創作っ子
うちの子
- みんな、みんな、死にました
ヴァイ
- 僕意外、みんな殺されました。
ヴァイ
- みんなを殺したあいつを、僕が殺しました。
ヴァイ
- あいつを殺すとき少しだけ、何かが満たされた気がしたよ
ヴァイ
- なんだろう、復習できて嬉しかったのか、それとも人を殺すことに高揚したのか、わからないけど何かが満たされたんだ
ヴァイ
- ちっちゃい頃から僕は物事に関心を示せなくてね
ヴァイ
- 流行りのおもちゃもなにも特に欲しいものはなかった、心から笑ったこともなかった
ヴァイ
- だけど愛想笑いは大の得意で、しわくちゃに笑ったよ
ヴァイ
- 誰にも愛想笑いはばれなかった
ヴァイ
- 愛想笑い意外に、道化になるのが得意だったよ
ヴァイ
- みんなをよく笑わせた
ヴァイ
- お父さん、お母さん、妹、友達、みーんな僕の演技で笑わせた
ヴァイ
- みんなが僕が道化になると笑うから僕はずっと道化でいたんだぁ
ヴァイ
- 道化でいるとみんなが僕を好いてくれた、だけど僕は人に対して好意を持つことができなかった
ヴァイ
- ただ生きていくために、道化を続けてたんだ
ヴァイ
- 僕は道化意外に、人とどう関わればいいのかわからなかった
ヴァイ
- 優しさも、着飾った、他人なんて正直どうでもよかったけど、嫌われないために、人に優しくした
ヴァイ