*野郎LINEの裏側*その1
書きためてたものです。ライ主♀メインで若干のレグリ。お付き合いから◯に至るまで
- ねえねえライバルくーんっっ
コトネ
- ……なんだよ。
ライバル
- あのね、今暇?バトルしない?
コトネ
- お前から来るなんて珍しいな。
でも用事があるから今はダメだ。
ライバル
- ええっ?ライバルくんに用事なんてあったんだ。つまんないの。
コトネ
- どういう意味だよっ!
……まあ、今日の夕方なら空いてるからいけないこともないぞ。
ライバル
- あ、夕方はママのとこ帰るから駄目なんだ。ごめんね。
コトネ
- ……。
なら、明日はどうだ?
ライバル
- うーん……明日の朝はエリカさんと約束してるし、昼はナツメさんの予約とってるし、夜はグリーンさんと対戦で会うことになってるんだよぉ。
会えるなら会いたいけど……。
コトネ
- そ、そうか。
……なあ、グリーンってどんなやつ?
ライバル
- え?戦ったことあるでしょ?あんな感じの人だよ。
コトネ
- いや、あるけど。
……そんな、何度も戦ってはいない。
一度だけだ。
ライバル
- あ、ライバルくん番号もらってないのね。
もー。いっつもそんなんだから人寄せ付けないんだよ!!
コトネ
- ……。
いや、ジムリーダーの番号全員知ってる方が逆にすげえよ。
ライバル
- そうだ!なら明日私と一緒にいる?皆さんにダブルバトル申し込もうよ!その時にライバルくんも番号教えて貰えばいいんじゃない?
コトネ
- えっ
いや、俺はそんなものに興味は……。
ライバル
- あのね。強くなりたいんでしょ?それならジムリーダーと戦って鍛えるなんてとても大切なことなんじゃない?
人を避けないのっ!
コトネ
- うっ……。
ライバル
- んじゃあちょっと待っててね〜電話してくるから!
コトネ
- … …
コトネ
- お待たせーっ
皆さんオッケーだって!
コトネ
- じゃあ……朝、俺はどうすればいい? いつもどこで戦ってるんだ?
ライバル
- ヤマブキシティの格闘道場だよ。現地集合にしよっか。
私はちょっと隣のタマムシデパートで買い物してから行くね。
コトネ
- 俺も行く。ちょうどタマムシデパートの技マシンが欲しいと思ってたから。
ライバル
- そう?なら一緒に買い物しようか! えへへー、明日楽しみだなー。
コトネ
- ……あの。話戻すが、グリーンって奴とはよく会ってるのか?
ライバル
- え?うん。毎週日曜の夜ならだいたい空けてくれるんだよー!
ほんと、感謝感謝だよねっ
コトネ
- …………もしかして、お前に気がある、とか……。
ライバル
- えっ?? そんな!ありえないよ! だいたいグリーンさん恋人いるし。
コトネ
- そ、そうか。 なら良いんだ。
……いや良くないっ!
ライバル
- ん??
コトネ
- 別になんでもないっ!!
ライバル
- えー!気になるよー!何一人で喋ってんの?
コトネ
- お前には関係ない!
ライバル
- ……。
私ライバルくんのそういうところがきらーい。
コトネ
- !!!!!
べ、別に……お前に悪さするつもりで言ったわけでは……。
ライバル
- そーう?なら教えてよ。
コトネ
- ……。
お前が奴のこと、好きなのかな……と思った。それだけだ。
ライバル
- え!そっちの方がないよ!そんな、恋人いる人好きになってどうするのよ。
コトネ
- ……そうか。そうだな。
ライバル
- それだったら、毎週会ってるカツラさんも私好きってことになるじゃん!絶対ないでしょ!笑
コトネ
- ……ああ。
よ、よかった……。
ライバル
- あ、でも。毎週会ってるマツバさんはかっこいい大人って感じで素敵なんだよね〜憧れる〜っ
ちょうど、恋人、いないんだよね……マツバさんは。
コトネ
- !!!!!!!
駄目だ!!あんな婆さんたち囲ってジムリーダーやってるやつ、お前みたいなガキ相手にしてくれないぞ。
ライバル
- えー?でもマツバさん、良い人だよ。優しいし、これぞ大人ってところ見せてくれるよ。
この間紅葉デートしたんだ〜。
コトネ
- なっ……!!!!
おい、今度会うって日に俺も連れてけ!!
どっちが強いか勝負してやる!!!
ライバル
- な〜にムキになってんのよ。
いいよ、じゃあ電話しておくから。きっとオッケー貰えるよ。
コトネ
- お前もだぞ!絶対、俺がいつか倒してやるからな!覚悟しろ!
ライバル
- いいわよ〜?早く私を負かしてね。 出来れば、だけど?
コトネ
- ……フン。じゃあまた明日な。
俺もう用事あるから。
ライバル
- うん!また明日ね。
コトネ