〖ヘタリア〗日本が色々な世界の不思議を質問してみた ~伊・墺・氷~
前回とは全く関係ありません!雑学的な感じです。貴族が少なくてごめんなさい。だいぶ前に知った事なので少し違っていたらごめんなさい。
- 質問1
オーストリア
- なぜローマは地下鉄がほとんど走ってないんですか?
アメリカ
- あ~。確かに少ないよね!
イタリア
- 確か、3本くらいでしたっけ?
日本
- うん、それくらい!
イタリア
- 地上があんなに渋滞しているのに…。もっと路線を増やさないのですか?
日本
- いや~…。増やしたいのは山々何だけどね、出来ないんだよ…!
イタリア
- …金銭的な問題、ですか?
日本
- それくらいのお金はあるよっ!
イタリア
- ご、ごめんなさい…。
日本
- あ、謝る事は無いよっ!
…じゃあ、説明した方が早いから説明するね?
イタリア
- はい。お願いします!
日本
- 実はね、ローマの地下にはたっくさん遺跡が残ってるんだ!
イタリア
- でも、量が多すぎて…。地下鉄を作ろうとしても絶対にぶつかるんだ~。
イタリア
- そんな理由があったのですね…!
ですが、なぜ地下に遺跡がそんなに残っているのですか?
日本
- それはね、昔に大火事になったり、伝染病が流行ったり、戦いで街が壊されたりしたんだ。
イタリア
- そのたびに街を作り直したりしてたら、だんだんいつの間にか地下に…。…って、感じだね~。
イタリア
- あっ!
イタリア
- どうしましたか?
日本
- 補足でなんだけど…!
イタリア
- 実は3本目の地下鉄を作るときに、遺跡を壊さないように『地下25~30メートルの所に作る』っていうルールを作ったんだ!
イタリア
- けどね、それでも遺跡にぶつかっちゃう所があったんだよね…。
イタリア
- だからもう、『遺跡の所は、博物館にしちゃえー!!』ってなったんだ!だから、遺跡の場所の駅は博物館つきの駅になっていて、電車に乗りながらでも少し見学できるようになったんだ~!
イタリア
- 急にプラス思考になりましたね…!でも、いい考えですよね。一度、見てみたいです!
日本
- それじゃあ、今度俺と一緒に行こうよ!案内するよ!
イタリア
- よろしいのですか?…なら、次回訪問する際は宜しくお願いします…!
日本
- オッケー!任せてね!
イタリア
- 質問2
オーストリア
- オーストリア人の方は、なぜ自分の事を『オーストリア人』とは言わないのですか?
オーストリア
- そうですね。
『ザルツブルガー』、『チロラー』など、州の名前で呼ぶことが多いです。
オーストリア
- 例えばですね、モーツァルトは『ザルツブルガー』、アーノルド・シュワルツェネッガーは『シュタイヤーマルカー』。と、いうことです。
オーストリア
- ほぅ…。分かりやすいですね。
…なぜ州の名前で呼ぶのですか?
日本
- …国よりも州の方に愛着を持っていて、それがアイデンティティの核になっているんですよ。
オーストリア
- でも、オーストリアさんの家はアメリカさんやロシアさんの家の様に大きくないのに、なぜそんなに愛着が…?確か、私の家の北海道より少し大きい程と聞きましたし…。
日本
- それは…。
オーストリア
- …北海道…。
…ハッ!!
日本
- つまり、北海道の方が『十勝人』、『釧路人』と、言うのと同じですね!…分かりました。
日本
- 自問自答とはこの事を言うのですね…。
オーストリア
- 北海道?の事はあまり知りませんが、多分そのような物でしょう。
オーストリア
- やはり!
日本
- …その愛着の理由もいくつかございますが…。
…ご説明しましょうか?
