坂道ドキドキ写真部
乃木坂、日向坂、妄想トーク
- 坂道ドキドキ写真部
村上
- 文化祭が近づいてきて、僕ら写真部は展示の為にどんな写真を撮ったらいいか模索していた。
村上
- 部室には部長の金村、副部長の岩本、そして平部員の俺がいた。
村上
- 文化祭の準備期間の生徒の写真でいいよ
荒木
- なんか青春って感じするじゃん
荒木
- えーそれじゃなんか普通すぎない?
岩本蓮加
- 荒木くん適当すぎ
金村美玖
- そーいう君は普段どんな写真を撮ってるんですか?
金村美玖
- じゃあなんだ、インスタ映えするエモい夕日の写真ばっかり展示する気か?
荒木
- うーん、鳥とか、犬とか、、、女の子
荒木
- そもそも撮ってるとこ殆ど見たことないんですけど
岩本蓮加
- まぁねぇ
荒木
- それはぁ
荒木
- アラーキーはなんで写真部入ったの?
岩本蓮加
- たまたまうちに一眼レフがあった、から、かなぁ
荒木
- まぁ部員が少ない分、君みたいのでも入ってくれてよかったけどねぇ
金村美玖
- てか俺抜けたら部活無くなるから
荒木
- そう、実は先輩が引退してから僕ら写真部の部員はとうとう僕ら3人になってしまったのだ
荒木
- はぁ、そうなんだよねぇ
金村美玖
- まぁ私は別に他にも色々習い事あるからいんですけど
岩本蓮加
- ちょっとぉ、そんなこと言わないでよぉ
金村美玖
- なんで君らみたいな美少女が揃っているのに、こんなにも部員が集まらんのかね
荒木
- みんなあるのに気づいてないんじゃないの?
岩本蓮加
- カメラを買わなきゃいけないのはハードル高いよねぇ
金村美玖
- 何人か体験入部には来たんだけど、それからみんな音沙汰がなくなったよな、なんでだろ
荒木
- 今時一眼レフ?みたいなイメージはあるよねぇ、iPhoneで4Kが取れる時代だもん
金村美玖
- 場所も悪いよね、こんなとこに部室があるなんてみんな気づかないよ
金村美玖
- 風水的な?
岩本蓮加
- もっと後輩男子にアピールしなきゃ
荒木
- 絶対にいや
岩本蓮加
- 君、セクハラだぞ
金村美玖
- みんな興味ないのかな
金村美玖
- そもそも男子殆ど来なかったよね
金村美玖
- でも女の子は何人か来たよね
岩本蓮加
- つまり、アラーキーが後輩の女の子をすけべな目でみすぎたからだよ
岩本蓮加
- それはあるな
金村美玖
- ないよ!
荒木
- なんや、なら俺がやめればええんか
荒木
- また辞める辞める詐欺や
金村美玖
- やめないくせに
岩本蓮加
- いやいや
荒木
- いいのー?
岩本蓮加
- せっかくのハーレムがなくなっちゃうぞ
金村美玖
- グヌヌ
荒木
- 魔性すぎる
荒木
- そういう意味では、俺は今の写真部が一番いい。
3人でくだらない話をしたり、3人でお茶会をしたり、たまには3人で写真を撮ったりもする。
そういう日常が僕は好きだった。
誰かが介入することで僕らの関係性に何かしらの変化をきたすことには激しい抵抗感があった。
荒木
- とにかく、この展示がラストチャンスだよ
金村美玖
- ここで後輩に写真の魅力を見せつけなきゃ、この部活は私達の代で終わり
金村美玖
- なんかそれは寂しいなぁ
岩本蓮加
- そうだねぇ
荒木
- 部長の金村は部員が増えないことに強い責任感を感じていた。
だから僕は、本当はこのまま僕らの日常を適当にダラダラと過ごしていたかったのだが、
彼女のために重い腰をあげることにした。
荒木
- 本当は部活なんて僕らの世代で終わってしまえばいいなんて思っていたくらいなのに。
荒木
- よっし、一念発起して頑張るか!
荒木