Fate/Coll of Chaldea ‐悪魔の屋敷‐
FGOのカルデア所属の英霊達がクトゥルフTRPGをプレイするリプレイチャット風作品。ダイスの女神は気紛れです。
- さて、では始めるとするか。
舞台はそうだな、現代日本、どこかの世界の冬木でよかろう。
日本家屋がありヨーロッパ圏の家屋もあり少し離れて田舎もあれば新都市もある。相変わらず舞台にするのに便利すぎるぞ冬木。
そんな冬木の一角にあるギル邸(笑)でギルとコマドリが屋敷の何階かにあるリビングで寛いでいるところに、黒塗りのベンツで客人が訪れることだろう。
ちなみに時刻は午前10時ジャストから開始だ。
アンデルセン
- うげおいそれってまさか
おいアンデルセンの先生、そのベンツに目星でナンバー確認できるか?
ロビンフッド
- そうだな、先に聞き耳で判定だ。エンジン音に気がつければきっとお前は仕事の責任感からか窓辺に向かってナンバーを確認しようとするだろうさ。
アンデルセン
- コマドリ「ん?なんか今聞こえたような……?」
聞耳 1d100
ロビンフッド
- いやー開幕ファンブルはお約束過ぎて辛いですわー
ロビンフッド
- 貴様のwwwwww耳もwwwwww使えなくなったものだなコマドリ?wwwwww
エミヤ
- 言ってろ
ロビンフッド
- ではそうだな、貴様は最近のギルの横暴に疲弊していて肩凝り由来の耳鳴りが酷いと嘆くことだろう。
聞こえた気がしたのも貴様の耳鳴りだったと言うわけだ。
今夜の零時を迎えるまで聞き耳に-3、技術系の技能に-3のボーナスがつくぞ。良かったな。
アンデルセン
- ギル「どうした、何かあったのか駒鳥よ?よもや何もないのに俺の側を離れようというわけではあるまい?なんせ貴様は俺の愉悦なのだからなぁ?」
ギルガメッシュ
- コマドリ「うるせぇですよギル様。何かの音がしたと思ったんで確認しようとしたんですが、聞き間違いだってわかっただけですよ。 あと、ぼっち寂しいならぼっち寂しいって素直に言った方がいいっすよ。」
ロビンフッド
- ギル「ふはははははは何を言うかネズミめが!この俺がぼっち寂しいなんて言うわけがなかろう!勘違いも甚だしいぞ!だがまぁ面白かったのでとく許す!」
ギルガメッシュ
- なるほどフラグか。しかしこの英雄王なかなかRPに乗り気だな。
エミヤ
- ではそんな風にギルとコマドリが寛いでいると執事がやって来て二人の来客を報せることだろうな。
アンデルセン
- ギル「おい駒鳥」
ギルガメッシュ
- コマドリはそっぽ向いて口笛吹きますわー
ロビンフッド
- ったく仕方があるまい。どうせ客間に通してあるのだろう?コマドリをつれて顔を見に行ってやろうではないか。
おい駒鳥、武器は携帯しておけよ。
ギルガメッシュ
- あーそうだなアンデルセンの旦那、俺の武器って冬木に持ち込めてるのか?持ち込めてるんだったらパイソン持ってくんだが
ロビンフッド
- ふむ、ではそうだな、幸運でも振ってもらおうか。
アンデルセン
- そんなもの金に物を言わせればよかろう。
ギルガメッシュ
- なるほどな?確かにそうだな。雇い主はお前なのだし。
ではギルガメッシュ、貴様の英霊技能「黄金率」を振れ。どうせ金の巡りだろう?
それが成功すれば、貴様の詰んだ金によりコマドリは万全の状態で貴様の護衛につくことが出来ているのだろうさ。
失敗すれば当然額が足らなかったと言われて武器は足りない状態での仕事になるだろうよ。
アンデルセン
- よかろう、王の初ダイスを刮目するがよい!
ギルガメッシュ
- ギル) 黄金率70 1d100=85
ギルガメッシュ
- なんだつまらん。ただの失敗か。
ではロビンフッドは幸運だな。
アンデルセン
- あいよー。 ったくしっかりしてくれよなギル様?
コマドリ)幸運75 1d100=49
ロビンフッド
- なんだまたつまらん結果になったな。
ではコマドリは日本にやって来る直前に雇い主の金詰みが失敗していることに気が付くだろう。
そしてボーイズの持ち込みは不可能だと瞬時に判断し置いてくる筈だ。
パイソンはまぁ……貴様の幸運が成功しているから良しとしよう。
弾丸はお望み通り6発と予備に6発だ。
アンデルセン
- はいよー。んじゃあそれを腿のホルスターに突っ込んでついていきますわ。
ロビンフッド
- ではお前達二人は客間へと向かうことだろう。
そしてドアを開けた先には金髪に赤い制服を着た少年と、全身を藍と黒で染めた男がもてなされている。
そして金髪の方はお前達が部屋に入ってきたのに気が付くとそれはもう良い笑顔で挨拶をして来る筈だ。
藍色の方はコマドリに気が付くと一瞬驚いた顔をしたあと申し訳なさそうに眉を寄せるな。
アンデルセン
- やはりか…………今回のメンバーやベンツの時点で予感はしていたんだ……。
ところで英雄王が息をしていないようだが大丈夫なのかね?
