れなかりん ◯
- ほのちゃーん!!写真撮ろ?
守屋麗奈
- おおーええで?
田村保乃
- えへへーツーショットだぁ~、ブログ載せていーい?
守屋麗奈
- もちろん!!あ、私もじゃあ撮っていい?ブログ二人で載せよー?
田村保乃
- やったぁ!!……なんか匂わせみたいだね……?笑笑
守屋麗奈
- (なんで、あんなに嬉しそうなの)
藤吉夏鈴
- おおおお、嫉妬してんねえ
松田里奈
- 別に嫉妬なんて……
藤吉夏鈴
- 嬉しそうな顔。好きな人が幸せそうなのは嬉しいはずなのに、なんかモヤモヤする。
- んふふ~……あ!夏鈴ちゃーん!夏鈴ちゃんも写真撮ろー?
守屋麗奈
- ……私はいい
藤吉夏鈴
- えっ、ああ、待ってよー!
守屋麗奈
- 守屋ちゃんなんて知らない。
- 天ー、今日一緒に帰ろ?
藤吉夏鈴
- んええ?ああ、いいけど……
山崎天
- (麗奈ちゃんと帰んなくていいの??)
山崎天
- じゃ、レッスン終わりにまた声かけるね
藤吉夏鈴
- りょーかいっ
山崎天
- ……。そんな…
守屋麗奈
- 麗奈ちゃん、誰にでも愛想振りまいちゃ、夏鈴ちゃん嫉妬するよ
松田里奈
- どうしよ……嫌われちゃったかな……
守屋麗奈
- いや、多分あれは……
松田里奈
- ふふっ、麗奈ちゃん、
松田里奈
- ん?
守屋麗奈
- 今日帰ったら、覚悟した方がいいかも笑
松田里奈
- えっ?!💦
守屋麗奈
- ふふっ
松田里奈
- え?!え?!なになに?!
守屋麗奈
- 松田はただ一言、LINEで藤吉にこう送った。
- 「今日帰ったらすぐ、おしおきって言って麗奈ちゃんのこと襲ってみなっ👍🏻」
- レッスン終わり…
藤吉&山崎の帰り道……
- どうせ夏鈴麗奈ちゃんに構って貰えなくて拗ねたんでしょ?
山崎天
- えー?天までそう思うの?💦
藤吉夏鈴
- いや、別にそんな訳じゃ…
藤吉夏鈴
- わかりやすいよー夏鈴は笑笑
山崎天
- ねえねえ、いっそのことさ、
山崎天
- ???
藤吉夏鈴
- 今日帰ったら麗奈ちゃんの事襲っちゃえば??
山崎天
- っっ?!?!///
藤吉夏鈴
- 襲っ……?!
藤吉夏鈴
- (ん、待てよそういえば)
藤吉夏鈴
- それまつりちゃんからも同じこと送られた気がする……
藤吉夏鈴
- そういえばしょーもないことだろうと思って
読んでいなかったまつりちゃんのLINE。
襲うという文字が見えた気がしなくも……ない
- 恐る恐る確認。
- あっはは笑笑笑私と考えること一緒笑笑
山崎天
- ま、まじか💦
藤吉夏鈴
- 文面には、
「今日帰ったらすぐ、おしおきって言って麗奈ちゃんのこと襲ってみなっ👍🏻」
- と一言。おいやってくれたなまつりちゃん
- これはもう作戦決行するしか笑笑
山崎天
- えええ💦やだよ
藤吉夏鈴
- 襲うとかどうすればいいか分からないし
藤吉夏鈴
- え?簡単だよ、帰ってきた瞬間に壁ドンするでしょ?キスでもなんでもしてやればいいんだよ?あとはその場の雰囲気に呑まれて、気づいたら襲ってるから笑笑
山崎天
- なんでそんなに半笑いなの……笑💦
藤吉夏鈴
- あとなんでそんなに慣れてんの?
藤吉夏鈴
- 慣れて、、は、ないよ
山崎天
- あっ、もしかしてやり慣れてるとか??笑
藤吉夏鈴
- そっ!!そんなんじゃない!!!
山崎天
- 笑笑あーなるほどね笑
藤吉夏鈴
- いつの間にか形勢逆転
- 誰相手??
藤吉夏鈴
- だから!違うって!!
山崎天
- 笑笑笑笑
藤吉夏鈴
- ま、いいけど笑
藤吉夏鈴
- そうこうしてるうちに自宅に到着。
- じゃ、頑張ってね!!
山崎天
- ……頑張んなきゃダメなの??💦
藤吉夏鈴
- だめ!こういうことも慣れだから!
