どうしても伝えられなかったこと。
僕の小さい頃の体験談です。 暇があれば見てみてください
- 今日もどこからともなく響く
僕
- 毒々しい鈍い音
僕
- あんたのせいで!!!!!
お母さん
- あぁ、、聞き飽きたな
お母さん
- 生まれてこなければっ!!!あんたなんかぁ!!!!
お母さん
- あんた、、、前は名前呼んでくれたのになぁ
僕
- もういい、、、!
お母さん
- こんなオモチャ
お母さん
- 捨てたら楽になれる
お母さん
- !
僕
- 捨てられるんだ、、、
僕
- 遠いところへ行って、、、
お母さん
- 、、、、
僕
- 早く消えてよぉ!!!!!
お母さん
- 目障りなのよ!!!!!!
お母さん
- 、、、、。
僕
- お願いだから、、、ねぇ、、?
お母さん
- っ〜!!!!
お母さん
- ガシッ
お母さん
- ゔっ
僕
- 早くっっ
お母さん
- 消えてっつってんのよ!!!!!!!!!!
お母さん
- ガシャンっっ
僕
- つ〜、、、
僕
- はぁはぁ、、、
お母さん
- もう、、、帰ってこないで、、、
お母さん
- パタン
お母さん
- 、、、、
僕
- 生まれて
僕
- 名前を呼ばれて
僕
- 愛されて
僕
- お父さんもお母さんも
僕
- すごく優しかった
僕
- いつからだろうなぁ?
僕
- こんな関係が一瞬のように崩れたのは
僕
- いつからだろうなぁ?
僕
- ほら!あのお宅
近所の人
- お父さんが亡くなってお母さんが精神おかしくなったって!
近所の人
- 聞いた!聞いた!あれだけ仲良かったのにねぇ?
近所の人
- あぁ、そうだ
僕
- 目の前で交通事故にあったお父さんのこと
僕
- お母さんが一番愛してたもんね
僕
- あんたなんかぁ!!!
お母さん
- あんたが消えれば!!
お母さん
- 幸谷さんは生きていたのに!!!
お母さん
- 一番愛してたお父さんが死んで
お母さん
- “二人“で育てると決めた僕が残って
お母さん
- お母さん
お母さん
- 僕が消えればって思ったんだもんね
お母さん
- 心の傷 僕が埋められたらってどこかにあった気持ち
お母さん
- お母さんにとっては腹立たしくてたまらなかったんだ
お母さん
- “ごめんなさい“
お母さん
- もうこの一言も言えない
お母さん
- ヒューヒュー
僕
- 息が 上手くできない
僕
- こういうときだけ 当たり前が当たり前じゃなくなる
僕
- あれ、、、あそこのお宅の子よね?
近所の人
- なんでお家出てるのかしら、、、
近所の人
- だめよ!関わったら私達が不幸になる、、
近所の人
- 行きましょ
近所の人
- 助けてよ
近所の人
- 見て見ぬ振り
近所の人
- 、、、しないで?
近所の人
- あぁ、、、だめだ
近所の人
- 意識が、、、、
近所の人
- ねぇお母さん
近所の人
- 僕ね
近所の人
- どれだけ殴られても
近所の人
- どれだけ軽蔑されても
近所の人
- どれだけ悪口を言われても
近所の人
- お母さんが僕のこと 大嫌いでも
近所の人
- 僕はね
近所の人
- お母さんの事
近所の人
- 大好きだよ
近所の人
- うまく生きれなくてごめんなさい
近所の人
- 好きを伝えられなくてごめんなさい
近所の人
- お父さんの代わりになれなくて ごめんなさい
近所の人
- 癒しになりたかった 邪魔でしかなかった
近所の人
- 伝えられるかなぁ?
近所の人
- 来世は きっと
近所の人
- ずっとずっと 大好きだよ
近所の人
- お母さんが死んでしまうときまで
近所の人
- 来世は 隣にいさせてね
近所の人
- 来世会えたとしても
近所の人
- 僕は もう僕じゃなくなるし
近所の人
- お母さんはもう お母さんではなくなるけれど
近所の人
- また。 新しい形で
近所の人
- 会えたらいいね
近所の人
- 僕は。 ずっと ずっと
近所の人
- お母さんのこと
近所の人
- 心の底から
近所の人
- 大好、、、き、、、、だ、、、よ、、、、
僕
- 僕、、、、お母さん、、を
僕
- ず、、、と、、、、
僕
- .・·°*.·°・.*.・·°.・·°·.・·°·・..・
僕
- 今、、、、
近所の人
- 喋った、、、わよね
近所の人
- うん、、、
近所の人
- っ、、、
近所の人
- ごめんね、、、僕、、、
近所の人
- 助けられなくて、、、、、、、、、
近所の人
- ·°・*·*°··・.・.·*·・.・°・·°*·°・.・···°・.*·*°・.°°・·・.·*°
近所の人
- .・.··・*°·・*·.·・·*°·..·..·.°
僕
- 思うだけじゃ伝わらない
主
- 僕は あのときちゃんとわかったことでした
主
- これは。 僕が実際体験した話です
主
- あのあと目が冷めたら 保護施設のような場所にいて
主
- たくさんの人に助けられ。
主
- たくさんの人にありがとうをいってきました
主
- もちろん。大好きも
主
- でも。お母さんだけには 言えなかった
主
- 大好きもありがとうも
主
- それだけが 後悔です
主
- お母さんがつらかったこと。
主
- たくさんたくさん我慢して
主
- 僕の前で笑ってくれたこと
主
- わかってたはずなのに 僕は助けられませんでした
主
- 目の前にいる 大切な人を
主
- だから。
主
- いつか 死ぬなんてわからないから
主
- ふとしたことでも
主
- たくさん 伝えてみてください
主
- 大好きもありがとうも
主
- 僕は 会いたくても もうお母さんにもお父さんにも
主
- 会えません
主
- 泣いていたのに。
主
- 辛かったのに
主
- 耐えていたのに
主
- 一番近くにいる僕が
主
- 一番動けなかったから
主
- 読んでくれて ありがとうございました。
主