アリスお嬢様とそうた
〜出会い〜思いつきで始めるお嬢様と執事シリーズ。
- ふぁ...ねっみぃ...。
そうた
- こと後バイト面接とか言ってなかったか?
綾斗(あやと)
- うわ、すっげー忘れてた
そうた
- 綾斗さんきゅ、
そうた
- でも、今回のバイト執事に応募したんだよなー
そうた
- え、お前執事になんの?
綾斗(あやと)
- 受かればな
そうた
- お前まさか…ロr
綾斗(あやと)
- ちげーよバカ
そうた
- んじゃ、俺先帰るわー
そうた
- りょーかーい
綾斗(あやと)
- ・
・
・
- お嬢様、いつまで拗ねてるんですか。
おじ様
- だって、知らない人が私の専属執事なんていやよ
アリス
- 仕方の無いことですよ、わたくしも歳ですし...
おじ様
- お嬢様はまだ若いのですから若い執事をお選びになったらどうでしょうか。
おじ様
- 私が選ぶの?
アリス
- 専属ですからね。お母様方がアリス様に選ばせてあげたいと仰っていらしゃいましたよ
おじ様
- ふふ、やった!
アリス
- おじ様!お外にお出かけしてきていいかしら!
アリス
- ご機嫌が戻って良かったです。
おじ様
- 外にお出かけですか?いいですよ。気をつけてくださいね。
おじ様
- もちろんですわ!行ってきます!
アリス
- ・
・
・
- 家、ってか城はこっちか...
そうた
- 次の曲がり角を曲がると城が見えるってことかなるほどな
そうた
- (・ω・ = ・ω・)キョロ
アリス
- ...
そうた
- (•ω•` ))))テテテ
アリス
- 。。(〃_ _)σ∥ズコ
アリス
- え
そうた
- コケたぞあの子
そうた
- 助けに行くか、
そうた
- う、転けたわ...
アリス
- おじ様に気をつけてと言われたばかりだったのに...。
アリス
- (なきそうだわ...)
アリス
- そこの君、大丈夫?
そうた
- あ、う...
アリス
- ( ᵒ̴̶̷᷄-ᵒ̴̶̷᷅ )
アリス
- わ、泣かないでー!
そうた
- 公園で怪我したところあらおーか!
そうた
- え、痛いのいやですわよ...?!
アリス
- (ん?)
そうた
- ほ、ほらでも傷口にバイ菌入るといけないから
そうた
- し、仕方ないですわね...。
アリス
- (この方、見覚えが...。)
アリス
- 立てる?
そうた
- う、はい...
アリス
- ...
そうた
- ...
アリス
- ジャー
- っ...
アリス
- 痛いよな、
そうた
- ...
アリス
- 結構ド派手に転んだし...
そうた
- う、そ、それは気にしないでください...。
アリス
- わかったよ...ww
そうた
- お兄さま笑わないでください!
アリス
- ...ww
そうた
- すまん...w思い出して...くくっ...w
そうた
- あはは、私も釣られちゃうわ...w
アリス
- よーし絆創膏...っと
そうた
- 持ってるのね。
アリス
- まーな、こーゆー時のためにってな。
そうた
- (*`∀´*)ニカッ
そうた
- (•'-'•)
アリス
- ん、どーした
そうた
- ぼーっとして
そうた
- い、いえなんでもありませんわ!
アリス
- 私帰りますわ!
アリス
- またね!優しいお兄さん!
アリス
- おーう、またなー
そうた
- (ん?またな?)
そうた
- って、面接時間!
そうた
- うわー!遅刻確定だああああああああぁぁぁ!!
そうた
- 急げえええ!
そうた
- ・
・
- 早く帰って確認しなきゃ...!
アリス
- 私の記憶が正しければあのお方は...
アリス
- 執事の立候補者のはず...。
アリス
- ただいまですわ。
アリス
- お帰りなさいませ。お嬢様。
メイド
- お嬢様、またどこかで転けたのですか?
メイド
- えへへ、色々見渡してたらつまづいちゃって...
