家出した○○とすとぷり 1話
毎日投稿一日目☆
- 私は○○
○○
- 今年から小学3年生になる
○○
- ………でも
○○
- ○○今日もあんた学校休みなさい
お母さん
- お母さん!待って…
○○
- いいじゃない
学校行くよりも家の事手伝って
お母さん
- っ…
○○
- いつもこう、
学校行きたくても行けない
お父さんが他界してから
○○
- 毎日そう…
○○
- っ…お母さん………
○○
- なに?
お母さん
- あ、そうだ
今日は窓の掃除からしてもらいたくて…で、そのあとに…
お母さん
- お母さん!
○○
- ビクッ
お母さん
- なによ…。
お母さん
- 今日は小学校の始業式だよ!?
○○
- 私…。
始業式だけでもいいから
一度学校に行きたいの!
○○
- はぁ…
お母さん
- ○○……
お母さん
- いつからそんな我儘を
言うようになったの…?
お母さん
- お母さんは
そんな子に育てた覚えないわ
お母さん
- 私だって…
こんな嫌な環境で
育てられた覚えない…
○○
- っー!!!
お母さん
- あんたね!!
いいかげんにしなさいよ!!!!
お母さん
- お父さんがいなくなってから物わかりが良くない子供になって…!
お母さん
- 私がどれだけ
苦労してきたか!!!
お母さん
- それは私も同じだよ…!
○○
- うるさいうるさい!!
お母さん
- バシッ(叩く
お母さん
- っ
○○
- なんで……
○○
- 言うこと聞けないなら
躾けるしかないわ、
お母さん
- いい?
これからあなたはこの家の番犬。
お母さん
- 犬なの
お母さん
- 私の言うことには全部
「はい。」
お母さん
- 返事は!?
お母さん
- …はい……
○○
- ○o。..。o○
○○
- そして現在、
中学一年生
○○
- まだ、私は犬の立場を
やっている
○○
- でももう…いいなりになるのは
……!
勘弁だ!!!!
○○
- (今ならお母さんいないし
逃げ出そう!
○○
- スッ(立ち上がる
○○
- ガチャガチャッ
○○
- っ!
○○
- そうだ…手錠…
○○
- 〜っ!
○○
- ガチャガチャガチャガチャガチャ!
○○
- 取れっ………そう!
○○
- カチャンッ
○○
- よしっ
○○
- ふらっ
○○
- ……
○○
- 何年ぶりだろ……歩いたの…
○○
- 足がおぼつかない…
走ろうとしてもうまく……
○○
- ぶんぶん(首を横に振る
○○
- (今はそうじゃなくて
とにかく歩く!少しでもここから遠くに…!
○○
- ○o。..。o○
○○
- はぁ……はぁ…
○○
- (何時間歩いたんだろ…
○○
- (ご飯も食べてない…
今頃お母さん私のこと探してるかな……
○○
- (だめだ…意識が…
○○
- バタッ
○○
- !?
莉犬
- どうしたの?莉犬くん
ころん
- 今なんか音が…
莉犬
- え、耳いいね
ころん
- 何も聞こえなかったな…
さとみ
- え…?俺だけ?
莉犬
- 多分そうだと思う…
俺には聞こえなかったな
ななもり。
- 僕も
るぅと
- 俺も
ジェル
- マジ?
莉犬
- まじ
すとぷり
- え〜…
莉犬
- ま、帰りましょ?
るぅと
- で、でも…
莉犬
- (音の鈍さからして
人間の可能性が…
莉犬
- ……
ななもり。
- 気になるなら行こっか!
ななもり。
- え!
莉犬
- みんなは先帰ってて!
ななもり。
- 俺と莉犬くんで
音のした方に行ってみるから!
ななもり。
- わかった!(ななもりーぬいがい
すとぷり
- ○o。..。o○
すとぷり
- たしかこっちらへんだった気が…
莉犬
- そうなの…?
ななもり。
- 結構歩いたけど
見つからないからいないんじゃ…
ななもり。
- なーくん…っ
莉犬
- ん?
ななもり。
- これ…!
莉犬
- 女のコが……
莉犬
- …!
ななもり。
- ちょっちょっと!
ななもり。
- だ、だ、大丈夫ですか!?
ななもり。
- 起きれますか!?
ななもり。
- (((ゆさゆさ
ななもり。
- ………
○○
- 意識無い…
莉犬
- 意識戻ってから
話は聞くとして……
ななもり。
- ひとまずお家につれてこ!
ななもり。
- そうだね…!
莉犬
- ヨイショ((おんぶする
莉犬
- !?
莉犬
- 軽っ……
莉犬
- じゃあ行こっか…
ななもり。
- うん…
莉犬
- ○o。..。o○
莉犬
- ただいま
ななもり。
- ただいま
莉犬
- !
すとぷり
- ふたりともおかえっ…
すとぷり
- だ、誰…?
すとぷり
- あとで説明するから!
一旦待っててくれる?!