オーストリア
- 是非、お願いします。
日本
- 分かりました。
オーストリア
- …まず一つは、山がちの地形なので、昔は遠方地域との交流があまりスムーズにできなかった事です。
オーストリア
- もう一つは、各地域に散在する防塞都市を中心として発達してきたため、それぞれの地域に独自の文化が生まれた事ですね。
オーストリア
- 実際に現在も、各地域に伝統的な郷土色が色濃く残っていますよ。
オーストリア
- なるほど…!少し、オーストリアさんの家について興味が沸きました!ありがとうございました。
日本
- いえ。私も貴方とお話し出来て楽しかったです。こちらこそ、ありがとうございました。
オーストリア
- 質問3
アイスランド
- アイスランドの国土が毎年増えているって本当ですか?
アイスランド
- 本当だよ。
アイスランド
- 本当だったんですね…!
日本
- と、いうことは…。毎年、どこかを侵略してるという事ですか…!?
日本
- …するわけないでしょ?増えてるって言っても、大体1㎝くらいだし。
アイスランド
- 1㎝!?…まぁでも、侵略はしていなかったんですね。安心しました。
日本
- っていうかこれ、自然現象だから、止めたくても止められないんだよね。
アイスランド
- 止めようと思った事は無いけど。
アイスランド
- 自然現象だったのですね…!でも、どうして増え続けるんですか?
日本
- …はぁ…。
それじゃあ最初に一つ聞くけど、僕のイメージってどんな感じ?
アイスランド
- え。…それは、アイスランドと言うだけあって『氷の国』ですかね…?
日本
- …やっぱりね。
でも実際はね、『氷の国』でもあるし、『火の国』でもあるんだよ。
アイスランド
- 火の国ですか…!?
なぜ、火の国なんですか?
日本
- 実は僕の家、火山が多いんだよね。だから、火山活動が止まらないんだ。
アイスランド
- 初耳です…!
日本
- そう?
アイスランド
- …で、家の中央部分に割れ目があるんだけど、そこから溶岩が流れ続けてるんだ。だから、その溶岩が大地を押し広げてるんだよ。
アイスランド
- …さっき、一年に1㎝くらいしか増えないっていったでしょ?
アイスランド
- はい。おっしゃっていましたね。
日本
- 1㎝って物凄く少ないけど、ずっとこのまま溶岩が流れ続けたら、数十万年後には日本の面積を越えちゃうらしいよ?
アイスランド
- な、なんですって!?
日本
- まぁその前に、地球が滅びなかったらいいんだけどね。
アイスランド
- そ、そうですね…。
日本
- …あ、あの。もう一つ質問してもよろしいでしょうか?今の質問とは全く関係が無いですが…。
日本
- いいよ。何?
アイスランド
- ありがとうございます。
日本
- 以前…と言ってもだいぶ昔ですが、アメリカさんの家のアポロ計画の時に、アイスランド君の家で訓練をされた。と、聞いた事があるのですが、なぜアイスランド君の家で行われたんですか?
日本
- …実はそれ、火山も関係してるんだよ。
アイスランド
- これもですか…!?
日本
- うん。
アイスランド
- 僕の家って、氷河と火山で形成されたんだけど、その景観が地球で一番月に似ているらしいんだ。
アイスランド
- それも初耳です…!それでは、アイスランド君の家に行けば、月へ旅行に来た気分になれるわけですね…!
日本
- そういうこと。
アイスランド
- 結構、火山のおかげで観光も助かってるんだよね。温泉もあるし。
アイスランド
- 温泉の他に、夏には白夜。冬にはオーロラ。あと、バードウォッチング、ホエールウォッチングとか。結構いっぱいあるよ?
アイスランド
- どれも楽しそうですね…!
一度行ってみたいです。
日本
- …でも、気温が心配なんですよね…。
日本
- 気温は心配しなくても大丈夫だよ。家の周りを暖流が流れてるからね。
アイスランド
- レイキャビクの冬の平均気温は1度くらいだし、君の家の寒い所より暖かいと思う。
アイスランド
- またまた初耳です…!確かに思ってたよりは暖かいですね。安心しました。
日本
- …そろそろパフィンの様子を見に行こうと思うんだけど。
アイスランド
- あっ、そうですか!お忙しい所申し訳ありませんでした。
日本
- いや、謝らなくてもいいんだけど…。
アイスランド
- まぁいいや。
それじゃあね。バイバイ。
アイスランド
- はい、ありがとうございました。また今度。
日本