エミヤ
- 別に良いだろ。どうせこの王様のことだ、すぐに元気になりますでしょーよっと。
コマドリ「よぉユリウスさんと、レオナルドの坊っちゃんじゃあネェですか。こんな悪趣味なお屋敷になんのご用で?」
ロビンフッド
- レオ「あぁコマドリさん!今度はギルさんのところにお世話になっていたんですね?excellent。それは好都合です。」
アンデルセン
- ユリウス「レオがまた曰く付きの屋敷を興味本意で購入してしまってな。今回もまた何時ものように掃除に入ろうとして俺が止めて、しかしレオはどうやってもその屋敷のオカルトを解決したいらしくてな。仕方なく妥協案として知り合いに頼むという形に収まったわけだ。」
アンデルセン
- コマドリ「なるほどそれで白羽がたったのがこのギル様だったと。はーしっかし、オタクんところの坊っちゃんも懲りないねぇ。オタクこれで変な屋敷買ったの何件目よ。」
ロビンフッド
- レオ「えーっと……五件目ですかね?内三件はあなたにお手伝いしていただきましたよね!あのときは有り難う御座いました。どれも更地にして別の施設をたててはいますが、あなた方の仕事はとても素晴らしいものでしたよ、ミスターコマドリ。」
アンデルセン
- コマドリ「はいはいどーもー。ってか、だったら俺とかあのブラウニーに頼めばよかったろ。なんでこのギル様なんかに頼もうと思ったわけ?」
ロビンフッド
- レオ「あぁ、なんでも最近富豪のギルさんが暇で死にそうという噂を聞いたもので。愉悦がないと死んでしまうのでしたっけ?正直今も意気消沈なされて死んでるようにしか見えませんが……」
アンデルセン
- レオ「まぁそれで、暇潰しを提供するかわりにこの屋敷のオカルトな話を解決していただけないかなと、話を持ってきたんですよ。」
そういってレオはなんの悪気もなく笑うだろうな。後ろではユリウスがやれやれと首を振っているぞ。
アンデルセン
- すっげーわほんとすっげーわ。キャラの使い回しもそうだけどこの坊っちゃんがトラブルメーカーにナチュラルに見えてくることがすげぇわ。慣れたくないわー。
ロビンフッド
- そういえばここのところのアンデルセン卓はずっとレオが事件を持ってきていたな……いやまぁそれはともかく、英雄王は本当に大丈夫なのかね?話の中心にいるのにまだ死んでいるぞ
エミヤ
- ふははナメるな贋作者よ。この俺が死んでいるわけがないだろうわかめ。
ギルガメッシュ
- どんな誤字だよオタク。
てか王様今までの流れ読んでました?どうするんすかこの話。
コマドリは雇われの身なんで、ギル様がいくっつーんならついていきますけど?
ロビンフッド
- ギル「おいレオ。貴様の話が本当ならその屋敷にいけば愉悦を得られるのだろうな?」
ギルガメッシュ
- レオ「ええ、それはもう勿論間違いなく。きっとスリリングで楽しい愉悦をご提供できると思いますよ。ねぇコマドリさん?」
アンデルセン
- コマドリ「いや此方にふんないでくださいよ。……まぁ今までオタクから受けた依頼でスリリングじゃないってのはひとつもなかったですけどね。愉悦とかは俺はわかんないんで。」
やれやれって首振っとくぜ
ロビンフッド
- ふむ……
ギル「よかろう。この駒鳥がスリリングというのだ。よほどのものであろう?その屋敷の掃除とやらこのギルが指揮をとってやる。」
ギルガメッシュ
- レオ「本当ですか!有り難う御座いますミスターギル!屋敷の方は更地にする勢いで掃除をしてくださって構いません。報酬に関しては、お望みのものを好きなだけとお約束いたします。もし人員をお二人以外に増やすのでしたら、その方の報酬も僕が支払いましょう。」
アンデルセン
- ギル「よい。ではその屋敷で起こった詳しい話を聞かせよ。」
ギルガメッシュ
- あっんじゃあ俺はその間にちょっと失礼してブラウニー巻き込むために電話しますわ。
ロビンフッド
- ふむ。
1d2 = 1
エミヤ
- ちっ着信拒否は解除してしまったか……!!
エミヤ
- いやーダイスの女神に愛されてましたわー
ロビンフッド
- そうだな、では着信拒否を解除していたえみやはコマドリからの電話に出てしまい仕事の話をしっかりと聞くことだろう。良かったな、またハーウェイの仕事だぞ。
アンデルセン
- えみや「こんなに嬉しくない仕事もそうそうないと思うのだがね」
エミヤ
- それでギルはその間にユリウスから
その屋敷に以前住んでいたのはマカリオという一家であり、住んで一年ほどたった頃に父親が大きな事故に遭い、その後間もなく激しい狂気に陥り彼は精神病棟に入れられたこと。
それからまた一月もしない内に今度は母親の気が狂い、二人とも訳のわからないことを口走るなか、
アンデルセン
- 燃える目をした化け物がどうこうと言っていたこと。
そして屋敷の中で異様なことが起きるという事と、二人ともとある一室には絶対に入ろうとはしないということを聞くことができるだろう。
ついでに最後に気を付けてくれとユリウスに激励されるぞ。良かったな。
アンデルセン
- と、こうして情報を伝え交渉を終えた二人は帰っていくことだろう。
時刻は午前11時を指している。
さてここで導入は終了だ。
あとは好きに動け、好きにあがけ。
お前達の導くエンディングを俺は楽しく眺めさせてもらうとしよう。
アンデルセン