【身内用二次創作】TOV
身内用に作成したものなので、間違って開いてしまった方はそっと閉じる事を推奨します。
- 宿屋・ロビー
女
- や…やっと着いた…
カロル
- うん、長かったね…
エリス
- ふふ、今日は野宿しなくて済みそうね
ジュディス
- そうですね、良かったです
エステル
- おばちゃん、7人で1泊したいんたけど
ユーリ
- あー…すまないねぇお客さん。今日は混んでて、6人部屋1つしか空いてないんだよ
女将
- えっ、そうなの!?
カロル
- ちょっ、おっさんもう野宿する体力無いわよ…
レイヴン
- 困ったわね、私もいい加減ちゃんとしたお風呂に入りたいのだけど
ジュディス
- どうしましょう…
エステル
- あ、あの、私体小さいし、カロルくんとなら一緒に寝れると思う…!
エリス
- えぇぇぇ!!??
カロル
- …エリス、それは流石にいろいろマズいからやめとけ
ユーリ
- なら、どうすんのよ
リタ
- そうだな…じゃあ
ユーリ
- じゃあ、私と相部屋っていうのはどう?素敵なお兄さん
女
- !
…あんたは?
ユーリ
- 私、ここの宿で2人部屋に1人で泊まってるの。
そっちは1人入れないみたいだし、ちょうど良いと思わない?
女
- なにこの女
リタ
- す、すごい服ですね…
エステル
- はいはーい!それならおっさんが…
レイヴン
- うふ、私若い子が好きなの♡
女
- 笑顔だと余計傷つくわ…
レイヴン
- ユ、ユーリ…
エリス
- そんじゃ、そうさせてもらうかな
ユーリ
- ! えっ…
エリス
- ちょっと、本気?
リタ
- こうした方が早いだろ?別に俺はいいし
ユーリ
- で、でも…
エステル
- 即決だなんて男らしいのね。ますます気に入っちゃった♡
それじゃ、2階の奥の部屋で待ってるわね~
女
- …行っちゃった
カロル
- …そんじゃ、俺も行くかな。
お前らの部屋は3階だってよ。ほら、鍵
ユーリ
- あ、う、うん
カロル
- 明日は8時にここ集合な。夜更かしすんなよ
ユーリ
- は、はい。分かりました
エステル
- あ、あの…ユーリ…
エリス
- ほら、エリスも早く風呂入って寝ろ。疲れてんだから
ユーリ
- …うん……
エリス
- 行きましょ、エリス。髪洗ってあげるわ
ジュディス
- おっさんもおっさんもー…ふぎゃっ!
レイヴン
- 覗いたら殺すわよ
リタ
- ユーリ、おやすみ
カロル
- あぁ、おやすみ
ユーリ
- 宿屋・部屋
ジュディス
- ユーリ…大丈夫でしょうか
エステル
- 大丈夫って、何が?
リタ
- い、いえ、その…
エステル
- もー!青年ずるい!あんな美女と一晩同室なんて…
レイヴン
- でも、まさかユーリがオッケーすると思わなかったよ
カロル
- ああいうタイプが好みなのかしらね
ジュディス
- ………。
エリス
- エリス?どうしたの?
カロル
- えっ?な、なんでもない…
エリス
- もしかして、エリスも気になります?ユーリのこと
エステル
- そっ、そんなこと…
エリス
- あいつのことだから、案外楽しんでんじゃない?心配することないわよ
リタ
- それもそうね
ジュディス
- え?楽しんでるって?
カロル
- カロル少年はまだ知らなくていいことよ~
レイヴン
- ………。
わ、私、ちょっと散歩行ってくる
エリス
- あら、1人で?もう遅いわよ
ジュディス
- す、すぐ戻るから…っ!
エリス
- エリス、出ていく
エリス
- …分かりやすいわね
レイヴン
- そうね、つい苛めたくなっちゃうわ
ジュディス
- あんた、ほんといい性格してるわ…
リタ
- 宿屋・廊下
リタ
- (どうしよう…つい出てきちゃったけど…)
エリス
- (……ユーリ…今頃何してるんだろう…)
エリス
- (……ん?
…あ、あれって…!
ユーリとさっきの女の人…!)
エリス
- (肩つかんで…何してるの…?)
エリス
- …あらぁ、さっきのお嬢ちゃんじゃない
女
- !