山崎天
- やっぱ慣れてんじゃん…
藤吉夏鈴
- ちがっ……!……じゃあね!明日結果報告よろ!吉報待ってます!!笑
山崎天
- はいはい、いい報告はお約束できません
藤吉夏鈴
- 一足先に、守屋の帰宅を待つ藤吉
- 一方、帰ったら覚悟した方がいいという松田の一言にはてなマークの守屋。その帰路は…。
- ねえ、覚悟した方がいいって何?!
守屋麗奈
- え?何、私別れ話されるの?!
守屋麗奈
- 夏鈴ちゃんと別れたくない!!
守屋麗奈
- どうしよう……なんで謝ろう…
守屋麗奈
- 「私は夏鈴ちゃんの事しか見てないから!」
守屋麗奈
- いやそれは恥ずかしいか、
守屋麗奈
- いっそのこと「夏鈴ちゃんとしか話さない!」って言うか…
守屋麗奈
- いやそれは重いな……
守屋麗奈
- ひとり猛反省会議中であった。
この後その身に何が起こるかも知らず…
- さてさて、帰宅直前の守屋。
玄関ドアを開けたその時だった。
- ただいま……
守屋麗奈
- ドンッ
- えっ……
守屋麗奈
- それはあまりに急すぎて、
守屋は何が起きたか分からなかった。
- 夏鈴……ちゃん?
守屋麗奈
- ……
藤吉夏鈴
- なんで……くの?
藤吉夏鈴
- え??
守屋麗奈
- なんで可愛さみんなに振りまくの?
藤吉夏鈴
- 振りまいてなんかないよ?
守屋麗奈
- 振りまいてるよ、あんなことしたらみんな守屋ちゃんのこと好きになっちゃうよ
藤吉夏鈴
- そう言って壁ドンしたその手を守屋の両腕に持っていき、壁に縛り付ける形にした藤吉。
- ちょっ…夏鈴ちゃんこの体勢恥ずかし…んっ?!
守屋麗奈
- んっ…
藤吉夏鈴
- んんっ、はあっ…んむっ///かり、ん…ちゃぁっ…んんっ///
守屋麗奈
- (ダメだ、完全にスイッチが入った。夏鈴ちゃんのペースにっ……呑まれる…っ)
守屋麗奈
- そのままズルズルと
壁を伝ってしゃがみこむ守屋。
キスの反動でか、腰が抜けたようだ。
- そんな守屋をよそに、完全にスイッチが入った藤吉。腰が抜けた守屋を、しゃがんで少し見下ろす。
- はあっ、夏、鈴ちゃんっ、ここ玄関だからぁっ…はあっ…///
守屋麗奈
- ん?何?だから?
藤吉夏鈴
- 完全にドSのスイッチが入ったみたいだ。
- えっ、だからっ、その……
守屋麗奈
- じゃあ寝室ならいいのね
藤吉夏鈴
- えっ?いや、違っ…ひゃっ?!
守屋麗奈
- んっしょと
藤吉夏鈴
- 軽々と守屋を持ち上げお姫様抱っこする藤吉。
- その華奢な体からどうやってその力が出るのか不思議である。そんなこんなで寝室に連れてこられた守屋。
- ドサッ
- ちょ、夏鈴ちゃん……ど、うするの……??
守屋麗奈
- どうするって、そりゃぁ……
藤吉夏鈴
- 襲う気でいるよ?
藤吉夏鈴
- っっ?!//////
守屋麗奈
- 恥など捨てた藤吉。
嫉妬心と独占欲、そして守屋への愛のみで動いている藤吉はもはや最強だった。
- 今日は寝かせないから、守屋ちゃん。
藤吉夏鈴
- っ……わかっ…た///
守屋麗奈
- もう逃げられないと悟った守屋。
今日は夏鈴ちゃんの沼に溺れることにしよう。
- 長いようで短い一夜が明けた。
- (わぁぁ…私だけ裸だぁ…どうしよ、完全にやられた…)
守屋麗奈
- 松田に覚悟した方がいいと言われた時、
襲われることも少しは考えたが、藤吉が襲う勇気があるとは正直思えなかった守屋。
しかしその予想に反して、藤吉は襲ってきた。
- 夏鈴ちゃん……上手すぎるんだよね…
守屋麗奈
- …何が?
藤吉夏鈴
- ふぇっ?!
守屋麗奈
- 起きてると思ってなかった守屋。
- んん、おはよ、守屋ちゃん。
藤吉夏鈴
- お、おはよ……
守屋麗奈
- ……ふふっ
藤吉夏鈴
- え?え?何?💦
守屋麗奈
- いや?昨日の守屋ちゃん可愛かったなって
藤吉夏鈴
- ?!?!///
守屋麗奈
- 思い出さなくていいからぁ!
