異変解決組ッ!
東方の霊夢・魔理沙 人間の葵が異変を解決する物語です!
- それで、今回の異変はなんだぜ?
魔理沙
- それがわからないのよね…
霊夢
- そ、それじゃあ、どうするんですか!?
葵
- どうにもできないわよ。
霊夢
- まぁ、打つ手が一つもないって訳じゃないぜ?
魔理沙
- え!?ど、どうするんですか!?
葵
- 大体異変を起こした黒幕はわかるしね。
霊夢
- あぁ。多分あいつだろうな。
魔理沙
- (この人たちすごい!!)
葵
- そして3人はある場所へ向かった
- 到着。紅魔館だ。
魔理沙
- こ、紅魔館!?
葵
- なんでそんなに驚いているの?
霊夢
- だって…私達がいた距離から紅魔館まではすごく遠いですよ?半日はかかります…
葵
- 私たちをなんだと思ってるの?
霊夢
- 霊夢さんと魔理沙さん…です。
葵
- そーゆー意味じゃなくて、私達は空を飛べる。だから短時間で移動できたって不思議じゃない。
魔理沙
- 魔理沙の言う通り。
霊夢
- そ、そっか…
葵
- 葵はどこからかメモ帳と鉛筆を取り出し、何かを書いた。
- そんな事しなくてもいいじゃないか…
魔理沙
- いっつもこれ。どんな風にメモしてるのか、逆に気になるわ。
霊夢
- できた、あ、お待たせしてすみません。
葵
- 平気よ。さぁ、行きましょ。
霊夢
- こうして、紅魔館の門の前まできた3人。
- 美鈴、私達紅魔館に用があるんだ。開けてくれ。
魔理沙
- 無理です。
美鈴
- お願いします。一大事なんです。
葵
- そう言われましてもね…お嬢様のご命令です。
美鈴
- どんな命令なの?
霊夢
- そ、そんなの、言えませんよ!
美鈴
- チッ
霊夢
- (舌打ち!?)
葵
- なぁ、頼むよ。ホントに危ないんだ。
魔理沙
- (気づいたのか…)
無理なものは無理です。
美鈴
- なら、力ずくで通らせてもらうわ。
霊夢
- え、れ、霊夢さん!?
葵
- 葵、ここは霊夢に任せようぜ。
魔理沙
- いくら霊夢だからって、容赦しませんよ。
美鈴
- そう。勝手にすれば?
霊夢
- 美鈴、やめなさい
パチェ
- パ、パチュリー様!?
美鈴
- なによ?なんで止めたのよ。
霊夢
- 霊夢に勝てる奴がいると思ってんの?
パチェ
- 否定はできないな…
魔理沙
- (確かに強いけど、止めるほどかな?)
葵
- でも、なぜ?勝てなくたって…
美鈴
- 体力の無駄になるの。
パチェ
- そう?私は楽しいけど。
霊夢
- 美鈴にとっちゃぁ心残りがあるだろ。
魔理沙
- だから止めたんですね…
葵
- 美鈴と争う代わりに紅魔館に入っていいわ。
パチェ
- え、パチュリー様…
美鈴
- !?ほ、ほんとか!?
魔理沙
- 嘘はつかないわ。入れたのは私の責任でいいから。
パチェ
- なーんだ、こんな簡単に入れちゃうのね。
霊夢
- 簡単…ねぇ…
葵
- まずは小悪魔がいるところに行きなさい。案内してくれるわ。
パチェ
- オッケー、ありがとな!!ありがとな!!
魔理沙
- ありがたく入らせていただくわ。
霊夢
- あ、ありがとうございます!
葵
- 悔しいですけど…仕方ない。
美鈴
- …いいのよ。(魔理沙ともっといたかったけど…仕方ないわ。)
パチェ
- パチェのおかげで3人は紅魔館へ入ることができた。
- うわー!?何勝手に入ってるんですか!?
小悪魔
- 勝手じゃないぞ、パチュリーから許可は得てる。
魔理沙
- そうです。
葵
- さぁ、大人しく案内しなさい!
霊夢
- ぐ…霊夢に言われるとむかつきます…
小悪魔
- あはは…💧
葵
- な、何よ、その言い草は!!
霊夢
- まぁまぁ、落ち着けって。
魔理沙
- 事実を言っただけです!何が悪いんですか?
小悪魔
- あ、コレは…
葵
- 言い方よ!むかつくって…?
霊夢
- あぁ。あれが起こるな。
魔理沙
- 小悪魔ですもーん。
小悪魔
- 黙って見てましょうか…
葵
- はぁ?小悪魔ってのは男を誘惑してムフフなことするって意味よ!
あんたは悪魔じゃあないでしょう?w
霊夢
- そうだな…
魔理沙
- いいんですよ!小悪魔でも悪魔でも!“悪魔”ってついてるじゃん!
小悪魔
- “小”がついてるじゃない!何?羽が生えてるだけで悪魔だと思い込んでるの?w
霊夢
- 羽が生えてるだけって、バカにしないでくださいよね!?
小悪魔
- 何を騒いでるの。
パチェ
- ぱ、パチュリー様!!
小悪魔
- お、パチュリー。さっきはありがとな。
魔理沙
- いいのよ。
パチェ
- で…争いもなくここまで来てよかったのかしら?
霊夢
- そうですよ。あなたがたにとって不利では?
葵
- なに、無駄に体力を使ったところで、最終的な争いでお互い体力があった方がいいでしょう?
パチェ
- なーんか味気がないわね。
霊夢
- いいのよ。さぁ、早く行きなさいよ。
パチェ
- (案内してくれてる…)
葵