ななもり。
- うん(なーくん焦ってる…
すとぷり
- じゃあ莉犬くん
その子部屋に運んで…
ななもり。
- 俺色々持ってくるから!
ななもり。
- わかった!
莉犬
- タッタッタッ
莉犬
- っ………?
○○
- ん…………
○○
- (眩しい…ここお部屋?
○○
- (隣りにいるのは…
○○
- あ!目が覚めた?
莉犬
- ……?!?
○○
- ほんと!?
ななもり。
- うんうん!!
莉犬
- よかったぁ〜!!
ななもり。
- え、あ、はい、え
○○
- そりゃ混乱するよね…
ななもり。
- じゃあさぱっと
説明するね!
ななもり。
- 説明終わる
ななもり。
- と、いうことで…
ななもり。
- ……なる…ほど…
○○
- それで助けてくださったんですか
○○
- 倒れてて意識なかったからね
莉犬
- …………ありがとうございます
○○
- ……と
莉犬
- 俺らからちょっと
聞きたいことあるんだけど
莉犬
- 聞いてもいいかな…?
莉犬
- は、はい
○○
- えっと、
莉犬
- まず、あんなに夜遅かったけど
どうして一人だったの?
莉犬
- 家…出…ですかね…。
○○
- お母さんに
ここ数年間犬のように扱われてきましたから…
○○
- もう、耐えられなくて
○○
- そっか…。
莉犬
- じゃあ、手首とかに付いてる傷はお母さんに?
莉犬
- ………………………はい
○○
- ………………………手首のは………手錠の跡で…
体とかは…殴られたり蹴られたり…カッターだったり………………。
○○
- そんな……
ななもり。
- (子供にするようなことじゃない…
莉犬
- じゃあ、俺からもいいかな
ななもり。
- …はい
○○
- 誰か頼れる人はいる?
ななもり。
- お母さん以外で
学校の先生とか友達とか
ななもり。
- お父さんとか
ななもり。
- ……………
○○
- (なっなーくん
莉犬
- (コレ、もしかして聞いちゃいけなかったかな…!?
ななもり。
- (うん…多分……
この子震えてる…
莉犬
- (やばいやばい…💦
ななもり。
- ごっごめんね…
ななもり。
- いいづらい………よね
ななもり。
- お父さんにも…
ななもり。
- ……………………
○○
- 違い………ます…………
○○
- え?
ななもり。
- え?
莉犬
- お父さん……は………
事故…で………
○○
- ……!
莉犬
- 誕生日の……日……に、…
他界…しました…。
○○
- えっ……
ななもり。
- ごっごめん!
俺……無責任に…
ななもり。
- ……………大丈夫です………
もう…過去……の…
こと…だ…から…
○○
- (嘘…
声震えてるし…
莉犬
- (それでお母さんに虐待受けてるなら…学校行ってないから
莉犬
- (………先生も友達も
誰も頼れなかったんだね…
莉犬
- ……っ
莉犬
- トントン
莉犬
- ……?
○○
- 名前はなんて言うの?
莉犬
- ………○…○.です
○○
- そっか、……○○ちゃん
莉犬
- ぎゅっ
莉犬
- !?
○○
- よく…今までたえてきたね…
莉犬
- 一人で…大変なはずなのに…
莉犬
- よく…………
勇気を持って………
家出って選択…
莉犬
- してくれたね…!
莉犬
- !
○○
- うっ………
○○
- うわぁぁん……!
うっ…グスッ
○○
- ……
ななもり。
- ぎゅっ
ななもり。
- 頑張ってきたね……
ななもり。
- うぅっ……ヒック
グスッ………ぅ…………
○○
- 頑張った頑張った…
莉犬
- (よしよし
莉犬
- (温かい………
○○
- (抱きしめられたのは…
泣いたのは…
いつぶり………だろ…
○○
- ……
ななもり。
- ……
莉犬
- ○○ちゃん落ち着いてきた?
ななもり。
- ……
○○
- ○○ちゃん!?
ななもり。
- バッ(顔を見る
ななもり。
- あ…
莉犬
- きっと…安心して寝ちゃったんだね
莉犬
- スー…スー…
○○
- ガチャッ
○○
- なんか泣き声したけど
どしたん!?
ジェル
- 流石に暴力は…!
さとみ
- スー…スー…
(寝てる人と
○○
- (寝てる人を抱きしめてる人と
莉犬
- (それを見守る人
ななもり。
- ………
すとぷり
- どういう状況?
すとぷり
- ○o。..。o○
すとぷり
- なるほど
るぅと
- それであんなに傷があったんだ…
ころん
- 大変だったろうに…
ジェル
- またあのこ……○○ちゃん…
が、起きたら
さとみ
- 俺ら自己紹介するか?
さとみ
- そうだね
莉犬
- 一方的に○○ちゃんのこと聞き出しちゃったからね
ななもり。
- じゃあ○○ちゃん
起きるまでにお風呂沸かして
ご飯作って………
莉犬
- 色々頑張るぞ〜!!!
莉犬
- お〜!
すとぷり
- 続く
すとぷり