守屋麗奈
- いや、まあ、私の指で鳴いてる守屋ちゃんも悪くなかったなって
藤吉夏鈴
- いや、だって……
守屋麗奈
- 夏鈴ちゃんの指は、確実に私の弱い所を突いてくる。気持ちのいいところばかり触られたらそりゃ、声を出さずにはいられないよ……
- (あーやばい、そんな事考えてたらフラッシュバックしてきた)
守屋麗奈
- この一夜での出来事。
- 守屋ちゃんの弱いところなんてすぐわかるよ、すぐ顔に出るから
藤吉夏鈴
- そう言われてすぐに探り当てられる弱点
- んんああぁっ///
守屋麗奈
- 一際声を上げて身体を逸らす守屋。
- ふふっ、ここが弱いんだね……?
藤吉夏鈴
- 違っ……ああっ、んんっ…///
守屋麗奈
- 違うって言っても、体は正直だからね
藤吉夏鈴
- か、り…んんっ、ちゃぁっ…ん…///
守屋麗奈
- んあっ…そこっ…らめぇっ…///
守屋麗奈
- 涙目になった守屋ちゃんの余裕のない顔は
流石にそそる。
- っ…この顔は、他には見せられないなぁ
藤吉夏鈴
- ああぁっ、そこっ…///らめぇっ///
守屋麗奈
- ふふっ、守屋ちゃん呂律回ってないよ?
藤吉夏鈴
- かり、ん、ちゃんのっ……せい、だからぁっ…///
守屋麗奈
- っ……守屋ちゃん、好きだよ
藤吉夏鈴
- 私もっ…///
守屋麗奈
- 指を一層早く動かす藤吉。
- ああぁっ、んああぁ…///だめっ、だめぇっ…///んあっ…あぁっ...///イクッ…///(ビクッ)
守屋麗奈
- ふふっ、守屋ちゃんイッちゃったね
藤吉夏鈴
- はあっ、はあっ…///
守屋麗奈
- 夏鈴ちゃんっ、上手すぎるよぉっ…///
守屋麗奈
- 守屋ちゃんのこと、泣かせたくなったから?
藤吉夏鈴
- 泣かせるって……
守屋麗奈
- 守屋ちゃんのその顔見れたから、満足かな
藤吉夏鈴
- もう……
守屋麗奈
- でも……襲われるの、悪くないかもっ
守屋麗奈
- ふふっ、じゃあまた襲うよ?
藤吉夏鈴
- ええ?夏鈴ちゃん出来るの?笑
守屋麗奈
- …守屋ちゃん
藤吉夏鈴
- ん?……あっ…んんっ///
守屋麗奈
- いまさっきまで泣かされてたの忘れた?
藤吉夏鈴
- ああっ、んんっああっ…///
守屋麗奈
- もう1回戦やってもいいけど?
藤吉夏鈴
- もうっ、ダメぇっ……だからぁっ…///
守屋麗奈
- んんんっ…ああっ…///
守屋麗奈
- こてっとやられてしまった守屋。
- あーあ、体力切れか。ま、また1回戦は今度に取っといてあげよ…
藤吉夏鈴
- 可愛……好きだよ、守屋ちゃん
藤吉夏鈴
- そんなことがフラッシュバックし、
あわあわとふためく守屋。
- ……待って私あんなに鳴いてた……??
守屋麗奈
- 何を思い出したのか分からないけど、笑可愛かったよ?
藤吉夏鈴
- もうっ……夏鈴ちゃんなんでああいう時だけ積極的なの??
守屋麗奈
- ああいう時だけって笑失礼な笑
藤吉夏鈴
- んー、可愛い好きな人が目の前で涙目にして鳴いてたら、そりゃー止められなくなるよ?
藤吉夏鈴
- 涙目って……とことんドSだなぁ…
守屋麗奈
- ふふっ、今日は天とまつりちゃんに報告だな
藤吉夏鈴
- えっ?!
守屋麗奈
- というのも、これは私の意見というより、あのふたりの提案で襲ったわけ。
藤吉夏鈴
- ええぇっ?!
守屋麗奈
- そうなの?!
守屋麗奈
- (だから覚悟した方がいいとか言ってたのか!!!)
守屋麗奈
- 高速理解した守屋。
- ふふっ、可愛い守屋ちゃんも見れたことだし、こればかりはあの二人に感謝だね
藤吉夏鈴
- んもうっ……
守屋麗奈
- (でも……)
守屋麗奈
- 気持ち良かった……
守屋麗奈
- ええ?
藤吉夏鈴
- えっ?!💦私口に出てた?!
守屋麗奈
- え、気持ち良かったって……
藤吉夏鈴
- わーわーわー言ってない言ってない!!
守屋麗奈
- ふふっ、守屋ちゃん
藤吉夏鈴
- 何……?
守屋麗奈
- 朝からもう一回やってもいいよ?
藤吉夏鈴
- だ、だめぇーーー!
守屋麗奈
- 朝からおあついふたりであった。
- Fin