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ひとり劇場

モブサイコ100

律とモブがお話してます。アニメ派の方は若干ネタバレが含まれるので注意。

影山 茂夫
律、遅くなってごめんね。僕も最近これ始めたんだ。
影山 律
兄さん!そうなんだ。じゃあこれからはこっちで連絡取り合えるね。これからもよろしく。
影山 茂夫
うん。ところで律、最近ちょっと嬉しそうだね。
影山 律
そう?
影山 茂夫
何かあったの?
影山 律
僕も、やっと超能力が使えるようになったことが嬉しいんだ。ずっと世界の基本に立つことが夢だったから。
影山 茂夫
世界の基本…?ちょっと良くわからないけど、律もいろいろ悩んでたんだね…。僕は純粋に、律が羨ましかったよ。今だってそう。律は賢くて頭の回転が早いから…。
影山 律
はは、ありがとう兄さん。僕も、ずっと兄さんが羨ましかったんだ。超能力が使える兄さんを見て、僕も使えるようになるんだって無意識に思っていたけど、なかなかその日が来なくて…。でも、やっと兄さんと同じ土俵に立てたんだと思うと嬉しいよ。
影山 茂夫
そっか…。僕も、律が超能力を使えるようになって嬉しいよ。僕が曲げたスプーンも律が元通りにしてくれるから、安心してスプーンを曲げられる。
影山 律
それは兄さんの不注意でしょ!僕は曲がったスプーンを直す係じゃないんだから、そこは兄さんが何とかしないと。
影山 茂夫
ふふ、そうだね。ごめん律。
影山 律
いいよ、大丈夫。考え事してて曲げちゃった時は僕が直すから。
えへへ、兄さんとこんな風に話すのはいつぶりだろう。
影山 茂夫
え?いつもこんな風に喋ってるよ?
影山 律
ああ、うん。そうだね…。でも、僕は今まで兄さんに対して勝手に劣等感を抱いていたから…その、こんな風に軽い気持ちで兄さんとお喋りが出来るのが、久しぶりなんだ。
影山 茂夫
そうだったんだね…。気付いてあげられなくてごめんね、律。
影山 律
いいんだ、兄さんは悪くないよ。それより、今こうしてまた兄さんと楽しくお喋り出来ることが何よりも嬉しいんだ。
影山 茂夫
そっか…。ふふふ、律が楽しそうで良かった。そういえば、もうそろそろ塩中の文化祭だよね。律のクラスは何をするの?
影山 律
えっと……に、兄さんは?
影山 茂夫
僕のクラスはお化け屋敷だよ。僕はお化けの衣装を作る担当なんだ。そうだ!良ければ、律も手伝ってもらえる?最近ちょうどいい案が浮かんだんだ。
影山 律
う、うん。いいよ。
影山 茂夫
ありがとう!それで、律のクラスの出し物は…
影山 律
あ、ああ、えっと、僕のクラスの出し物は…喫茶店になりそうなんだ。
影山 茂夫
喫茶店?いいね!僕も寄ってみてもいい?
影山 律
え、ええ!?ええっと……その、兄さん。僕…じょ、女装をすることになったんだけど…。
影山 茂夫
律が女装!!
影山 律
う、うん…。
影山 茂夫
いいね!律なら絶対似合うよ!メイドさんの格好するの?
影山 律
そ、そうかな…?うん。ほかの男子も女装をするんだ。女装喫茶をやることになって…。
影山 茂夫
律の女装かぁ…楽しみだなぁ。師匠も呼んでいい?霊幻師匠。
影山 律
ええ!?あの人はダメだよ。
影山 茂夫
なんで?律仲悪かったっけ?
影山 律
い、いや…悪くは無いけど…その、来たら絶対からかわれるから…
影山 茂夫
大丈夫だよ。それは僕が師匠に言っておくから。からかわないでくださいって。ね?
影山 律
う、兄さんがそこまで言うなら…。
影山 茂夫
ありがとう!僕も衣装製作頑張るから、律も一緒に頑張ろう!
影山 律
う、うん!
影山 律
ところで兄さん。ずっと気になってたんだけど…
影山 茂夫
うん。何?
影山 律
僕達、家にいるのにこっちで話してるのはなんで?
影山 茂夫
あっ!そうだったね!ご、ごめん!さっきまで師匠たちと連絡を取り合ってたから、律にも連絡をしようと…つい…
影山 律
いや、いいんだ。兄さんとラインで話すのも、新鮮で面白かったよ。
影山 茂夫
あ、ありがとう。律は優しいね。
影山 律
はは、そうかな。
僕はこれから勉強するから、また後でね。
影山 茂夫
うん。
勉強頑張って!

5  

投稿日時:2016-08-31 00:13
投稿者:みなた
閲覧数:8

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