エリス
- ! エリス…
ユーリ
- こんな遅くにウロウロしちゃダメよ?
ここからは、オトナの時間♡
女
- ………。
エリス
- お前、こんなとこで何やってんだ?早く寝ろって言ったろ
ユーリ
- ……こそ…
エリス
- ん?
ユーリ
- ユーリこそっ…何やってるの…!
エリス
- 俺は…
ユーリ
- あらぁ、ヤキモチ?可愛いわね♡
女
- ……っ………
ユーリのばかっ!!
エリス
- ! おい!エリス!
ユーリ
- 街の中
ユーリ
- ………。
エリス
- (…ばか、って、言っちゃった…)
エリス
- (でも…ユーリが、あんな…)
エリス
- (皆の言う通り、ああいう人が好きなのかな…)
エリス
- …はぁ……
エリス
- おっ、可愛い子ちゃんはっけーん!
男
- !
エリス
- こんな時間に出歩くなんて悪い子だなぁ~送ってあげよっか?
男
- えっ、あ、あの…1人で帰れます…
エリス
- まぁまぁ遠慮しないで!なんなら、これから一緒に楽しんじゃう?
男
- えっ、えっと…私…
エリス
- さーじゃあ行こっか!
男
- やっ…は、離して…
エリス
- 悪いけど、他あたってくんない?
ユーリ
- ! ユーリ!
エリス
- はぁ?なんだお前
男
- こいつは俺が先約中。
…妙な真似すんなら、容赦しないぜ?
ユーリ
- …どっかで見た顔だな…
……まさか!手配書の!
男
- …知ってんなら、分かんだろ?
さっさと消えな
ユーリ
- ひ、ひぃぃぃっ!
男
- …あ……
エリス
- ったく…何やってんだよ
ユーリ
- ………。
エリス
- ほら、皆のとこ帰んぞ
ユーリ
- ……ユーリは…皆の所、帰らないじゃない
エリス
- ………。
ユーリ
- わ、私の所になんて来ないで、あの女の人といればいいじゃない…!
エリス
- ……はぁ…
ユーリ
- 私なんて、あの人みたいにい、色気なんて…ないし…っ!
エリス
- あのな、エリス
ユーリ
- …なっ、なに…
エリス
- ほんとに泊まるわけねーだろ
ユーリ
- ……えっ…
エリス
- もともと俺は外で寝るつもりだったんだよ。
そしたらあの女が追いかけて来て…
ユーリ
- で、でも、肩つかんで…
エリス
- あれはまとわりついてくるのを引き剥がしただけ
ユーリ
- そ、そうなの…?
エリス
- そーなの。
皆疲れてたし、早く手続きを終わらせるために話合わせたんだよ
ユーリ
- な、なんだ…そうだったんだ…
エリス
- 納得したか?
ユーリ
- うん……あの、ユーリ…ごめんなさい
エリス
- いいさ。
貴重なもん見れたしな
ユーリ
- 貴重なもの?
エリス
- 『ユーリのばかっ!!』って言った時のお前、スゲー顔してたぞ
ユーリ
- !!
あ、あれは…っ!
エリス
- はははっ
ユーリ
- 宿屋・部屋
ユーリ
- エリス…遅いですね
エステル
- そうだよね、探した方が良くない?
カロル
- 大丈夫よ、ついさっきラピードがメモを持ってきたわ
ジュディス
- 誰から、何て書いてあったんです?
エステル
- ユーリから、エリスと一緒にいるって
ジュディス
- やっぱりそうなったわけね
リタ
- えっ?だってユーリは女の人と…
カロル
- あーあ、若人達はいいわね~
レイヴン
- なんだかよく分かりませんけど…ユーリが一緒なら安心ですね
エステル
- そうね。
さ、私達も寝ましょ
ジュディス
- 街の外
ジュディス
- …ほんとにいいのか?戻らなくて
ユーリ
- うん、いいの
エリス
- そっか…んじゃ、寝るとすっか。
結界はテントの中だけだから、1人で出るなよ
ユーリ
- うん、分かった。
おやすみ、ユーリ
エリス
- あぁ、おやすみ
ユーリ
- ……すー…すー…
エリス
- ………。
ユーリ
- 『私なんて、あの人みたいにい、色気なんて…ないし…っ!』
エリス
- ……こっちの方がよっぽど効くって分かってないだろうな、こいつは…
ユーリ
- ーEndー
ユーリ