死中に活を求める
- Bonjour？（ﾎﾞﾝｼﾞｭｰﾙ）久しぶりだな、アダウィン少佐殿
D
- Guten Tag？（ｸﾞｰﾃﾝﾀｰｸ）飢餓に苦しむ蛙食いの挨拶には答えられず、申し訳ない
A
- おつむの弱いボッシュが良く言うね。その様子だと、上官付き合いも骨が折れるのだろう？
D
- 全くだ。閣下には甚だ遺憾である
A
- だが、貴様の大隊を出向させたこと、賞賛に値する！念願の首が手に入るのだからな！！
D
- これを運命と言うのであれば、神とやらはさぞ退屈なのであろうな。
A
- 遺言はそれだけか？安心しろ、綺麗に殺してやる。
D
- 果たしてそう上手く行くだろうか？
A
- ——爆発音
- なッ･･･！
D
- 貴官さえ前線へ引きずり込めば、共和国は袋の鼠だ。
A
- ボッシュ如きが･･･！それで勝ったつもりか･･･？調子に乗るな！
D
- ——銃声が鳴り響く
- なんだ･･･と･･･
D
- なるほど、虚をつかれた。あれほどお手だし無用と念をおしたのだが･･･致し方ない。
A
- 俺が滅びようと、いずれ貴様には神の鉄槌がくだるだろう…首を洗って待っておけ……！
D
- その軍服には不似合いだな、血の赤など
A
- ･･･クルハッツ中尉、一旦引いてルンヘックの班と合流しろ。悪いが残りは私の獲物だ。
A