虎徹と友恵の会話文
友恵の誕生日の日に仕事が入ってしまった虎徹の話
- ごめん…友恵!ちょっと遅れるかもしれない!
虎徹
- そっか…いいえ
友恵
- 大丈夫よ虎徹くん。それに無理しないでね、貴方はこのシュテルンビルトのヒーローでもあるんだから!
友恵
- それに貴方が無事に帰って来てくれることが私達家族にとって、最高のプレゼントよ
友恵
- 友恵…けど、今日はお前の誕生日だろ?
虎徹
- 楓と一緒に祝ってやるって約束したんだ。だから…
虎徹
- 大丈夫よ。誕生日なんていつでも祝えるんだから
友恵
- でも…友恵の誕生日はちゃんと祝ってやりたいんだ…だって友恵が居てくれたから、俺は今ヒーローとしてやっていけてる
虎徹
- 楓が生まれて家族の大切さを教えてくれたのがお前なんだ
虎徹
- うん…
友恵
- ありがとう虎徹くん!でもね貴方がヒーローでいる限り、貴方を待ってる人がきっといるわ
友恵
- 貴方は私の大切なヒーローでもあり、このシュテルンビルト全市民のヒーローなの
友恵
- だから行って、私はTVから貴方の活躍を見てるから!
友恵
- 友恵…
虎徹
- 早く行きなさい虎徹くん!
友恵
- …っ…分かったよ!
虎徹
- でも見てろよ友恵!絶対一番に犯人捕まえて友恵に会いに行くからな!
虎徹
- それでこそよ虎徹くん!…いや、今はワイルドタイガーね!
友恵
- 応援してるから!
友恵
- 頑張って!
友恵
- おう!ワイルドに吠えるぜ!!!
虎徹
- <画像>
虎徹
- なぁ…友恵
虎徹
- 今年で楓が10歳になるんだ
虎徹
- だんだんお前に似てきて、美人に育ってる
虎徹
- 楓もnextの能力に目覚めたみたいなんだ
虎徹
- しかも触れた相手の能力をコピーするnextらしい
虎徹
- すっげー珍しいらしくて…さすが俺と友恵の娘だよな
虎徹
- 能力を使える時間が短くなってきたんだ…俺もそろそろ潮時なのかもしれないな…
虎徹
- 1年くらい前に新しくコンビでバーナビーとかいう奴が来たんだ。もともとソロだったしクソ生意気なガキだし、最初はどう接すれば良いか分からなかった
虎徹
- けど彼奴は優秀で、誰にも頼らずに一人で頑張ろうとする。けど彼奴と1年を一緒に過ごしていくうちに色々変わったんだ
虎徹
- この前なんか一緒に飲みに行ったりして…本当に楽しくて
虎徹
- でもふと思うんだ
虎徹
- 家に帰るといつも一人で、楓も友恵も何処にも居なくて…
虎徹
- 相変わらず炒飯しか作れなくて
虎徹
- なぁ…友恵
虎徹
- 俺はいつまで皆んなのヒーローでいれば良いんだ?
虎徹
- お前が苦しんでいる時に一緒にいてやれなかった
虎徹
- 俺さ…決めたんだ
虎徹
- 楓の側にいるって、友恵が居なくなってから母さんに楓を預けたんだ。それから、楓の側に居てやれなくて本当に辛い思いをさせたと思う
虎徹
- だから俺は友恵や楓のヒーローでいたい
虎徹
- 二度と楓に寂しい思いをさせないように
虎徹
- 友恵、許してくれるよな
虎徹
- なぁ友恵
虎徹
- 今も…これから先死ぬまで俺は、お前を
虎徹
- 愛してる
虎徹