イカタコ戦争
身内に見せる用です
- 【もしもイカタコ戦争が起きたら】
モブ
- 悪いね、ネガロ
ブラッド
- ブラッド……!!
ネガロ
- ネガロに容赦なく銃口を向けるブラッド
(※殺傷用のナワバリ兵器)
モブ
- お前、戦争が起きたからって
昨日まで友達だった奴に
こんな簡単に銃を向けるのかよ!
ネガロ
- 友達?……
ブラッド
- ああ、そんな話もしてたっけ
ゴメン、覚えてないや
ブラッド
- テメェ……!!
ネガロ
- タイミングよく味方の援護が来て
離れ離れになる二人
モブ
- 俺は絶対に忘れないからな!!
ネガロ
- 必ずお前を探し出して
復讐してやる!!
ネガロ
- 裏切りの代償は高くつくぞ!!
首洗って待ってやがれ!!
ネガロ
- そ。じゃあ楽しみに待ってるよ~
ブラッド
- いつもの調子で片手を振りながら
ニコニコと笑顔を浮かべている
ブラッドであった……
モブ
モブ
- ~荒れた街にて~
モブ
- こんなの絶対おかしいよ!
どうして争わないといけないの!?
アズキ
- そりゃ、オクタリアンの襲撃とか
昔の戦争とか色々あったけど……
アズキ
- バトルは皆で楽しくやるものだよ!
命をかけるなんて絶対おかしい!!
アズキ
- そ、そうですよ!
落ち着いて話し合いましょう!?
マリン
- きっと今までみたいに
仲良くできる道があるはずです!
マリン
- 無理だよ、マリン
ブラッド
- 4号さん……!?
マリン
- オクタリアンの領地の事は
知ってるだろ?
ブラッド
- 緑の少ない枯れた土地……
昔の戦争で負けた名残だ
ブラッド
- 君たちオクトリングとの交流が
どれほど増えたって、
今も数多くのオクタリアン達が
そこに暮らしていることに
変わりはない
ブラッド
- そしてオレたちの街から
デンチナマズを盗むほど
困窮している
ブラッド
- オレたちインクリングは
勝者であり略奪者なんだよ
ブラッド
- そ、そんなこと……!
マリン
- ねえブラッド、ネガロを見てない?
アズキ
- 2人は一緒にいたんじゃないの?
アズキ
- ネガロは……
ブラッド
- オクタリアンの所へ行ったよ
ブラッド
- そんな……ネガロさんまで……!
マリン
- ブラッド……
アズキ
- これで分かっただろ
もはや話し合いは無用だ
ブラッド
- さあ──
大ナワバリバトルを始めよう
ブラッド
- ブラッドの銃口がマリンヘ向けられると
アズキがその前に立ち塞がった
モブ
- ダメだよブラッド!
アズキ
- マリンは同じカラストンビ部隊の
仲間でしょ!?
アズキ
- でもタコだ
オレたちイカとは違う
ブラッド
- い、イカとかタコとか
種族で決め付けないで下さい!
マリン
- 私だってタコに──
オクタリアンに襲われた
ことがあります!
マリン
- オクトリングがみんな
オクタリアンの仲間だとは
限りません!
マリン
- そーだよ!
それにタコワサ将軍だって
クマサンの時には助けてくれたし
アズキ
- まだ和解できないって
決めつけるのはよくないよ!
アズキ
- “よくない” か……
ブラッド
- 銃口を下げて考え込むブラッド
モブ
- まあいいや
そっちはそっちで考えといて
ブラッド
- オレはもう行くから
ブラッド
- 行くって、どこに……!?
マリン
- “戦場”だよ
ブラッド
- 立ち去るブラッドの背中を
静かに見送るアズキとマリン
モブ
- なんだか……
大変な事になっちゃったね
アズキ
- はい……ネガロさんの事も
心配ですし……
マリン
- ブラッドさんもなんだか
様子がおかしくて……
マリン
- あれじゃあオクタリアンならぬ
イカリアンって感じだね
アズキ
- そ、そうですね……
(イカリアン……?)
マリン
モブ
- その後、イカタコ戦争を推進する派閥と
和平を望む派閥とで争いが勃発
モブ
- イカvsタコだけに留まらず
三つ巴の戦いに
発展していくのであった──
モブ
- へえ~
これがトリカラバトルかぁ
ブラッド
- こんなトリカラバトルは嫌だ!
ネガロ
- ~おしまい~
モブ
モブ
- 【おまけ】
モブ
- 【ブラッド(4号)】
戦争推進派のエリートとして
他の3人の前に立ちはだかるイカ。
元々万年A帯だったが
生死をかける戦いで覚醒した。
長年コンプレックスだったため
今の強い自分を手離したくない。
ブラッド
- 【ネガロ(3号)】
ブラッドに裏切られたショックで
一度は推進派として戦うが、
アズキとマリンの説得を受け
共にブラッドを止めるために
和平派に寝返るタコ。
元々天才肌でウデマエS帯だが
覚醒したブラッドと互角になる。
ネガロ
- 【アズキ(司令)】
和平派のイカちゃん。
カラストンビ部隊の司令として
皆を守らねばと思っているが、
時に残酷な判断でも下さねば
ならないことを知っている。
アホをやる余裕が無いので
いつもより口調が真面目がち。
アズキ
- 【マリン(8号)】
和平派のタコちゃん。
とにかく戦うのが怖い。
エリートタコゾネス時代の記憶を
取り戻して皆を援護するかも。
マリン