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ひとり劇場

わたしの初恋#2

キンプリ永瀬廉くんがジャニーズになる前からのお話。

彼の名前は永瀬廉。サッカー部。1年1組。
色が黒くて、笑顔が素敵。わかることはそれくらいだった。

授業中も、その顔が忘れられなかった。
私は今年の4月に中学に入学して、バスケ部に入った。小学校の頃からミニバスをやっていて、地元の中学はそこそこ強い学校だった。練習は毎日きつかった。
わたしには4つ上の兄がいる。水原斗真。うちの兄、実はジャニーズの生田斗真である。私も小学生の頃少しだけ子役をやっていだけど、今は活動休止中。今後どうするかは未定。今は普通の中学生だ。

部活終わりのバスケ部のミーティング中。練習を終えたサッカー部が後ろを通った。その中に、彼がいた。かっこよかった。
どうすれば彼と仲良くなれるだろう。6組だから全く接点がない。
そう考えているうちに、夏と秋がすぎ、年が明けてしまった。

わたしはといえば毎日きつい練習に耐え、毎日バスケをしていた。3年生が引退し、2年生主体の部活になったことで、私も試合に出て少しずつ活躍できるようになった。毎日の練習は辛いけど、たまに見るサッカー部の永瀬くんを見ると頑張れた。

どうすれば存在を知ってもらえるだろう。そう考えた末に出た答えは、バレンタインにチョコを渡すことだった。チョコを渡せば、少しでも印象に残るかもしれない。それだけを考えてチョコを渡すことにした。もちろん作ったことも渡したこともない。でも、渡すだけだし、なんか言われたら義理チョコだといえばいい。(なんのお世話にもなってないけど笑)

そして迎えた2月14日
友人一人には伝えた。同じクラスでバスケ部、一番信頼できる沙良。
その日は部活だったし、渡すタイミングも分からなくて、そもそも話したこともないのに渡すのとかきもいと思われるかなと思って、朝一に机に入れることにした。

朝7時に学校に行って、机の中に入れた。机の中には彼の教科書が数冊入っているだけだった。念のため席替えしてないか念入りに確認した。

朝練で1組のりつに言うか言わないか迷ったが、言うことにした。机の中にチョコを入れるから、彼がちゃんと気づいてくれるか見てほしいと伝えた。もし気づかず机の中で腐ってしまった後に気づかれたら、溜まったもんじゃない。腐ったチョコをあげた人になってしまう。

りつはめちゃくちゃ驚いていたが、ノリノリで承諾してくれた
れな
どうなるんだろう、、
ドキドキしっぱなしのれな。
彼女はまだ、これから起こる未来のことをまだ知らない。

3  

投稿日時:2021-08-15 12:18
投稿者: R
閲覧数:25

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