アリスの野望 1
こんにちは!みかん好きです(*ˊᵕˋ*)今回はファンタジー系に挑戦すべく、この物語を作りました!ハナミズキの咲く頃にと同時進行で公開していくつもりです!よろしくお願いしますm(_ _)m
- アリスはごく普通の幸せの毎日が心地よくて仕方なかった
アリス
- お母様!見て見て!こんなにお花取れたんだよ?
アリス 幼少期
- わー!凄いわね!アリス!
マリー
- それもお母様の名前のお花!、えーと、「マリーゴールド」!
アリス 幼少期
- そうね(*ˊᵕˋ*)
マリー
- そんな日がいつまでも続くのだとアリスは思っていた。7歳の時のエイプリルフールが来るまでは…
マリー
- えっ?お母様!!!
アリス 幼少期
- その時アリスは木苺つみから帰って来て見た光景だった…アリスの母、マリーが倒れ込んでいたのだ
アリス 幼少期
- マリーの服には包丁が刺さり血が滲んでいた…
マリー
- 驚きのあまり彼女は少しの間息をするのを忘れていた…
アリス 幼少期
- ア…アリ…ス…
マリー
- マリーの近くには黒い影があった
アリス 幼少期
- それは得体の知れない生き物だった…
アリス 幼少期
- あっあなた誰よ!
アリス 幼少期
- その生き物は何も言わず、去っていった…
アリス 幼少期
- ア…アリス、今から言うことをしっかり聞いて…
マリー
- う、うん…
アリス 幼少期
- あなたに…探してほしいものがあるの…
マリー
- その名は…
マリー
- ライフ・オブ・ストーン
マリー
- ライフ・オブ・ストーン…
アリス 幼少期
- 現実世界にはないけれど…ハァ…きっとあの世界にはある
マリー
- あの世界は何の世界なの?
アリス 幼少期
- その世界の名は…ッ
マリー
- ワンダーランド
マリー
- マリーは少し間を開けてからまた話し始めた…
マリー
- アリス、私はもう天国へ行ってしまうけど…
マリー
- なっ何言っているの?諦めちゃダメよ!
アリス 幼少期
- アリスの目にはポロポロと熱いものが吹き出した
アリス 幼少期
- アリス、あなたを愛しているわ
マリー
- 私もよ!お母様の事を愛しているわ!
アリス 幼少期
- いつまでもあなたの心の中では生き続けるから……ね?
マリー
- その言葉が最後だった…マリーは天国へと旅立って行った
マリー
- お母様っ!お母様っ!
アリス 幼少期
- うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
アリス 幼少期
- アリスは泣き叫んだ…
アリス 幼少期
- それから10年後…アリスは17歳…
アリス 幼少期
- アリスはワンダーランドという世界についてマリーから昔よく話してもらったという…
アリス 幼少期
- ワンダーランドの入り口は
アリス
- 大きな…穴…
アリス
- ってどこにあるのよ!!!
アリス
- 10年かけて探したのにっ!見つからないじゃない!!!
アリス
- アリスの感情は寂しさを通り越して、怒りとなっていた
アリス
- その時、ひとつの影がアリスの前を通り過ぎた…その正体は…
アリス
- うっうさぎ?
アリス
- こっこれは!お母様の言っていたことにそっくりじゃない!!!「うさぎを追っていたら穴に落ちた」これよ!絶対これ!
アリス
- ちょっ!待って!うさぎさーん!
アリス
- そう言ってアリスは白兎を必死に追いかけた
アリス
- はっ速いわね…私だって負けないわよ?
アリス
- その時アリスは自分が宙に浮いた気がした…
アリス
- アリスの真下にあったのは大きな穴だった
アリス
- えっ?きゃぁぁぁぁぁー!穴よねこれ!嬉しいけど怖い(∩´﹏`∩)
アリス
- っていうかどこにあったのよ!こんな穴!
アリス
- 頭に怒りマークを浮かべながら、アリスは勢いよく落ちていった
アリス
- そしていつの間にか穴の底に着いたようで、アリスは小さな部屋に座り込んでいた…
アリス
- わー!もう穴の底に着いちゃったんだ!
アリス
- っていうか、うさぎさんは?
アリス
- アリスは辺りをキョロキョロと見回した
アリス
- あれ?いない…
アリス
- ん?何…これ?
アリス
- アリスはピンク色の箱が自分の目の前にある事に気づいた。そしてその箱を恐る恐る開けてみるとそこにはクッキーが入っていた
アリス
- わぁー!クッキーじゃない!美味しそうね...♪*゚
アリス
- あれ?何か書いてある…
アリス
- そのクッキーにはこのように書いてあった…
アリス
- 私を…食べ…て?
アリス