「いただきます」を君へ 第一話
ちょっと人物が右に行ったり左に行ったりしてますが気にせず読んでいただければ…!
- はい、ども!うつろでございます!
匿名うつろ
- 前回はよくわからないごちゃごちゃプロローグだったのですが…今日こそ本編を!!第一話をお楽しみくださいませ✨
匿名うつろ
- 『いただきます』を君へ
- 第一話「護るべき者」
- ふふふ…
レギ
- …え?
レギ
- いただきます…そのルールを守っているかを見張るため人間には1人につき1人の悪魔がつくこととなった
- いただきますを言わなければ人間は”食料“となる つまり殺されるんだ
- 僕はどの子かなぁ~♡っと
レギ
- ん!この子かいいねぇ…😋
レギ
- 見張る悪魔側には、監視対象の名前と年齢 いる場所が書かれた紙が渡された
- ふぅん病院にいるんだぁ…哀れな子だなあw
レギ
- おっ ここの病院かな?
レギ
- 人間には見張りの悪魔は見えない ハズだった
- ふふふ… 壁をすり抜けてものすごい勢いで病室に入ると 1人の少年と目が合った
- え…?
レギ
- 冷汗が走った
- 少年は何かをノートに書き始めた そしてそれを僕に向けた
- ”あなたは誰ですか?“
ふつか
- (なぜ…僕が見えるのだろうか・・・・・・・・)
レギ
- な…なんで僕が…見える の?
レギ
- 怖い
- また何かを書く
- “僕 目は見えます”
ふつか
- 彼は微笑む
- や…そ そうじゃなくて…その…
レギ
- (焦るな)
レギ
- 息を呑む
- “どうしたんですか?”
ふつか
- ・・・・・・・・ふっ
レギ
- 僕は悪魔だ!本来お前には見えないハズなのだがなwははははははh!
レギ
- 少年は少し動揺した
- “そうなのですか…?僕は「綴離ふつか」(つずりふつか)です”
ふつか
- …ん…もっと焦らないのか?
レギ
- “悪魔にしろ人間にしろ生きている者同士ですから…”
ふつか
- …(馬鹿にされているようだ…)
レギ
- 違うっ僕はほんとに💢
レギ
- “知ってます”
ふつか
- え?
レギ
- “ニュースはよく見るので 悪魔が改革を始めたことくらい”
ふつか
- ・・・・・・・・ふっ なら話が早いねw僕は見張り悪魔のレギだよ…
レギ
- “よろしくおねがいします”
ふつか
- “話が戻りますが僕は神を信仰していたので…どうやら見えてしまうようなのです”
ふつか
- ふぅん…
レギ
- なんでわざわざ紙に書いて話すのさ?会話もできないぐらい陰キャなの??それともそんなに僕と話すのが嫌???
レギ
- …
ふつか
- ねぇ!…最低だね まったく近頃の人間はさぁ はあ・・・
レギ
- ………
ふつか
- ”僕 事故に遭ったんです“
ふつか
- ……!
レギ
- ”それで喋れなくなってしまって“
ふつか
- ”でも喋るのは大好きなんです!だから毎日また喋れるようにって神に祈ってたんです 無理に決まってますよね“
ふつか
- ”わかってるのに信じきれなくて…ずっと まだ 希望はあるんじゃないかって”
ふつか
- ・・・・・・・
ふつか
- なんて救いのない子供なんだ
- 入院中に悪魔が来て
- 馬鹿にされて
- 悪魔だけど僕は何度も言われてた 「お前には温かい人間じみた情がある」
- ・・・・・・・・
ふつか
- ・・・・・・・・
レギ
- 食事の時がきた
- 彼は「いただきます」を言わずに食べ物を口に入れた 代わりに涙を浮かべ微笑んだ