いつでも傍に。
すとぷりの登場/何かを背負ったお客様の相談とは…?(クロニカのサブです)
- (やぁこんにちわ。私はストリムという者だ。
(今回は少し特殊な客が来る予感だな。
(ここは特別な人しか来れない。
(ちなみにここは人によって店員を出したりする。あ、ヤバいのとかそういう訳では無いぞ?
ストリム・ファンカ
- (ほら、次の客がお出ましだ…
ストリム・ファンカ
- カランコロン
主
- (そこには一人の女性客が立っていた。
(とても美しいが何処か儚げな感じがしたな。
ストリム・ファンカ
- えっと、ここは何処でしょうか?
相談者
- 外を見たら少しだけ水が溜まっている様子で、
何も無く、コチラのお店?がありましたので…。水面は綺麗でしたが…。
ずーっと先を行くとどうなってるんでしょうか?
相談者
- ふむ。まずはこの店の詳細をお話しましょう。
ストリム・ファンカ
- ここは【何かを背負った特別な人しか来れない店】…と言った所でしょうかね。
貴方は何か、特別な感情を持っているのでは無いでしょうか。
ストリム・ファンカ
- 因みにずっと先を行っても此方に戻ってくるだけですよ。
ストリム・ファンカ
- 特別な感情?そんなのありませんよ!
私は平凡極まりないただの一般人です。
相談者
- 一般人はこんな所、来れませんよ?
ストリム・ファンカ
- …っ。
相談者
- さて、貴方の本当の感情(気持ち)、教えて下さい。
ストリム・ファンカ
- 店長!お菓子何が良いかな?
莉犬
- うーん…あ、ばーむくーへん?を持って来て!
ストリム・ファンカ
- あのフワフワなやつね!分かったー!
莉犬
- さて、お話の続きをどうぞ。
お菓子はまた後で嗜みましょう。
ストリム・ファンカ
- …私は、幼い頃から…病弱で、熱を出してばっかりだったんです。
相談者
- ほう。
ストリム・ファンカ
- そして、たまに学校に行ったら、
【誰コイツ。こんなのクラスでいたか?】
とか、色々言われるんです。
相談者
- はいはい。
ストリム・ファンカ
- ですが、私は幸いにも頭が良く、褒められたりする事も多々ありました。
相談者
- はい。(…承認欲求系か?)
ストリム・ファンカ
- お母さんも、喜んでくれました。
相談者
- とても、とても嬉しかったです。
相談者
- それでは何が此処に繋がる扉になったのでしょうか…。
ストリム・ファンカ
- きっと、私は承認欲求があったんでしょうね。
誰かに認めてもらいたい。誰かに好かれたい…等。
相談者
- ですが、私が小学…5年生ぐらいかな。
別の学校から来た新しい先生が担任でした。
私が通っていた学校は三学期制で、丁度二学期ぐらいでしたかね。
相談者
- はい。
ストリム・ファンカ
- 急に、疲れて来たんです。
相談者
- …ほう?
ストリム・ファンカ
- 何事にも疲れたんです。友達付き合いにも、
勉強にも、物事にも。
相談者
- 【生きる事にも。】
相談者
- …はい。
ストリム・ファンカ
- その年にはおじいちゃん家で飼われていた大好きな犬も死んでしまいました。
相談者
- 何故死んだのでしょうか?私が悪かった?私が生きたから行けなかった?
相談者
- 勉強にも疲れました。
相談者
- 頭を使う事にも。何もかもが無くなればどれだけ楽だろうか考えました。ですが、分かりませんでした。
相談者
- 完璧な自分を目指そうとする度に、何かを忘れている様な気がして溜まりません。わかりません。答えが出ません。
相談者
- 生物の死はいつかはあるだろうとグッとこらえました。ですが、その事を聞く度に何度も考えてしまうのです。
相談者
- もう、嫌なんです。
相談者
- 疲れたんです。
相談者
- 生きる事が楽しくないんです。
相談者
- もう、もう、疲れました。
相談者
- ちょっとお客様、落ち着いて?
莉犬
- あ、ごめんなさい…。
相談者
- 大丈夫だよ!世の中には感情が乱れて、精神が病んでしまう人も沢山居る!貴方の言っている事は可笑しくないよ。逆に、俺はその方が正しいと思うな!だって、
莉犬
- 誰しも間違ったり、大きな壁に当たる事もある。だけどそれを乗り越えなければ人間と言うものは成長しない。だから、だからこそ、
死にたいと思って当たり前なんだ。
莉犬
- それはお客様にとっては苦痛なのかもしれない。
莉犬
- だけど、人間はそうやって成長していく物。
莉犬
- 君はまだ生きる。だから、命がない人。いいや、生命の為に生きるんだ!
莉犬
- 確かに誰かが。それは、犬や猫にだって、動物全体にその事が言える。誰かが死んでしまう事は悲しい事。だけど、君達はそれ以上生きられる。きっと死んでしまったワンちゃんも、君が存在を忘れなければ、心の中では生きているんだ!
莉犬
- 心の…中…で…。
相談者
- そう!心の中で!
莉犬
- あぁ、そうか…
相談者
- 私、きっと一人で勝手に思い込んでただけなんだ。
相談者
- 生物は死んでしまったらそこでおしまいだって。
相談者
- だけど、莉犬さんのお陰で気付けました。
相談者
- 心の中では、生きているんだって。
相談者
- ストリムさんも有難う御座いました。
私のこんな相談に乗って下さって。
相談者
- これからは…犬の事も考えながら、一緒に生きても行こうと思います!
相談者
- どういたしまして!根本的には解決出来てないだろうけど、落ち着いたのなら何よりです!
またご縁があれば!
莉犬
- 今回は莉犬くんがお世話になりました。
また、特別な感情が出来たら此方に是非、
いらして下さいね…。
ストリム・ファンカ
- …はい!
相談者
- …バームクーヘン、美味しかったです!
相談者
- また、ご馳走してくださいね!
相談者
- …はい!
ストリム・ファンカ
- カランコロン
主
- 今回は莉犬くん大活躍だったね!
ころん
- 本当に、ですね!
るぅと
- それにしてもあのお客さん、
いつかまた、良い事で来る気がする。
さとみ
- …確かに!
ななもり。
- 俺達はその時が来るまでその思い出を持ってるだけやで!
ジェル
- …うん!
莉犬
- (今回もこの従業員達は可愛い…じゃなくて、
こういう風に稀に心に闇を負った人が来る事もある。
(あのお客様には来て欲しい…いや来ちゃダメなのか?まぁ、どちらにしろまた良い事で来るだろう。それでは皆の者、またどこかでお会いしよう。
ストリム・ファンカ
- いつでも傍に。 終わり
主
- 待って、何かよくわかんない事になってる…
主
- …新しくなっちゃった(´>ω∂`)
主
- あずの実験室!
主
- これからよろしく┏●
主
- 此方をクロニカのサブ垢にしまふ(((
主