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ひとり劇場

待ってるよ……ゆー

僕の過去の話 ゆーが帰ってきたら読んでくれますように...

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君といる時が1番おちつけてたし
ゆーといっしょにいられるだけで幸せで安心できてた
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思い出すのは幸せな思い出ばかりで
僕は本当に君の隣にいられるだけで
幸せだったんだ
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君と出会う前の僕は不幸なことばかりが続いてて、信じてた人からは裏切られて、思い返すのは辛い出来事ばかりでなんで生きているのかさえ
分からなかった
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そんな僕を救ってくれたのが君なんだ
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君が僕を救ってくれた
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周りにいる人たちは誰一人僕のことを
助けてはくれなかった
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僕が不幸な思いをしててもみんなは
知らないフリをした
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僕に手を差し伸べてくれた人は
僕のことを裏切って裏では僕のことを笑ってた
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そうやって僕は人が信じられなくなった
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助けてくれても結局離れていくんだから。
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その手を取ってもいいことなんかない。
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どうせ僕はひとりにされるんだからって
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何人の手を取らなかったかもうわからない
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僕はある人の手を離して、すごく後悔した
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こんな僕にも手を差し出してくれた人はちゃんといて
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本当に優しくしてくれた人も
ちゃんといた
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だけどその頃の僕は信じられなかったんだ
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だからその人の手を離した
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差し出された手を取って離されるくらいなら
最初から取らない方がいいと思ったんだ
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だけどその人はみんなとは違って
1回きりじゃなく何度もこんな僕に
手を差し出してくれた
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そんな彼女のことを不思議に思って
僕は聞いたんだ
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『なんで僕なんかに手を差し出すの?』って
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そしたら彼女は言った
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『わからない』って
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『なんでだろうね』って
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『私も実は死のうかなって思ってたんだよね』
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って
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僕は彼女に言った
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『そっか』
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って
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それしか言えなかった
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こんな僕になにかを言う資格なんてないからそういうことしかできなかった
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僕は彼女のことを少しだけ知って
気付いたら彼女の手を取ってた
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僕は彼女の手を離したことを後悔してる
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彼女まで僕から離れていくんじゃないかって考えたら怖くて、僕から離したんだ
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それがいけなかったんだって気付いた頃には彼女はもういなかった
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彼女は僕のせいで死んだんだ
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僕があの一瞬で彼女のことを離したから
彼女は僕の前から姿を消した
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僕の前だけじゃない。
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みんなの前からもいなくなったんだ
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僕はすごく後悔してる
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彼女がいなくなってからも
僕は何度も死のうとした
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だけどみんなが止めてきて
死ぬことさえできなかった
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みんなが教えてくれたんだ
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『彼女はあんたが生きててくれるだけで幸せだって言ってたよ』って
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『彼女はあんたの死なんか望んでないんだよ』って
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それを聞いて僕は泣き崩れた
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それから僕は死ぬことよりも
今を生きることだけを考えようって
今の自分にできることを少しずつやっていこうと思ってたくさん頑張った
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生きることで精一杯だった僕が
こんなに頑張れたのは彼女のおかげだと思ってる
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こんな僕を救ってくれたのは
君なんだ
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ゆーが僕を救ってくれたんだよ
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ゆーは僕をひとりになんかしたことなかったよね
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ずっとそばにいてくれたもん
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僕が落ち込んでたら頭を撫でてくれて
ぎゅってしてくれて優しくしてくれて
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ゆーが僕を包みこんでくれて
すごく安心した
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ゆーまでいなくなっちゃうんじゃないかって考えて不安だったことも
いつの間にか消えちゃって、ゆーが僕を抱きしめてくれるだけで僕は『大丈夫だ』って思えてた
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こんなにいっしょにいて安心できる人は
ゆーだけだよ
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僕はゆーじゃなきゃだめなんだ...
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僕の過去の話はしたことなかったけど
ゆーだから話したよ
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ゆーにはだめなこと一つもないからね
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だからゆーもなんでも話して欲しいんやよ
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...(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
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ゆー
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絶対に帰ってきてね……
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僕はいつまでも待ってるから。
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ゆーだけが僕の生きがいやよ
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愛してるよ...ゆー

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投稿日時:2023-12-26 14:52
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