アリスの野望 2
こんにちは!みかん好きです(*ˊᵕˋ*) この頃忙しく投稿出来ませんでした…すいませんm(_ _)m 是非この作品を見てください!
- 私を…食べ…て?
アリス
- アリスはマリーと話したあの記憶の糸を辿った
チシャ猫
- すると思い起こされたのは
チシャ猫
- そうよ!このクッキー体が小さくなるんだわ!お母様が言っていた気がする…
アリス
- 身長が低くなるってことは…体重も…
アリス
- どうやらアリスくらいの年頃の女の子は体重を気にしてしまうらしい…
アリス
- 良しっ!食べようかしら...♪*゚
アリス
- アリスはクッキーを口いっぱいに頬張った
アリス
- んーおいひい(*´・ч・`*)
アリス
- ん?
アリス
- きゃぁぁぁぁぁー!
アリス
- その時アリスが目にしたのは、自分が小さくなった姿ではなく、大きくなった姿だった。
それも異常なほどの大きさだった
アリス
- 何よ!?これ!?大きくなっているじゃない!ちょっとどうなっているの!?
アリス
- 体重増えちゃっているじゃない!もういやーーー!
アリス
- アリスは大きな体で泣きわめいた
アリス
- お母様が間違って私に教えてくれたのかしら…それとも私が間違って覚えてしまっただけ?あーー!もうっ!どうしよう…
アリス
- 頭に怒りマークを浮かべたアリスの目の前に一つの小さなビンが現れた…
アリスが大きすぎてそのビンが小さく見えるだけかもしれないが…
アリス
- このビンは何?さっきまで無かったはずなのに…
アリス
- そのビンには小さくこのような事が書いてあった…
アリス
- 私を…飲ん…で?
アリス
- ?またおかしい事が書いてあるわね…
アリス
- まぁいいわ!飲んでやろうじゃない!こうなったらやけくそよ!
アリス
- アリスは小さなビンの中身を勢いよく流し込んだ
アリス
- ん?
アリス
- へ?ええぇーーーーー!?
アリス
- その時アリスが見たものは自分の体が小さくなっていく光景だった
アリス
- わー!やったー!ダイエット成功ね!
アリス
- よほど嬉しかったのか、アリスの周りにはキラキラ.*・゚ .゚・*.したものが舞っていた
アリス
- しかし次の瞬間その嬉しさは焦りへと変わる…
アリス
- きゃぁぁぁぁぁー!
アリス
- どんどん小さくなっていくじゃない!
アリス
- きゃぁぁー!服が!服が着れないわ!
アリス
- 縮むスピードは加速していく一方…とうとうアリスは手のひらに収まるほどになってしまった…
アリス
- もうこれ以上…縮まないでー!
アリス
- 次の瞬間アリスはもう縮まなくなった
アリスは焦りから解放され、胸を撫で下ろした
アリス
- はぁー…よかった…
アリス
- あっ!でも服もう着れなくなっちゃった…どうしよう…
アリス
- その時だった。
アリスが入っている部屋のドアが開き、光が射し込んだ。
そして「大丈夫?」と暖かくてそっと包んでくれそうな声がした。
アリス
- え?
アリス
- アリスは咄嗟にその声のする方を見た
そこには小さな白兎と猫?が立っていたのだ
アリス
- 君大丈夫?
ノア
- わっ!素っ裸だにゃ!ほら男はあっちに行って!
チシャ猫
- う、うん
ノア
- あなた達は誰なの?
アリス
- 私の名前はチシャ猫だにゃ!
チシャ猫
- ノア(白兎)はアリスを背にしたまま話し始めた
アリス
- 僕は白兎、でもノアって呼んでよ!
ノア
- じゃあ、そう呼ばせてもらうわ!
アリス
- ふふふ〜( *´艸`)まだ気に入っているんだその名前!
チシャ猫
- ナッなんだよ!
ノア
- ノアって名前ねーある人に付けてもらったらしくてね〜その人が初恋の人らしいにゃ!
チシャ猫
- へー!
アリス
- ノアの頬は少し赤く染まっていた
アリス
- わー!わー!わー!
ノア
- うるさい!もう喋らないで!
ノア
- ごめんね!ノア!(*^^*)
チシャ猫
- 少し間をあけてノアは喋り出した
アリス
- しっかし、人間が来るなんて2回目だなー!
ノア
- そうだにゃ!
チシャ猫
- 1回目の人多分私のお母様だわ!
アリス
- えっ?
ノア
- へっ?
チシャ猫
- 二人は凍りついたように固まり、驚きを隠せない様子だった
アリス
- 君もしかしてアリス?
ノア
- うん、何で私の名を知っているの?
アリス
- !
チシャ猫
- 何かを確信したように、ゆっくりとノアは喋り始めた
チシャ猫
- そうか、そうだったのか…
ノア
- ノアは大きく手を広げた
チシャ猫
- 君にはこのワンダーランドを救ってほしい!
ノア
- そう、あの人のように…
ノア
- その人の名は聖騎士マリー!
ノア
- えっ?お母…様?
アリス