ポケダン的なもの #1
漫画にする画力が無いので流れだけまとめます
- …………
- ……あれ……?……
- ……なんだろうこれは……
- ……どこだろうここは……
- なんだか変な感じ……
- …………
- どこからか声が……
- …………
- もう!
???
- またかい君は!
???
- 毎回毎回ぼくの所によこされても困るんだよ!
???
- ……
???
- 知らないよ!
???
- あ……あの……
たなか
- あ、ごめんちょっとまっててね
みう
- はぁ……
たなか
- ……もう!
???
- 今回きりにしてくれよ!
???
- ……
たなか
- ……ふぅ。
???
- ごめんね、待たせちゃって
みう
- いや、全然
たなか
- まったくアイツには困ったものだ
みう
- こちらの都合など気にもとめてない
みう
- 誰かと話してたんですか……?
たなか
- うん
みう
- ちょっとテレパシーでね
みう
- テレパシー……
たなか
- へんな夢でも見ているのだろうか……
- そうだなぁ夢といえば夢かもしれないね
みう
- えっ?
たなか
- いま……考えた事が……
- 読まれた……?
- そうだね。
みう
- あ、ごめん
みう
- 人間は心を読まれる事は嫌いだったっけ?
みう
- 人間って……
たなか
- …この可愛い生き物は一体何なんだろう…
- あははっ!
みう
- ……!
みう
- どうやら君には本当のぼくの姿が見えているようだ
みう
- ぼくは性別不詳だけど、君のために♀になってみるのもいいかもしれないな♪
みう
- ……なんて答えたらいいんだろう
- ふーむ……
みう
- そうか……君がねぇ……
みう
- あ……あの……
たなか
- 近くで見られるとなんだか居心地が悪い
- 君、まだ気付いてないね
みう
- ……?
たなか
- 自分の体、みてみなよ
みう
- ……
たなか
- ……おぉ……
たなか
- ……どこかで見たな……
- たしかゲームの……
- ……何だっけ?
- あのゲームはこちらの世界から人間界に戻った奴が作ったものだな
みう
- なんだ、しらないの。結構有名だよね?
みう
- はぁ……ゲームはあまりしないので……
たなか
- こちらの世界……?人間界……?
- 変な夢だなぁ
- ……今はまだ夢のようなものだけど、それは今だけだよ
みう
- ……?
たなか
- 君はこれからこちらの世界で暫く暮らしてもらいます
みう
- そちらの世界で……
たなか
- 信じてないな?無理もない
みう
- まぁ後々夢とか夢じゃないとか関係なくなってくるから、説明することだけ説明しておくね
みう
- 微妙に怖い事いいますね
たなか
- どの世界でも生きるには死ぬ程努力が必要ということさ
みう
- もっとも、こちらの世界ではなかなか死ねないけどね
みう
- ……行きたくないなぁ
たなか
- 残念だけど行ってもらうよ
みう
- 君の人間界での命の器は、上の手違いで壊れてしまった
みう
- ……はい?
たなか
- 死んだんだよ。君は。
みう
- 本来死なないはずのところでね
みう
- ……
たなか
- ただ君の魂はまだ消えない。当然だね、器が壊れてしまっただけなのだから
みう
- ただ間違って壊れてしまった器はすぐにはなおらない。君にはそれがなおるまでの間暫くこちらの世界で過ごしてもらうということだよ
みう
- なに、過ごしやすい所だよ?人間界ですさんだ心を癒すには良いんじゃないかな
みう
- 話が飛躍しすぎている……
- 飛躍した世界だからね。
みう
- 安心して、人間界の君の器に魂を戻す時には記憶は消してあげる
みう
- 一体どう安心なんですか……
たなか
- なんの支障もなく元の生活に戻れる事を約束するということだね
みう
- 元の生活……
たなか
- ……
みう
- そうそう、君の前にも手違いで器が壊された人間が結構いてね。出来る範囲でなんでも願い事を1つ聞いてあげることにしてるんだ
みう
- ……君が死んだのは君のせいではない。勿論ぼくらのせいでもないけどこちらの世界に預かる以上多少は過ごしやすくしてあげようと思ってね
みう
- 願い事を1つ……ですか?
たなか
- うん。さっき言ったこちらの世界を参考にしたゲームを作った奴は「戻ることになっても記憶を消さないで欲しい」と願い事を決めたわけだ。
みう
- 君も元の生活が嫌ならこの世界にい続けてもいいんだよ?
みう
- あ、願い事はあとから変更とかは出来ないからよく考えてね
みう
- うーん……
たなか
- こちらの世界のバランスが崩れない程度なら富、名誉、力、なんでも付けてあげられるよ
みう
- …………ちょっと思いつかないです
たなか
- えっ
みう
- 欲が無いんだね君は
みう
- 本当に人間かい?
みう
- ……だったと思うんですけどねぇ
たなか
- ははっ!なかなかいい皮肉じゃないか
みう
- あ、そんなつもりじゃ……
たなか
- いやいや……そうだな、おまかせでいいかい?
みう
- ……?
たなか
- 願い事の件だよ。こちらが適当になにか能力をつけるってことでいいかな?
みう
- あ、じゃあお願いします
たなか
- よし、じゃあそういうことで!
みう
- 目が覚めたらこちらの世界にいると思うよ。明日から頑張ってね
みう
- あ……はい……
たなか
- …………え?
たなか
- 頑張る……って?
- いい返事だね
みう
- 急激な眠気が……
- ……だめだ……逆らえない……
- …………
- ……
みう
- 少し話しすぎちゃった
みう
- ……やっと……
みう
- 終わるんだな……
みう
- ……あっ!願い事!
みう
- 適当にこれでいいか
みう