もしもパルデア四天王がシェアハウスをしていたら。第十一話
無人島に墜落してしまった四天王。チリ、アオキ、ポピーは同じ場所で目覚めたが、ハッサクと別れてしまった!ハッサクを見つけ出すことは出来るのか…??
- 2週間後………
- ヤバい…ジェット機で食った弁当から何も食ってへん……
チリ
- …………死ぬ……
アオキ
- 正しくはポピーに全て食べさせている。
- チリちゃん、アオキおじちゃん…
ポピーもうお腹いっぱいですの……
ポピー
- だから、次たべもの見つけたら、
二人で分けてください……!
ポピー
- ありがとうなポピー……
そうさせてもらうわ…
チリ
- ……死ぬ……
アオキ
- ホンマに食いもんがない……
アオキさんも極限状態やし…
ここまで生きてるのも奇跡やで…
チリ
- いえ……大丈夫ですよチリさん……
少し死ぬだけなので……
アオキ
- いい訳ないやろうがっ!
もっと希望を持とうやアオキさん!
チリ
- …木のいたみたいなのがありますの…
ポピー
- 確かに…ここら辺張り巡らされとるな
チリ
- …………
アオキ
- アカン、アオキさんが何も喋らへんくなった……
チリ
- ━━━━━━━━━━━━━━━
- ……?なんか足音聞こえへん?
チリ
- ……あ!ほんとですのー!
ポピー
- 自分には聞こえません……
アオキ
- 二人とも!こっちや!!
チリ
- 足音の鳴る方角へ進むと……
- …なんこれ。
チリ
- ……さぁ?
アオキ
- ボロボロの家?があった。
- 本当にここから聞こえたんですか…?
アオキ
- 普通、家の中の音なんて……
アオキ
- いや、聞こえた!ボロボロやし、
音漏れくらいするやろ……
チリ
- 入ってみますの……?
ポピー
- せやな……でも怖いし、一回ノックするわ
チリ
- すんませーん!!誰かいますー?
チリ
- ドタドタと降りてくるような音
- !?!?
チリ
- 音でかいですね……
アオキ
- リングマとかやないよな?
チリ
- わからないです……
ポピー
- 大きな音をたてて扉が開く
- そこから出てきたのは……
- バナナをもぐもぐと口に含んでいる
ハッサクだった。
- ………………は??
チリ
- ハッサクおじちゃん!!
ポピー
- おや!皆さん起きたのですね!
ハッサク
- え、いや、あの……
チリ
- いやはや、全く目覚めないので、
セグレイヴ達と共に家でも作ろうかと…!
ハッサク
- まぁ、この様に
ボロボロですけど……
ハッサク
- 無事で良かったです!迎えに行こうと思ったら、迷ってしまいまして……
ハッサク
- 入りますか?
ボロボロですが、居心地はいいですよ!
ハッサク
- …………ハッサクさん。
チリ
- はい?
ハッサク
- チリちゃん達がどれだけ心配したと思ってるんやあああああああっ!!!!
チリ
- ……そ、それはすみませんですよ…
ハッサク
- ハッサクさん。
アオキ
- どうしました?アオキ。
ハッサク
- 今すぐ中にある食べ物を寄越せください
アオキ
- は、はいっ!分かりましたからっ!そんなにがっつかないでくださいですよ!
ハッサク
- ━━━━━━━━━━━━━━━
- うっっま!!!生き返るわぁ〜!
チリ
- 生きてて良かった……
アオキ
- 美味しいですの……!
ポピー
- 全員集まることが出来て良かったです…
ハッサク
- そういやハッサクさんはいつぐらいからここで住んでたん?
チリ
- 墜落現場から目覚めてすぐです!
ハッサク
- 沢山木がありましたから、食べれそうなものを取りつつですね……!
ハッサク
- なるほどなぁ〜……
チリ
- ……そうらっらんへふふぇ。
(そうだったんですね)
アオキ
- こらアオキ!食べながら話すなんて行儀が悪いですよ!
ハッサク
- …すみません、美味いので。
アオキ
- 理由になってません!
ハッサク
- なはは…とりあえず皆無事でよかったわ…
チリ
- おや、そういえばポピーさんは……?
アオキ
- ……スー……もう食べられませんの…
ポピー
- あ、疲れ果てて寝とるわ、
チリ
- ふぁ……チリちゃんも眠なってきたわ…
チリ
- 長い間寝てないでしょう?
ゆっくり休んでくださいですよ。
ハッサク
- おやすみなさい。
アオキ
- 即寝付くアオキ
- 早いな……アオキさん……
チリ
- さてと…
おやすみ〜…ハッサクさーん……
チリ
- はい、おやすみなさいませ。
ハッサク
- 続く。