アリス
- お気をつけてくださいね...?
メイド
- 手当など自分でやったのですか?
メイド
- ってこんなことしている場合ではないわ...!
アリス
- おじ様はどこ...?!
アリス
- 会議室ですけど...
メイド
- どうなさいましたk...
メイド
- ありがとう!行ってくるわ!
アリス
- ・
・
・
- ...大変ですね...。
おじ様
- おひとり様遅刻とは...
おじ様
- コンコン
- はい。どうぞ。
おじ様
- ガチャ
- アルバイトに応募して遅刻したそうたです!!
そうた
- あぁ、待っていましたよ。
おじ様
- あとはお嬢様が来れば良いのですが...。
おじ様
- ガチャ!
- おじ様ー!
アリス
- 待たせましたわ!
アリス
- お嬢様、入る際はノックするよう、言っているでしょう?
おじ様
- あ、ごめんなさい。けど急いでて...
アリス
- え、さっきの女の子...?
そうた
- あら、またお会いしましたわね!
アリス
- さっきのお兄さん!
アリス
- (˶ᐢωᐢ˶)
アリス
- お嬢様のお知り合い?でしたか...。
おじ様
- ええ!さっきこのお兄さんに助けてもらったの!
アリス
- ほお、なるほどそうでしたか。
おじ様
- では、面接の続きをお嬢様にお任せします。
おじ様
- わかったわ!
アリス
- ・
・
・
- では、合否などは後日お電話で発表致します...。
おじ様
- 今日は皆様方、ありがとうございました。
おじ様
- ありがとうございました...。
そうた
- (うわぜってぇ、落ちた。面接の日に遅刻とかなんだよホント...。)
そうた
- そうた様は待っててください!
アリス
- え、俺?
そうた
- そうです!あなた以外にそうた様はいらっしゃいません!
アリス
- は、はい。
そうた
- つかお前、お姫様だったんだな。
そうた
- お前じゃないですわ!私の名前はアリスです!
アリス
- アリスさま?
そうた
- アリスでいいわ、なんだか違和感があるわ。
アリス
- ほぉ、お嬢様。お決まりのようですね。
おじ様
- もちろんよ!
アリス
- さっき転んだ私を助けた時点で合格よ!
アリス
- 私の専属執事様!!!
アリス
- え、え?
そうた
- はは、おめでとうございます。そうた様。
おじ様
- (´⸝⸝>ω(•ω•。`)ぎゅー
アリス
- どわっ?!
そうた
- これからよろしくですよ!そうた様!
アリス
- お、おう...ᐡ⸝⸝⸝⸝ᐡ
そうた
- おじ様!
アリス
- どうなさいましたか?
おじ様
- 執事レッスンは私がやるわ!
アリス
- え?そんなのあるの?
そうた
- もちろんありますわよ!
アリス
- お嬢様のお好きなようにどうぞ、そうた様は一応高校生でお嬢様より年上ですから。
おじ様
- え
そうた
- そうでしたわ...。
アリス
- 私は私立に通うお嬢様学園の中学3年生ですわ!
アリス
- 俺とは大違いだ...。
そうた
- 何言ってますの?
アリス
- そうた様もそこに通うのよ!
アリス
- え俺許可してねぇけど
そうた
- ああ、そうた様のご両親、通っていた学校から許可は頂きました。
おじ様
- さすがおじ様!仕事が早いわ!
アリス
- あとは...
おじ様
- あとは、そうた様がどうするか、ですわ。
アリス
- ...
そうた
- よろしくお願いします。
そうた
- やった...っ!
アリス
- ではそうた様、アリスお嬢様のこと頼みましたよ。
おじ様
- はい!
そうた
- 精一杯頑張ります!
そうた
- さて、この素晴らしいお城の紹介、学園などの手続き諸々終わらせますわよー!
アリス
- おー!
そうた
- ...^^
おじ様
- ・
・
・
- こうして、アリスお嬢様の専属執事としての生活が始まるのだった。
- ……To be continued