小説的な
身内ネタ
- 目覚めたのは、何処とも知らぬ白い空間だった。
- そこに横たわっていたらしい体を起こせば、相変わらず見てるのは白色。どちらが上でどちらが下なのかすらも、分からなくなる程、ただ白い空間だ。
- ここは……?
マイネ
- ポツリとつぶやいた言葉は、その空間に反響して溶けていった。
- 誰も居ない。その事実に、気が遠くなりそうだ。
- ……マイネ。
萌葱姫乃
- 私の、生まれ変わり。
萌葱姫乃
- ふと背中から聞こえた声に振り返る。そこにいたのは、私にそっくりな少女が一人。彼女は一体誰なのか。頭の奥が痛む様な感覚に囚われた。
- あな、たは……誰?
マイネ
- 生まれ変わりって、なんの……こと?
マイネ
- 目の前の彼女は、柔らかく微笑むと私の頭を撫でた。他人に撫でられるというのは、こんなにも心地よいものだったか。母親に撫でられている様な感覚がして、そっと目を細めた。
- そう、覚えてないのね。
萌葱姫乃
- 無理も無いか。前世の事だもんね。
萌葱姫乃
- ……いいわ。私の記憶を貴方にあげる。それを封じるか永遠に覚えているかは、自由だから。
萌葱姫乃
- …………え?
マイネ
- その瞬間、頭に流れ込むのは、何十世紀という膨大な記憶の量。それが1度に流れ込んでくるという感覚。頭が割れそうだ。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
- いっ……ああああああああああああああああっっっ……!
マイネ
- 私の意識はそこで途絶える。最後に見たのは、私をそっと抱きしめたあの少女の、悲しげな微笑みだった。
- ……これで、私は消えちゃうのかぁ……。最後に、――君に、合いた、かった、なぁ………。
萌葱姫乃
- その少女が涙を流しながら消えて行ったことは、最早誰も知り得る事は無かった。
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投稿日時:2016-06-12 11:13
投稿者:箱庭
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LINEにて
- オリジナルの探索者のLINE会話。因みに彼らは一度も使ったことありません。
2016-12-09 00:38
投稿者:箱庭
あー
- 上げ直し
2016-06-12 22:29
投稿者:箱庭
小説的な
- 身内ネタ
2016-06-12 11:13
投稿者:箱庭
創作男子の線会話
- 上げ直し、二次創作要素注意
2016-06-05 11:16
投稿者:箱庭
創作男子の線会話
- 二次創作要素ありますのでご注意。恐らく線での創作男子達の会話。
2016-06-05 02:22
投稿者:箱庭
二次創作の二人
- 多分某線的なアプリでの会話。
2016-06-04 23:24
投稿者:箱庭