いつかまた、
🌈🕒寄⚔️🐰、非葡萄 捏造贋作死ネタ概念含。御本人様とは一切関係御座いません。初投稿故不慣れな点多数之可能性。以上ご理解頂ける方だけ。
- …あー、死んじゃいましたね。
🐰
- 死生観について配信で語っていたらまさか本当に一瞬にして終わりを迎えてしまうなんてとんだ仰天。アプリのバグでしょうか、もしくはわたくしについている過激派アンチが遂にラインを越えて存在を消滅させたか。死ぬまでにやりたいことと称してリストを作っていたけれど、だってまだまだ生きると思っていたから全然解消出来ていない。まったく困ったものだ。しかもどうせ孤独なのだろう、まさかわたくしと同じ道を辿った人間なんて…
- …あ、死んだのか。
⚔️
- おや。……剣持さ〜〜ん!ちょっとちょっと、奇遇ですねぇ。
🐰
- へえ、やっぱり人間って自分が死んだら直ぐにそれを理解できるのか。誰でもそうなのかな、いや、きっとわたくしとこの人だけでしょうね。というか縁があるものだ。死後の世界でも彼にお世話になるとは思ってもみなかった。
- クッションみたいに柔らかい地面、その上を優雅にふわりふわりと跳ぶように歩み寄って。
- え、は。え?委員長?
まさか委員長も…死んだんですか?
⚔️
- ええ、そうですよ?
…アレ、剣持さんって先程配信されてましたっけ?まだ20時ですよね…?
🐰
- 24時は僕の時間ですよ、なんて豪語するくらいにはそれ以外の時間帯に配信をすることなんて滅多にない彼。わたくしはもう配信中に過激派に滅されたということで片付けたけれど…では彼はどうしてここにいるのだろうか。まさか自らのアンスレに過激な書き込みをしまくったり?もしくはレスバで無様に負けて切腹したか。息子がそんなのって、あまりに見ていられないですよお母さんは。
- してませんよ。ってか、配信とこれとは関係ないでしょ。
⚔️
- それがどうやらあるようなんですよねぇ。
わたくしは過激派アンチに殺されましたけど、剣持さんは誰に殺されたんですか?
🐰
- いやいや、そんな質問この世にあってはならないんですよ。…ああでも、ここってあの世か。いや知らねえよ。あれじゃないですか?リスナーからの過激な態度で神様が勘違いしたんですよ、僕はとんだ悪党だってね。
⚔️
- はー。へっぽこクソザコ神様じゃないですか。
🐰
- 何をして時間を潰そうか、こうしてだべっていればいつの間にやら異世界転生に出向く位の準備は出来ていそうだな。けれどここはわりと居心地が良い。何も考えなくていいし、こんなこと言ってBANされる心配もない。
- 語彙が小学生なんだよなぁ。
んで、どうしたら帰れるか探しましょうよ。
⚔️
- えっ。帰るんですか?
🐰
- …は?
⚔️
- 信じられない、といった感じで目を丸くする彼。いや、そんな顔されたって、ちょっと傷付くじゃないですか。
ここでしか出来ないことは数多とあるんだからその全てを今しておきたい。どうせ帰れるのなら、この時間を享受すべきだ。
- まだいましょうよ、ここは剣持さんが思うよりずっと良いところだとわたくしは思いますけどね?怖いものも無いし、誰かに攻撃されることもない!
🐰
- ……まぁ、もうちょっと既にホームシックですけれど。
🐰
- あー、ヒヤヒヤしました。
人とちょっとズレてるだけかと思ってた先輩がかなり危ない思想持ってる人間だったのかと疑いましたけれど、いつものへっぽこクソザコ委員長ですね。
⚔️
- ちょっと、わたくしの台詞を引用しないこと!
ああ、それバーチャルラップバトルで培ったテクニックですか?やるねぇ剣ちゃん、お母さんビックリだわ〜…。
🐰
- マジでうるさいなこの人、喧しいんだぁ。
兎に角!こんなところにずっといるのは困るんですよ、今だって、ロリの配信見てたんだから。
⚔️
- ああ、理由はそれかよとあからさまに顔を顰めてみせた。返ってきたのは鈴が転がり鳴った時のような清楚な笑い声。わたくしから清楚枠を奪うんじゃあないぞ。
- 仕方ないですね〜、ちょっと惜しいけれど、ここに来たくなったらまた何時でも来れますし。…不謹慎って怒られますか?
🐰
- 誰も咎めませんよ、ここには誰もいない。だから心配無用ですね、これが記録に残れば、まぁ、突然にじさんじ公式からライバー2名契約解除のお知らせツイートが上がるかもしれませんけど。
⚔️
- うわぁ、おっそろしいことを言うな!!
さっさと帰りますよ、こんなところ!
🐰
- 哀れな神様、哀れなこの場所。振り回されてばっかりですよ…。
⚔️
- 意識を集中すれば、すぐに帰れる。こういうものではお決まりだ。そして、これも、わたくしも彼も貴方も創作の海の生き物だから。ご都合主義として定まり決められている。結末は、そう、
- ちょっとねえ、レポをしたくて!
わたくし見たんですよ、死後の世界を!剣持さんと一緒に行ったんです!
🐰
- 配信中、杞憂民がぶわりと湧いたのは言わずもがな。そんな話。