちょっと楽になってきたかも。
(壮五)
- すいっ……ませ、ん
逢坂壮五
- だーから、黙ってろって
二階堂大和
- もう、大丈夫です……ハァハァ
逢坂壮五
- 壮五の頭痛はほとんど消えた。
- ……よかった。
二階堂大和
- えっ?
逢坂壮五
- いや、なんでもねーよ
二階堂大和
- あ、これ。ソウの部屋から寝巻きっぽいの持ってきたから、着替えろ。
二階堂大和
- あ、ありがとうございます
逢坂壮五
- いーえ
二階堂大和
- 僕の部屋入ったのか。なんか恥ずかしいな。
(壮五)
- ……、あれ?
逢坂壮五
- 頭がぼーっとして、視界が揺らぐ。ボタン外せない……
(壮五)
- ソウ?あ、ボタンね。やってやる
二階堂大和
- あ、……はい。
逢坂壮五
- あ、この状況、冷静に考えたらやばくない。
大和さんが僕のボタン外してる。恥ずかしすぎる。
(壮五)
- 全然焦点が定まらない。むしろ酷くなって……あれ……なんだこれ……
(壮五)
- 壮五が大和に寄りかかる。
- ん?ソウ?
二階堂大和
- 壮五は気を失っていた。
- ……まじか。
二階堂大和
- 無理しすぎなんだよ。ソウは。
二階堂大和
- 壮五の頭をなでて、寝かしてやる。
- あ……
二階堂大和
- これ、着替えさせてやんなきゃいけないやつじゃね?まぁ、軽いし、いっか。
(大和)
- とりあえずシャツを脱がせ、寝巻きを着せてやる。
- こっからだよなー。すごくやっちゃいけないことする気分。
(大和)
- いやいや、しょうがないから!
(大和)
- ズボンを脱がせる。
- ほっそ!足ほっそ!やばいな、これ。
(大和)
- ……ん…
逢坂壮五
- 今起きられても困るから寝てて!
(大和)
- ズボンを履かせてやるが、意外とてこずってしまう。
- おっし、終わった!
(大和)
- しっかし、キレイな顔立ちしてんな…
(大和)
- 続く