もしもパルデア四天王がシェアハウスをしていたら。第九話
アカデミーの生物学教師、ジニア先生から貰った謎の薬を飲むことになった四天王。何も異常がないと思っていたが…!?
- 入れ替わってる!?!?
- 4人とも、集まってくださりありがとうございます。
オモダカ
- 急に呼び出しなんてどうしたのです?
ハッサク
- アカデミーのジニア先生から、とある薬をいただきましてね、丁度4本なので飲んで頂こうかと
オモダカ
- 危険性ないですよね…?
アオキ
- 詳しくは分からないのですが…きっと大丈夫です。
オモダカ
- さぁ、飲んでみてください。
オモダカ
- ま、マジかぁ…
チリ
- どくどくしい色してますの…
ポピー
- 飲むかぁ…
チリ
- ……どうですか?
オモダカ
- 特に変化はなさそうですけど…って、
ハッサク
- なんか光り始めたねんけど!?
チリ
- ……!
アオキ
- きらきらですのー!!
ポピー
- ━━━━━━━━━━━━━━━
- だ、大丈夫ですか!?3人とも!
チリ
- はい…なんとか、
ポピー
- なんだかしんちょーが高くなった気がしますの!
アオキ
- ポピー、チリちゃんの気のせいかもしれへんけど口調変わった?というか皆変わっとらへん?
ハッサク
- …これはこれは…
オモダカ
- どないしたんですかトップ!なんとか言ってや!
ハッサク
- 気が付いてないのですか?
オモダカ
- …?
ハッサク
- 皆さん、その感じ…入れ替わってるみたいですよ。
オモダカ
- はぁ!?
ハッサク
- …なんと
ポピー
- あらま!
アオキ
- そうなのですか!?
チリ
- えっと…多分こんな感じですね。
オモダカ
- チリとハッサクが入れ替わり、
オモダカ
- ポピーとアオキが入れ替わっていますね
オモダカ
- うーん?あ、本当ですね!チリの体です!
チリ
- ハッサクさん身長たっか!!指なっっが!!
ハッサク
- あ、ハッサクさん、いくら可愛い乙女と入れ替わったからってチリちゃんの体で変なことしんといてな?
ハッサク
- しませんよ!!!!!!!!!!
チリ
- あとイメージ損なうからガニ股歩きだけはガチでやめてや
ハッサク
- そんなに嫌ですか…それはそれで小生の体でモデル歩きされても困るのですが…
チリ
- ポピー、アオキおじちゃんといれかわりましたの!?
アオキ
- そう……みたいですね
ポピー
- …アオキさん?
ハッサク
- ……はい
ポピー
- いつも表情豊かなポピーがアオキさんと入れ替わって無表情になってもうた!!!
ハッサク
- なんか勘違いされそうで嫌なのですが…それならハッサクさんと入れ替われたら…
ポピー
- 小生はお断りしますですよ
チリ
- 辛辣…
ポピー
- アオキおじちゃんといれかわったのでしんちょうも高くなりましたの!!
アオキ
- ぴょんぴょんとアオキの体で飛び跳ねるポピー
- あかん…なんかアオキさんの体でポピーが飛び跳ねとるのはわかっとるねんけど…
ハッサク
- アオキさん本人が飛び跳ねとるみたいでクッッソおもろい…w
ハッサク
- アカンもう無理や…死ぬ…ww
ハッサク
- ハッサクの体で笑いまくるチリ
- チリ!小生の体で大笑いされても…!
チリ
- せや!これでアカデミー行こや!
ハッサク
- !?!?
チリ
- それだけは勘弁願いたいです!!生徒に誤解されそうで!!!
チリ
- たのしそうですの!
アオキ
- …帰りたい
ポピー
- アカデミーに着いた入れ替わり四天王達
- すぐ帰りますからね!
チリ
- ちょーっとだけやから堪能させてや。ハッサク先生♪
ハッサク
- あの薬を渡したジニア先生と共にあとで説教ですよ…!
チリ
- え〜?それはちょっと勘弁してや〜チリちゃんも一応被害者やねんで?
ハッサク
- 帰りたい…帰りたい……
ポピー
- ここがあかでみー……!凄いですの〜!!
アオキ
- お願いですポピーさん、どうか自分の体ではしゃぎすぎないでください。
ポピー
- わかりましたの!
アオキ
- ハッサクせんせー!!
生徒A
- はい…じゃなかった、チリ、よろしくお願いしますですよ!
チリ
- え"っ…
ハッサク
- 絵をかいてるんですけど、ここ、何色にしようかまよってて…アドバイスくださいっ!
生徒A
- え、えええっと…
ハッサク
- 頼みますよ…!
チリ
- それはあなたのコイキングの絵でしょう?ならば、赤色をおすすめする…しますですよ。
ハッサク
- それかコイキング自身に体の色を見せてもらってはいかがですか?
ハッサク
- わかりました〜!完成したらまた見せますねっ!
生徒A
- はい!頑張ってや…じゃなかった、頑張ってください!
ハッサク
- はい!
生徒A
- よかった…いつもの癖が出てまうところやった…
ハッサク
- ありがとうございますですよ、チリ。
チリ
- トコトコとアカデミーのエントランスを歩くアオキ(ポピー)
- 本がいっぱいですのー!
アオキ
- あそこにいるおじさん…本見てるー…
生徒A
- へんなのー
生徒B
- ポ、ポピーさん、目立ち過ぎてます…
ポピー
- あ!そうでしたの…
アオキ
- それにハッサクさんやチリさんは…
ポピー
- おねーちゃんキレイ!かわいい〜!!
生徒B
- 小せ…じゃない、チリちゃんは……
チリ
- ……www
ハッサク
- チ、チ……チリ……チリちゃ……
チリ
- ??
生徒B
- ハッサクさん!あと少し!がんば…って……ww
ハッサク
- チリさん…あれだとあなたが変な風に見られますよ…というか隠してないじゃないですか…
ポピー
- あ、ハッサクおじちゃん、チリちゃん!!
アオキ
- あ、ポピーさん、いつもの走り方で走っては…!
ポピー
- おわっ!!って、ポピー…じゃない、アオキさん…でもない、アオキ、どうしました?
ハッサク
- あ〜……
チリ
- わぁ〜仲良しですねぇ
ジニア
- どういう状況ですか……??
クラベル
- 事情の知ってる四天王達からすれば、アオキと入れ替わったポピーがハッサクに抱きついたという事だと理解出来るが、
- 何も知らないアカデミーの教師、(ジニアを除く)生徒にとっては、知らないおじさんがハッサク先生に抱きついてる『おっさんずラブ』のような絵図に過ぎないのだ。
- ………www
ハッサク
- その事に気付き笑い始めるハッサク(チリ)
- …えへへ…
アオキ
- その事に気付きちょっと恥ずかしいアオキ(ポピー)
- どうしましょ……
チリ
- しばらくの間学校で変な風に見られるかもしれないと恐れているチリ(ハッサク)
- …帰りたい。
ポピー
- 今すぐここから離れたいポピー(アオキ)
- 次の日には入れ替わりは戻ったが、しばらくの間ハッサクは入れ替わりの時の事をネタにされた。
- そして今回の事件の発端、ジニア先生はハッサク先生と事情を理解したクラベル先生に一日にわたる長い説教を受けたとか。