もしもパルデア四天王がシェアハウスをしていたら。第十二話
なんとかハッサクを見つけ出し合流する事が出来た四天王。だが、苦難はこれだけではないようで……??(一部誤変換等あった為、再投稿です。)
- まさかのピンチ!?!?
- 皆さん!起きてくださいですよ!
ハッサク
- んん……あと5分……
チリ
- あと24時間……
アオキ
- いい訳ないでしょう!!
そしてアオキ!ちゃっかり1日寝ようとしないでくださいですよ!
ハッサク
- こんな早くからどないしたんです、ハッサクさん……?
チリ
- なんか大きな足音が近付いてるんです!
ハッサク
- えぇ……?
チリ
- ドスドスと……そんな大きな音が聞こえる
- あ、ほんまやん!
チリ
- 怖いから一応ポピーを抱っこしとくわ、ポピーを起こすんは大人気ないしな。
チリ
- ありがとうございますですよ、チリ。
ハッサク
- …ハッサクさんの足音に似てますね。こっちの方が音デカいですけど
アオキ
- それ以上言ったらあなたに『きょけんとつげき』しますからね。
ハッサク
- …すみませんでした。
アオキ
- なんかどんどん近付いて来てません?
チリ
- ドス……ドス……
- ドス…ドス……
- あ、本当ですね。
アオキ
- 怖くなってきましたですよ…
ハッサク
- その時だった。
- バンギラスが体当たりでハッサクの作った拠点を一瞬で破壊する。
- ……!?!?!?
ハッサク
- バンギラス……!!逃げるで!!
チリ
- ……マジか……
アオキ
- 逃げる3人と抱えられてるポピー。
- ヤバイヤバイヤバイっ!!
普通に追いつかれてまう!
チリ
- ………………
ハッサク
- …これ…は…どこかに隠れてやり過ごした方がいいかと…!
アオキ
- そもそもなんでバンギラスに居場所がバレたんや!
チリ
- 大量に食料がありましたから…匂いを辿ったのでは!?
アオキ
- なるほどな!!!
チリ
- 小さなトンネルを見つけたチリ。
- あ!あそこや!!あの大きさならバンギラスは入って来れへんはず!
チリ
- 時間稼ぎしますよ。
ムクホーク、『エアスラッシュ』!
アオキ
- ありがとうなアオキさん!
よし、今や!
チリ
- ━━━━━━━━━━━━━━━
- よっし、全員入れたな、
チリ
- ダグトリオ!『いわなだれ』や!
チリ
- いわなだれで入口を塞ぐ
- …ふぅ………
チリ
- なんとか……はぁ……逃げれたな…
チリ
- ええ……本当に……
アオキ
- …………
ハッサク
- ハッサクさん、
あれから全く喋ってへんけど……
チリ
- …………小生の作ったおうちが……
ハッサク
- 壊されて…………
ハッサク
- …………
ハッサク
- 無言で立ち上がるハッサク
- ……どないしました?
チリ
- ここを開けてください。
ハッサク
- …へ??
チリ
- …………あのバンギラスに……
ハッサク
- 竜を怒らせたらどうなるかを教えてやりますので。
ハッサク
- その時のハッサクさんの顔は……
- なんて言えば伝わるんやろな……
- でも、ばり怖かったで。
- チリさん、
アオキ
- ……?
チリ
- ハッサクさんのあの顔、心の底からキレてる顔です。
アオキ
- わぁお……
チリ
- ああなったハッサクさんは、野生のサザンドラより恐ろしいので…
アオキ
- マジすか……
チリ
- チリ、開けなさい。
ハッサク
- ……駄目です。
チリ
- 流石のチリも標準語になる
- ……開けてください!!!!!!!
ハッサク
- 駄目です!!!!!!!!!!!!
チリ
- あのバンギラスに…!!必ず…!必ず復讐を……!!!!
ハッサク
- あかん落ち着いてやハッサクさん!
チリ
- ちょ、アオキさん!ハッサクさん取り押さえてや!
チリ
- はい……
アオキ
- 離しなさい!!!チリ!アオキ!!
ハッサク
- バタバタと暴れるハッサク
- 力強っ……!!
チリ
- 必死に抑えるチリとアオキ
- …………
アオキ
- そしてそうしている間に、一週間半経った…
- ……はぁ……はぁ……
やっと落ち着いた……
チリ
- …………ず"み"ま"ぜ"ん"で"ず"よ"…
ハッサク
- 暴れ疲れて泣くハッサク
- いえ…マイハウス壊されたら、
誰だって怒りますよ……
アオキ
- スマホロトムで日付けを確認するチリ
- うわっ、ただ無人島で逃げたりしとる間にもう1ヶ月経とうとしとるやん…
チリ
- そろそろ迎えが来るのでしょうか…
アオキ
- グズッ……う"ぅ"……小生の"……
ハッサク
- お"う"ぢ"が"……
ハッサク
- ハッサクさん、上を向いて歩こうやで…
チリ
- 強く生きろです。
アオキ
- は"い"……
ハッサク
- ━━━━━━━━━━━━━━━
- ヘリコプターのような音
- ……あ、これ、来たんとちゃいます?
チリ
- そうかもしれませんね。
ハッサク
- おはよーございますですの…
ポピー
- おぉ、おはようさんポピー!
チリ
- ……と言っても夕方やけどな。
チリ
- なんだか…今思うとあっという間ですね
アオキ
- そうですね……
ハッサク
- オモダカさんが来たと信じて、開けますの!デカヌちゃん!『デカハンマー』!
ポピー
- 一瞬にして岩が砕ける
- ナイスポピー!
チリ
- えへへ……、あ!あのヘリ、オモダカさん達がのっているものではありませんの?
ポピー
- ……それっぽいですね、降りてきてますし
アオキ
- ヘリから降りてくるオモダカ
- 皆さん、こんなところにいたのですね…
オモダカ
- ですが、無事でよかった。
オモダカ
- はは…それはどうも……
チリ
- 幾度か死にかけましたけどね!
ハッサク
- 復讐に燃えた人もいましたし。
アオキ
- …ハプニングがありましたが…楽しめましたか?
オモダカ
- いいえ。
アオキ
- いや……楽しいというかハラハラしたわ……
チリ
- たまにはこんな非日常もいいものですね。
ハッサク
- なんだかんだたのしかったですの!
ポピー
- ふふ、次の休暇は、上手く事が運ぶように善処しなければなりませんね……
オモダカ
- 無人島編(?)終わり!