ひとり劇場

君に希望は見えているか【第5話】 ※修正

希望は消えない。

◆第5話
………………
なんとか逃げ込んだ小屋は、わりと頑丈な作りで出来ていた
マサル
はぁ…はあ…
フミアキ
……
リナコ
…棚にいろんな物が置かれています
リナコ
少量の食器 救急箱 薬…
リナコ
奥も何かありそうです………確認してきます
シオン
リナコ、……休んでいいんだぞ
リナコ
いえ
ミスズ
…………救急箱があるのね
マサル
フミアキ、立てるかい?
フミアキ
…っててて、あっ……
マサル
捻挫だ…
ミスズ
包帯で固定するわね、ちょっと我慢して
フミアキ
フミアキ
シオン
シオン
フミアキ
さっきからずっと黙ってやがるな なにか言うことはないのかよ
シオン
…何を言えばいいんだ
フミアキ
4人に1000回ずつ謝るとか?
マサル
フミアキ!
フミアキ
ぐっ…
ミスズ
…とりあえず今までのこと整理してみよう?頭が…回らないよ
シオン
まず 俺達は旅行会社トラベルホープの南の島無料招待に当選した
シオン
そして、自動運転機能船に乗り、島へと旅立った
シオン
途中で霧に覆われ…到着したのはこのボロ島だった
マサル
荒れ果ててるだけじゃなくて、…人の姿をした化物が多くいた
シオン
そして、この小屋になんとか逃げ込んだ
シオン
以上
ミスズ
…やっぱり、霧に覆われたのが船の運転をおかしくさせたのかも
ミスズ
普通の霧じゃなかった どちらかというと煙に近かった…
シオン
…と僕も思っていたのだが、おかしな点がある
フミアキ
は?
シオン
船は到着した後、すんなり引き返して行ったんだ
シオン
まるで 「この島に着いたら、すぐさま戻るように」とプログラムされているように…
マサル
たしかに…おかしくなったなら、到着してからしばらく止まったままになるだろうし…
フミアキ
おかしくなったから暴走して、動き出したんじゃねーの
フミアキ
…と思ったけど、そういや運転サインは【通常】モードだった
フミアキ
おかしい時は【緊急】モードに切り替わる、って運転席に書いてたような…
ミスズ
………じゃあ船の運転は何も異常がなかったの?
シオン
…ああ
リナコ
み、みなさん!
リナコ
奥に、武器がたくさん…
マサル
えぇ?!
ミスズ
行こう
マサル
フミアキ、ここにいていいよ
フミアキ
行くに決まってんだろ
マサル
仕方ないな………よっし
フミアキ
…………くそ~
シオン
(フミアキはマサルにおんぶされたまま、5人で小屋の奥へ行った)
シオン
こ、これは…
リナコ
銃やナイフ、金属バットなど……弓のようなものまでたくさん…
リナコ
なぜこのような…
ミスズ
しかも、結構綺麗 使い古した感じはないね
フミアキ
あのさあ…
マサル
ん?
フミアキ
これでヤツらぶっ倒せってことじゃねぇ?
マサル
…えぇ?!
フミアキ
誰かがヤツらが湧いてることを知ってて、武器を置いたんじゃねえの
ミスズ
でも、知ってるならこれを使ってさっさと倒すと思う
シオン
それが嫌だから 誰かにさせようとした
リナコ
…!!!
リナコ
…それで、無料招待なんてことを………
マサル
じゃあ、トラベルホープが全て仕組んでいたってこと?
マサル