花高一同2 清水珠理愛編
続.創作学生たちの雑談
- ちょっと、ワタクシを差し置いて楽しそうにお話してらしたわね、アナタたち!
清水珠理愛
- 清水先輩?
授業抜け出してきたんですか。
成田柚李絵
- 授業中だろうと、シンゴがいるところならばどこへだって付いていきたいものです!
ねえ、ゆりえもそう思いませんこと?
清水珠理愛
- そそ、それ、僕に聞くんですか
成田柚李絵
- いや授業くらいは気にしてくださいよ。
ていうか
俺について来ないでくださいッス
四谷慎吾
- いつもながらツレナイヒトですわね…。
今日はジュリア特製の、
お弁当までこしらえてきましたのに!
清水珠理愛
- ええっ、
あのジュリア先輩が手作り弁当作ってきたのか。
こんなねグセボンバーなネクラメガネのために?
宮永弥人
- ちょっと黙れやカマ◯ビッチ
四谷慎吾
- カマ◯?!
初めて言われたけど?!
イチオー女も喰ってるよ?!
宮永弥人
- だから黙れって
四谷慎吾
- ビッチは否定しないんだな
柚木美由紀
- さあシンゴ、ジュリアがあーんして差し上げますわ。コチラにいらして?
清水珠理愛
- あ、あーん?!
つかまだ昼じゃないッスけど
四谷慎吾
- つべこべ言わずにいらっしゃいな!
清水珠理愛
- す、すす、ストップです!!
成田柚李絵
- いやっ、なぜとめるのゆりえ?!
まさかあなた、ワタクシにしっ
清水珠理愛
- いやああ!!それ以上喋らないでくださいぃ!!
成田柚李絵
- 成田、さん…?
四谷慎吾
- あ、や、その、うふふ、
よつやくん、エビアレルギーだったでしょ?
だから、あぶない~って、思って。ね。
成田柚李絵
- まあ!そうとは知らずにジュリアったら、イケナイ子………!!くすん
清水珠理愛
- エビならあたしが食べるぞ清水!
柚木美由紀
- オレにも弁当分けてくださいよー
宮永弥人
- うふふ、よくってよ。
では、シンゴにはこのアスパラベーコンをあーんしてさしあげますわ。
ほらシンゴ、口をあけて?
清水珠理愛
- え、あ
四谷慎吾
- あーわわわわわっ、きゃあ!
成田柚李絵
- うごふッッ
四谷慎吾
- ゆ、ゆりえ!またしてもワタクシのじゃ…………ま……………
清水珠理愛
- おお
柚木美由紀
- ブッッ
宮永弥人
- ひゃわわわわ!!ごめんよつやくん!!ごめんね?ごめんね?!
重いよね?!重かったよね?!
成田柚李絵
- あ、べ、ベツに。その、軽いし。
ちょっと、痩せすぎなくらい。
四谷慎吾
- わ、ワッツハプン?!
清水珠理愛
- 清水諦めろ、これはもうデキてる。
柚木美由紀
- なにがですの?!
清水珠理愛
- ごちそーさまっす
宮永弥人