ちびっこ魔法使いとその先生。
第3話《成長過程》〜新キャラだ!!〜
- ー第3話ー《成長過程》※やや長め
- おや? あなたが新しい魔法使い様ですか?
???
- え?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- おっと、名前も名乗らず失礼致しました。
???
- 私はフィオ。一応この魔法舎を管理しています。
フィオ
- そこに立っていたのは、とても背の高い痩せ型の男だった。
- あなたが新しい魔法使いのアレア様ですね。
フィオ
- あっはい。そうです。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 管理人さんなんですね。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- そうですね。管理人兼教師といったところでしょうか。
フィオ
- なるほど、じゃあ先生って呼んでいいですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- ふふっ、ぜひ呼んでください。
フィオ
- 立ち話もなんですし、中に入って魔法使いを紹介致しましょう。
フィオ
- どうぞこちらへ。
フィオ
- ありがとうございます。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- あれ、その子が新しい魔法使いさん?
???
- おや、ベルさん。
そうですよ。この方がアレア様です。
フィオ
- こんにちは、魔法使いさん。私はベル。よろしくね。
ベル🔔
- 黄色(緑混じり)の髪をした、優しそうな女の子が見ている。
- はじめまして。よろしくお願いします。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- うふふ、なんか礼儀正しいね。でも敬語じゃなくていいからね。
ベル🔔
- 慣れるまでは敬語でもいいですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- ごめんごめん、無理にやめなくてもいいよ。
ベル🔔
- ゆっくり仲良くなろうね。
ベル🔔
- ベルさんは、いつから魔法使いになったんですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 1年半前くらいかな、一気に成長しちゃったから分かんないかもだけど、
魔法使いになる前は、アレアちゃんと同じく3歳ぐらいだったよ。
ベル🔔
- なんか3日前まで私も3歳だったなんて嘘みたいです。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- ベルさんは今何歳ですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- うーん…何歳だっけ。
ベル🔔
- 魔法使いは、幼少期から小、中学生まで一気に育ち、
少し成長速度を落として20歳程まで成長します。
フィオ
- なのでベルさんは今、約16~17歳ですね。
フィオ
- もうそんな歳か!
ベル🔔
- 早いなぁ〜。
ベル🔔
- じゃあ私もまだまだ成長するんですね。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- そうですね。一ヶ月後には小学校を卒業するでしょうね。
フィオ
- えぇ!?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- というか、何でそんなに早いんですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 魔法は、成長とともに強くなり、
20歳程になると、魔法の強さが決まります。
フィオ
- そのため、魔法使い自身の強さを知り、
自分に合った訓練方法を見つけなければいけません。
フィオ
- なので幼少期や、青年期は不必要なんです。
フィオ
- なるほど、でも母さんが言ってました。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 本に書いてあったけど、魔法は成長過程の経験や感情に左右されるんだって。
訓練とか、知識量とかで系統も強さも変わるんだって。
母
- ゆっくり育てばいいのにね〜。
母
- って言ってました。
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 成長過程を削ってしまったら、
魔法にも響くんじゃないですか?
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 私に言われましても、創造神では無いのでなんとも言えませんが、
フィオ
- (たっ…確かに。)
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- 成長過程に左右される、つまり
成長過程が長ければより左右されるようになる。
フィオ
- もしその間に、間違った知識や情報を入れてしまったら、
長い分影響が大きくなります。デメリットがあまりに大き過ぎますよね。
フィオ
- なので魔法使いは、後入れの経験で魔法を成長させるんですよ。
フィオ
- なるほどねぇ。
ベル🔔
- (母さんにも教えてあげよ。)
アレア⋆̩☂︎*̣̩
- ー続くー
- ー追記ー
アレアって8歳(小2)設定なんですけど、
「賢すぎでは?」って思われそうなので言い訳します。
魔法使いは脳の成長も早いので知識を詰め込めば
結構簡単に覚えて、博識になることが出来るのです!!(The言い訳)
あと8歳と言いながらも現在進行形でどんどん成長してます。