麦わらの一味の日常
迷子の迷子のゾロをみんなで心配する話
- ゾーーーーローーーーー!!
チョッパー
- どこだーーーーー!!!
チョッパー
- お前まだ寝てなきゃダメなんだぞー!!!
チョッパー
- みんな!
チョッパー
- ゾロが船に居ねェんだ!
チョッパー
- どこに居るか知らねェか?!?!
チョッパー
- こちらキャプテン・ウソップ!!!with サンジ
ウソップ
- チョッパー、お前も毎度毎度大変だな…
ウソップ
- 今のところゾロとは遭遇していない!
ウソップ
- ったく、あのマリモ
マリモのくせに迷惑ばっかかけやがって
サンジ
- とりあえず俺とサンジで二手に分かれて探すわ!ゾロ発見したら報告する!
ウソップ
- 見つけ次第 船まで蹴飛ばしてやる
サンジ
- サンジ、それ死ぬと思う
チョッパー
- 俺、ゾロの代わりに船番しなきゃいけねェからよろしく頼むよ!
チョッパー
- あたしも見てないわ
ナミ
- まったく…これからは殴って気絶させた上で、出かけられないよう縛っておけばいいのよ
ナミ
- 発想が鬼でしかない
ウソップ
- 仲間でしかもケガ人なのに
チョッパー
- 仕方ないじゃない
ナミ
- ほっといたらすぐどっか行くし、こっちが迎えに行かないとアイツ永遠に帰ってこれないのよ?
ナミ
- う、確かに…
チョッパー
- 文字にするとめちゃめちゃバカな奴みたいだ
チョッパー
- みたいというかバカよ
ナミ
- ホントに最悪の緑だな
サンジ
- 返す言葉がねェ…
だってすべて事実だから…
ウソップ
- みんなゾロ探してんのか!
ルフィ
- 俺さっき会ったぞ!
ルフィ
- ホントかルフィ!
どこだ?!
チョッパー
- メシ屋の前で会った!
ルフィ
- おいおい、メシ屋っつってもいっぱいあるぞ
どこのメシ屋だよ
ウソップ
- ピザがめっちゃうまいメシ屋だ!
ルフィ
- いや誰がお前のオススメ聞いたよ!!!!!
それじゃわかんねェよ!
ウソップ
- 店の名前とか方角とか覚えてねェのか
サンジ
- 覚えてねェ!
ルフィ
- でもゾロ元気だったぞ?
ルフィ
- もう起きて平気なのか〜?って聞いたらおぅって言ってた!
ルフィ
- そんなワケあるかァ!!
チョッパー
- あと二週間は絶対安静だよ!!!
チョッパー
- ん~、でもまァゾロだし大丈夫だろ!
ルフィ
- だからそんなワケあるかァ!!!!!!!!
チョッパー
- チョッパー先生、ご乱心
ウソップ
- あああ、もし傷口が開いて人目につかない路地裏とかで倒れてたらどうしよう…!
チョッパー
- 死ぬわね
ロビン
- ギャーーーーーー!!!
チョッパー
- 入ってきて早々とどめを刺すなよロビン…
ウソップ
- 助けも呼べず誰にも見つからないまま、開いた傷口から流れ出る血溜まり浸かって死ぬと思うわ
ロビン
- 思うわ じゃねェよ!!
怖ェよ!!!
ウソップ
- ギャーーーーーー!!!
ゾローーーーーー!!!
チョッパー
- 落ち着けチョッパー
サンジ
- まァ、あのクソ迷子ヤローのことだ、もう既にそのメシ屋から遠く離れたワケわからん場所にワープしてる可能性が高い
サンジ
- ウソップ、とにかくしらみつぶしに探すぞ
サンジ
- しょうがねェな〜
了解!
ウソップ
- おい
ゾロ
- 誰が迷子だ
このグルグルクソコック
ゾロ
- ゾ、
チョッパー
- ゾローーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
チョッパー
- やっとお出ましか
オメーのことだよ!!迷惑迷子マリモ!!!!
サンジ
- よかった〜~〜!!!!
生きてた~~~!!!!
チョッパー
- どこ行ってたんだよ!!
安静って言っただろ!!
チョッパー
- もう治った
ゾロ
- そんなワケあるかァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チョッパー
- 3回目
今日イチ
ウソップ
- で、どこにいるんだゾロ
ウソップ
- わからなかったら場所の特徴でもいい、教えてくれ
ウソップ
- そこに目印になるようなモンあるか?
ウソップ
- てかもう何もわからなかったらパノラマ写真撮ってここに載せろ
ウソップ
- 載せたら俺かサンジが来るまでそこから動くなよ
ウソップ
- 完全に迷子、しかも相当小さい子への対応ね
ロビン
- ししし!
ゾロはバカだからな~!
ルフィ
- いやオメーも人のこと全っ然言えねェから
ウソップ
- ピザの件も相当だから
ウソップ
- あとナポリタンもうめェんだ!!
ルフィ
- でもえびアボガドとかいうのはちょっとよくわかんなかった!
ルフィ
- 知らねェよ!!!!!
ウソップ
- なかなかパノラマ写真があがらないわね
ロビン
- ロビンがもうゾロに関して諦めてる…!
チョッパー
- ったくマリモの分際でレディを待たせるんじゃねェよ
サンジ
- お前に目印になるような気の利いたモン見つけられるワケねェだろ
サンジ
- 場所の名前なんて論外だしな
サンジ
- とっととスマホをカメラモードにしてグルグル回りやがれ
サンジ
- え?
チョッパー
- …あれ?
チョッパー
- どうしたの、チョッパー
ロビン
- 俺、ゾロ心配しすぎて疲れたのかも…
チョッパー
- 緑色がこっちに…
チョッパー
- ……いや、やっぱりそうだ!!
チョッパー
- ゾロが船に向かって来てる!!!!
チョッパー
- は?
サンジ
- は?
ウソップ
- いや、
サンジ
- いやいやいやいや
ウソップ
- 人違いだろ
サンジ
- 奇跡的にマリモがもう1匹この街にいたんだろ
サンジ
- アナザーマリモだ
サンジ
- そうだぞ、チョッパー
あのゾロが船にたどり着けるはずがねェ
ウソップ
- テメーら後でたたき斬る
ゾロ
- マジかよ…
サンジ
- 明日の天気が心配だぜ…
ウソップ
- こんなこともあるのね
ロビン
- うん、俺もびっくりした
チョッパー
- もしかしてお前ら実は斬られたいのか?
ゾロ
- ししし!
ルフィ
- まァ、よかった!!
今日は宴だァ!!!!!
ルフィ