入団
教団の周りを飛び回るゴーレム。アレンが入団したその翌日(あたり)、怪しい狐面の少年がモニターに映る…みたいなカンジ。飄々系キーマンショタは世界を救うと思います。ゼンゼン説明してないけれど、シオンとマリアの関係性も矛盾生まないように綿密に練られてたり…
- 入団
マリア
- フードを目深に被ってて…
ジョニー
- 狐の面着けてるって…
リーバー
- ……。
ハモリ
- ま、まぁ。今は門番の審査を待ちましょう!
リナリー
- コイツ…アウトォォオ~~!!!!
門番
- !!
ハモリ
- ア、AKUMAの臭いがプンプンしやがるゥ~~ッ!!!
門番
- (当の本人は おや?と
特に大事とも思っていなさそうな声色で事態を見守った。)
マリア
- 大丈夫よ兄さん。
神田が行ったみたい。
リナリー
- ぼ、僕も行きます!!
アレン
- アレンくん?
もう神田が到着する頃だから大丈夫よ?
リナリー
- いえ、僕の左目があればAKUMAかどうかすぐに見分けられますし。それに…
アレン
- (儚げな表情で遠くを見つめる。)
マリア
- なんか、見たことあるパターンだなぁ、って…
アレン
- ギクーッ!
コムイ
- あぁ……。
ハモリ
- とにかく、行ってきます!!
アレン
- あっ、アレンくん!!
… 行っちゃった……。
リナリー
- (門前にて)
マリア
- それは多分、ここに来る前
AKUMAと交戦したか…らっ?
シオン
- (神田の着地斬りをかわす。)
マリア
- チッ、避けたか…
一匹で来るとはいい度胸じゃねェか。
神田
- (戦闘。軽々と神田の攻撃を躱す少年。)
マリア
- だから、AKUMAじゃないんだって。
なかなか悪くない太刀筋だけれど。
でも…僕はお話がしたいかな?
シオン
- (刃を掴む。)
マリア
- !!
神田
- ちょっとバ神田!
先に行かないでくだ…
アレン
- (アレンの左目が発動しない。)
マリア
- って!その人…AKUMAじゃありません!!
アレン
- え?
ハモリ
- …何?
神田
- 何?じゃないですよ!
さっさと刀を下ろしてください、このバッ神田っ!!
アレン
- …チッ。
神田
- …えーと、改めて。
中央庁から派遣された者だ。
上層部から、書類が届いているはずなんだが…
シオン
- 室長宛てに。
シオン
- ……兄さん?
リナリー
- 室長?
ハモリ
- うっ…そこのキミ!!
コムイ
- えっ、またオレっすか!?
モブ
- 流石に二度目は……
ジョニー
- ねえ…?
リーバー
- ボ、ボクモテツダウヨー!
コムイ
- …はぁ…。兄さんったら……
リナリー
コムイとお話
マリア
- 室長ならセカンドのことは知っているだろう?
一人だけ、アジア支部以外での成功例があったことも
シオン
- アジア支部以外での第二エクソシスト開発…?
小さな隔離研究所のことだね。
でも、確か資料の情報では“その後咎落ちで 死亡”、と…
コムイ
- (“死亡”と告げる彼の表情は、一瞬歪んだ。)
マリア
- シオンくん…。キミは、“彼女”と何か接点があったのかい?
コムイ
- ふふっ。接点、か…
シオン
- (立ち上がって室長机の前まで来たシオンは狐の面を机に置き、
緩慢な動きでフードを外した。)
シオン
- この世界には、君の知らないことの方が多い。
マリア
- (驚くコムイを余所に、“彼女”は妖艶に微笑んだ。)
シオン